巡礼の旅(お遍路&スペイン サンティアゴデコンポステーラ馬巡礼)

当初四国遍路にフォーカスしていましたが、今後巡礼に範囲を広げました。

新四国曼荼羅霊場 三度栗大師観音寺

2010年12月11日 | 旅行


台風が四国を直撃する可能性もあるというニュースに心配しながら、コンクリート作りの国民宿舎土佐なら来ても大丈夫と思いながらも、時折ニュースをチェックしているとコースが関東にずれて四国はセーフでした。 昨晩もし台風が直撃したらもう一泊とフロントに話をしてあったのですが、これでは出かけるしかないです。 朝食を取った後、フロントで仮予約をキャンセルして出発。今日の予定はまたへそ曲がりなコースです。 須崎にある番外霊場 二ツ石大師 大善寺です。 道すがらにあるですが、あまり訪問する人がいないみたいです。 国民宿舎土佐のある高台から一旦戻って浦の内湾を左にみながらのルートが本来のルートらしいですが、右にみる横浪黒潮スカイラインのほうが、景色もいいので今日はこちらを取りました。 ちょこちょこと登り下りがありますが、そこは自動車道ですから息が弾むこともありません。 約18キロのスカイラインも浦の内湾からのコースと合流して6キロちょっとで須崎の町に入ります。
四国番外霊場 二ツ石大師 大善寺の手前に新四国曼荼羅霊場 三度栗大師観音寺なるものがありました。 また寄り道大好きな私はそこに吸い込まれていきました。  



案内には『弘仁10年頃(820)弘法大師御巡錫ありて、童子の栗を採り居りしを見られ、一箇所望せられしに、童子採りし栗を全部捧げしを嘉賞せられ、年に三度稔る様にと祈念せられ、尚、樹高くては採り難き故、柳の如く枝垂れ、採り易き様にして遣わすと、宣いしとなん。』



そしてこの謂れの原木を探し出して境内に植えたとあり、その三度栗は古木ながらここで大師さんに守られているそうです。 その栗の木がこれです。 でも高くて手は届きそうもないな。(信仰が足らないね)



三度栗は和菓子にもなっており、岩本寺の山門を出たところにある和菓子屋さん松鶴堂にあり参拝の後で頂きました。





納経場もあるのですが、新四国曼荼羅霊場とまた別の霊場を一つだけというのもおかしいかなと考えて今回納経はパス。 地図に従って左回りに歩いて直ぐ四国番外霊場 二ツ石大師 大善寺に到着です。

新四国曼荼羅霊場の公式ホームページは
http://www.mandala88.com/

平成元年に巡礼の聖地,四国の幾千年の歴史を誇る代表的古刹八十八寺が神仏の力を結集し,マンダラ(曼荼羅)の世界を作り上げました。  「知恵」 「愛情」 「和合」 「創造」 「感喜」=マンダラ
四国曼荼羅霊場は五部で構成されています。知恵をおこし(地),愛情をはぐくみ(水),その愛が和合し(火),新しい創造を生み(風),そして歓喜の世界(空)に至る。曼荼羅霊場を巡拝する事により,あなたは,地・火・水・風・空の過程を経て,スーパー パワー(マンダラ)を得ることが出来る。 あなたは釈尊と弘法大師と,はたまた天照大神と…一体になれるのです。 札所の順番は徳島県から始まり香川県、愛媛県、高知県、徳島県となっており、順打ちをすると四国の代表的霊場である四国八十八箇所とは逆方向の巡拝となる。