宇佐大橋を渡り、旧遍路道を抜けてまたなだらかな道になったら直ぐに36番清龍寺到着でした。 36番清龍寺の本堂までは急な階段があり、ここを引退した朝青龍は上り下りして足腰を鍛えたとかいう話があります。 確かに急です。
登り口前に納経場があり、その隣に美しい大塔があるので、こちらがご本尊かと見間違ってしまいます。
階段を上り詰めた上にはご本尊 波切不動明王がおられます。 静かな雰囲気でなにかスピリチャルな雰囲気が感じられます。 惜しむらくはご本尊 波切不動明王が格子戸の奥に囲われてしまい、なにかそのスピリチャルなパワーがブロックされてしまっているようです。 確かに階段下の納経場しか人はおりませんから、悪さする人がいても止められないでしょう。 でも格子戸があるとちょっと幻滅です。
しばしお参りして納経場へ、ここで奥の院への行き方を教わります。 今日の宿泊は国民宿舎 土佐です。 国民宿舎って泊まった記憶がありません。 4時からチェックインですといわれており、36番清龍寺の奥の院はこの国民宿舎 土佐の裏側にあります。 納経場横の林の中の道を登り始めると、ここにも四国88箇所参りができるようになっています。 人影はまったく見当たらず、静かな登りです。 時折国民宿舎 土佐でしょうか音がしますが、静かです。 一度車道を横切ってたどり着いた場所が奥の院でした。
ここにおられます不動明王さん、場所の感じ、本当に目を閉じていたら不動明王さんがでてきそうです。 お堂の両側には烏天狗でしょうか、悪いことをしたら駄目だよと見守っているようです。 時間調整もあるので、リックをおろし、灯明、お経を上げて不動明王さんと心の対話をします。
不動明王さんの真言って長いです。 ちょっと覚えるには長すぎるで、壁にその真言が書いてありそれを読むのですが、それがいかにも雰囲気があり、久々に本当にいいところにきたなと感じました。
1時間ほどここで過ごし、そろそろ国民宿舎のチェック時間になったので林をぬけて、国民宿舎の裏、調理場あたりの柵の隙間から抜け出るようにして国民宿舎に到着。 ここはいいところでした。