四国お遍路も三周目になると、いままで行きたかったけどとか、泊まりたかっただけどというところが出てきます。
今回はその一つ 高知県吉良川です。
日和佐から100Kmの道を三日間かけて歩いて到達した室戸岬、ここで今まで三日間道路と海しかみてこなかった目には室戸も都会に見えます。 その室戸で立ってつづけで三つのお寺を参拝した後に、時代を振り戻すように出てくるのが、古い街並みを残す吉良川です。
泊まろうにも宿はなし、時間的にも中途半端でもうすこし足を延ばしたいという場所にあるのが吉良川でした。
今回ここにできたののが、古民家体験ができる宿「角屋」です。
http://www.muroto-kadoya.com/index.html
主建屋と別棟がありますが、主建屋がおすすめです。
なん部屋でしょうか? 寝室になる部屋が二つ、リビングとダイニングがそれぞれ一つ
他に二部屋とお風呂と洗面所、これがコの字状に建てられた中に配置されています。

正面とかの紹介写真は角屋さんのホームページから見て下さいね。
これ一棟をお客さん一組だけに貸してくれます。 人数に幅はあるでしょうが、今回二人で止まりましたが楽しくなるような感じでした。
宿にあった新聞記事を読むと、お兄さんが亡くなってから、お兄さんの自宅を改装したとか、それにしても贅沢な古民家体験です。

夕食が絶品です。 自炊が原則なんですが、近くにある吉良川スーパーに連絡を入れて下さり鰹のタタキ体験が中庭でできます。

鰹をさばいて、藁であぶるところまで、これさえやれば今度は自分独力で出来るような気持になるくらい丁寧に教えて頂けます。 藁にハーブを乾かしたものを入れて香りをつけるなど独特に味付けもあります。
ご飯も独創的な土鍋で作ります。
楽しさでわくわくするような宿です。
最後に出来上がった夕食がこれです。

食器も選び放題です。
寝室はみた感じ、暖房器具がオイルヒータだけでさむそうでしたが、夕食後オーナーが来て布団を敷いていただいた時に思いがけないトリックがあり、安心すると同時にくすくすと笑いがでるような結果でした。 心配無用です。
それにしてもオーナーの人柄もいいけど、独創性が半端ではない。 過去相当な人ではなかったと感じる暖房器具でした。
吉良川にはもう一軒宿があります。(泊まったことはないです)
ともにインターネットで検索すると見つけることができます。
遍路して次のお寺、次のお寺と気になるあなた、たまには古き良き時代へのタイムスリップを楽しんで下さい。