巡礼の旅(お遍路&スペイン サンティアゴデコンポステーラ馬巡礼)

当初四国遍路にフォーカスしていましたが、今後巡礼に範囲を広げました。

頑固な住民

2017年11月03日 | 旅行

 

やっとポルトガルルートに合流して教会の向かい側、ベンチのそばの立ち木に馬を繋いで遅いランチに出かけようとしたら、住民が出てきてガイドたちになにか言っています。 ガイドがすこし立腹した顔で馬をさらにベンチから外れた立ち木に縛りなおしました。 時間はもう3時過ぎ、パドロンまでまだ12キロ、時間にして約2時間かかる場所です。

今日は日曜日、目的の食堂はまだ日曜日のランチ時間で混んでいてなんとか場所を見つけて座り注文。ところが待てども待てども料理が出てきません。 順番に調理しているみたいで、ガイドが指をテーブルにトントンしていら立つ感じです。 4時ごろになって遅いランチが終わり、ガイドがパドロンまで行くかい? この先は2年前と同じルートだけど。そこで2年前の怖かった記憶がよみがえりました。
1)一部鉄道Renfeの線路横を歩きます。 こんな時に電車が来たら馬はパニックになります。 この時もガイドが真剣な表情で急いでといい、駆け足に近い速度でここを抜けました。
2)パドロン駅近くの市街地に踏切を渡る場所があります。 2年前の私の馬トルーファは光る線路が怖くて渡るのを拒否。3回目に手綱を絞って前を向かせて線路を渡りました。 この間5分ぐらい、後ろに車が列をなしてまっていました。 今年の私の馬も臆病なところがあり水は怖くないですが、水たまりは怖いという不思議な馬でした。 同じ水なのに水たまりは身をよじって避けます。
6時到着とはいえ7時過ぎになるので交通量も増えるし暗くなりだすことを考えると今回はここで終了してパドロンに車で向かう事にして、その旨をガイドに伝えます。

教会に戻るとさっきの住民がまだ二人待っていました。 相当の剣幕でガイドに何か文句を言っています。
ガイドも面倒だったでしょう。 今まで車を運転して後ろをついてきたローリーをそこに残して私たちを車に乗せてBaionの牧場にトンボ帰り、Baionで私たちを降ろして馬運車を繋ぎます。 馬を回収するとか。 馬運車の連結を手伝います。でもこの馬運車は最大2頭しか運べないので、最初に1頭を運んで2回目にローリーと馬2頭を運んでくるとか。 軽く考えても2時間ぐらいかかる仕事です。

 

今までCafeに入るなどで公園に繋いでも文句言う人はいなかったですが、今日はなんという日でしょうか
Vilanovaでおばあさんが馬に文句を言った後にガイドが最近馬の事を理解出来ない人がいるんだよねと言った事を思い出しました。 歩きから馬車そして車と交通機関が変化したスペインではあまり袋小路を見かけません。 必ず最後に転回できる広場があります。 これは馬車が後ろ向きには動けないことからなんです。 そんな文化が少しづつ変化してきたのを感じます。

3頭の馬を回収して手入れしたガイドは疲れ切っていました。
これで今年の馬旅前半は終了、数日おいてムシアーフィステーラに向かいます。



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