Ponte de ponte Sampaio橋を渡ると巡礼道は右に折れて住宅街の中に入ります。
私たちもこの道に入り、歩き巡礼者の中を進みます。
ガイドによると今は休暇シーズンでフランスルートはこの10倍ぐらいいるから
馬の制御が大変とか。 ここでも充分大変です。
中学生ぐらい30人ぐらいのグループが木陰で足を投げ出して道一杯に広がって
休んでいます。 そこに空いた一筋の隙間を馬で抜けていきます。
馬は500Kg以上ありますから、足一本に100Kgあるので、子供の足を踏んだら
大事、困ったことに投げ出した足を引っ込めてくれないので、馬を落ち着かせて
そっと隙間を抜けます。
ここからポンテベドラ市内に巡礼道は入りました。 ここを抜けるの?
最初は円形の交差点、さぁどう抜けるのかと考えていたら、ガイドが車の切れ目に
さっと馬を乗り入れます。
ランナバウトは中に入った車が優先とは教わっていましたが、馬が入ると
全方向の車が入るのをやめて、中にいた車も減速して馬が抜けられるように
してくれます。 ガイドの後をトロットで追いかけて抜けます。
後で観光地巡りをガイドしてくれた若い人に馬がランナバウトに入るときの
ルールはあるかと聞くと別になにもないよとの事。 きっと馬も車と同じで
ランナバウトに入ってしまえば、最優先になるでしょう。
サンディアゴコンポステラのような大きな都市になると、このルールも大分甘く
なっているようで、時折ガイドが馬に脅威を与える運転手に大きな声で叱責
していました。
これから何回かランナバウトを抜けた先はポンテベドラの中心地です。
こんな繁華街を抜けていくのはびっくり。
親に連れられた子供たちが「カバーヨ」(スペイン語で馬の事です。 )と言って
傍に走り寄ってきますが、そこは馬文化の世界 安全距離を保ってくれるので
安心、カフェのメニューを上から覗き、2階から顔を出す人に挨拶
ただ一つ知らなかったことがマンホールの危険性。
写真にも家内の先方にマンホールがあります。
私の馬を除くと他は3年以上このような外乗経験をしているようですが、私の馬は
まだ経験が少ないようでした。 他の馬はマンホールを馬が避けていたのに、私の
馬はあまり頓着していないようでした。 これが今回のツアーで最初の落馬になりました。
馬は蹄鉄を履いているし、マンホールは鉄なので馬がここに乗ると滑るですね。
すると馬が足を滑らせて、馬体が大きくゆれることになります。
私の馬が後ろ足でマンホールに乗ってしまい、あっという間に前方に投げ出されました。
きっと後ろが急に下がってそれを馬が立て直したので、馬の背中で背負い投げをくらった
ような感覚でした。 幸い石畳の道ではなくアスファルト道でしたから大きな怪我も
なく軽い痛みだけでした。 乗馬プロテクタの重要性を体感させられました。
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来年はフランスルートを馬で行きたいと考えています。
興味ある方はコメントを残していただければ連絡先を教えます。
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