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巡礼の旅(お遍路&スペイン サンティアゴデコンポステーラ馬巡礼)

当初四国遍路にフォーカスしていましたが、今後巡礼に範囲を広げました。

逆うち 番外霊場&別格20霊場自転車参拝 四国交通事情

2012年06月07日 | 日記


はっきり言って危ないです。 どうしてこんなローカルルールが当然としてまかり通っているのか不思議な四国です。 

最初に駐車場から出る車、私はこれをローリングスタートと言って特に注意しました。 駐車場から道路に出る時に四国では殆ど停まりません。 駐車場で当りをつけると、歩道などなにするものぞとすーーと道路に出てきます。 そしてそのタイミングがまた不思議。 私の居る関東では駐車場から出るタイミングは走行している車にブレーキを踏ませない余裕がある時に出ますが、ここではぎりぎりでも出ます。 従って後続車はブレーキを踏むのですが、それは当たり前のようらしく誰もクラクションを鳴らしません。 自転車で歩道あるいは車道を走っていて、駐車場から出る車に引っ掛けられそうになると、出てきた車は停まって頭を下げるので四国の人は荒々しいのではないですが、交通規則を自分の都合いいように勝手に変えるみたいです。

二つ目に関東人の私に理解できないのは、路線バスの発車タイミングです。 関東では路線バスは公共交通ですから、路線バスが発車の合図をすると後続車は追い越しをしていない限り路線バスに進路を譲ります。 多くの人が使う路線バスの定時運行にみんなが協力しています。 ところが四国では路線バスが発車の準備が出来ても後続車が無くなるまで発車の合図をしないでじっと待っています。 そして後続車もそのようなバスが居ても我が道を行くのごとく、道を譲らずに走っています。 路線バスが公共機関ではないかのように感じます。

前回歩きで四国を回っていた時に、特に高知県で感じたのですがトンネル内に歩道が整備されていない。 国土交通省が道路に緑のペンキを塗って歩行者保護といって、通学児童がこのペンキの上を歩いているのをみて、なんて遅れた県だと思いました。 今回も四国は好きですが、交通事情はかなり遅れた地域だと感じます。 きっと四国四県の警察がサボっているでしょう。


最後に徳島で見た究極のマナーです。 弱者もへったくりもありゃしない。 よくぞこんな停め方をしたものです。


逆うち 番外霊場&別格20霊場自転車参拝 【別格第七番 出石寺】

2012年06月07日 | 日記

出石寺には伊予大洲からが便利がいいようです。 伊予大洲にはお遍路に有名な旅館「ときわ旅館」があります。 この旅館のいいところは当主がお遍路さんの心を知る為に自分も歩いてきたという経験とその経験に裏づけされた案内があります。 昨日夜ときわ旅館に入り、出石寺へのルートを伺うとそれはそれは間違え無いようなA4枚の案内図を渡してくれました。 あとは登るだけと考えたら、天気予報は雨。 結構きつかった。

伊予大洲が海抜10mほどなのに、今日行く出石寺は820mの山頂にあります。 800mの登りですからそれはきついでしょう。 718年に近くの猟師が鹿を射殺そうとして時に全山鳴動して鹿の足元から千手観音菩薩・地蔵菩薩の像が地中から湧き出したとかいう伝説のある地です。

道は西大洲から山道に入ります。 時折奥の養鶏場に餌を届けるトラックが追い越す以外には殆ど車が通る気配もありません。 かなり山に入ったところで、よくこんな地で住んでいるよねという感じです。

県道248号にぶつかると下り坂、帰りは登り坂になるのでげっそり。 雨も激しくなってきました。 また山道に入り養鶏場を抜けると県道28号、ここでやっと出石寺が間近と感じられるようになりました。 突如山の中から携帯基地局の高いタワーが見えたと思ったら山頂、出石寺です。 駐車場には車が一台、別格の霊場は88箇所に比べるとお参りする人が少ないです。 まして今日は雨、それも結構な雨です。



本堂、大師堂とお参りしました。 大師堂前には大きな牛の像があります。 インドではお寺にはナンディという牛の像が欠かせません。 ここもそのような謂れなんでしょうか?


ときわ旅館で食事は何か持っていくほうがいいですかと聞いたら、出石寺境内には御茶屋さんがあってきれいな方がいるので、ここでお饅頭でも買ってくださいとのこと。 その時は昔はきれいな方だと思っていたのですが、実際はジーンズが似合う若いお嬢さんでした。

帰りはやみかけた雨の中、下り坂をすっ飛ばして下りました。
6:00 ときわ旅館出発
9:00 出石寺着
9:50 出石寺発
11:00 ときわ旅館着
自転車だと下りは速いです。 特に今日は雨だったので、ブレーキが焼けて制動が甘くなることが少なかったので、路面は滑りやすかったですが1時間弱で降りて来れました。



逆うち 番外霊場&別格20霊場自転車参拝 【別格第十番 興隆寺】

2012年06月06日 | 日記


汗をふきながらたどり着いた本堂と大師堂、掃除しているお姉さんが300段だったのよ階段は、きつかったでしょうと笑顔で言います。 はいと息絶え絶えで答えて、輪袈裟をして、笈づるを着ようと思うのですが暑くて汗が吹き出てきます。 えい、いいやと笈づる無しで本堂でお経を唱えていると、中からお婆さんが僧侶に連れられて出てきました。 大師堂でお話を聞くと、死んだお爺ちゃんの法要で来たそうです。 あの階段を上がってきたのですかと聞くと、昔は下のにあるお堂でやっていたんだけど、今度の坊さんは上の本堂でやってくれるのでありがたい、それに車で上まで連れてきてくれたで助かったとのこと。 お寺専用道があるようです。

納経場で納経をお願いすると、お時間あります?と聞かれて勿論というと、あちらの杉の切り株を見てください。 二つに見えるでしょうけどあれは元は一つであそこからここの千手観音さんが現れたという伝説であの切り株から流れ出ている水には霊験あらたかなので、是非飲んでいって下さいとのこと。 たしかに美味しい水でした。

 

本堂前には護摩壇それも使用中の雰囲気があり中々雰囲気のあるお寺でした。








逆うち 番外霊場&別格20霊場自転車参拝 【別格第十番 興隆寺】

2012年06月05日 | 日記



生木地蔵から興隆寺までは約3Km 簡単に行けると思って走り出しました。 151号線を横切ったあたりから道は急な登り坂になりました。 あ!!やられた。 別格を甘くみてはいけません。 壬生川の駅が標高6m、生木地蔵が45m、それに対して興隆寺は298mもあります。 の急な坂を上っていくとやっと墓場が出てきました。 やっとついたと思ったら本堂はここから300段の階段を上がった上にあるそうです。

この道がまた楽しい。 牛岩なるものがあって、参拝者がこの石の牛に草を食べさせてあげる習慣ががあるとか、私もそばにあった草を食べさせてあげました。 

 

他に千年杉の切り株とかを見ながら登っていくとお寺にはふさわしくないような石垣、どうみてもこれはお城の石垣というものが出てきました。 これは寄進したのが城主で石垣を構築してしまったとか やっと本堂です。

 


逆うち 番外霊場&別格20霊場自転車参拝 【別格11番生木地蔵(生木山生善寺)】

2012年06月04日 | 日記



今日は伊予土居駅に行き、自転車を輪行袋に入れて、生木地蔵近くの壬生川駅まで移動 ここから別格11番生木地蔵と別格第十番 興隆寺を参拝、可能なら別格第九番 文殊院まで行けるかなと考えました。 折り畳み自転車のいいところは、交通量が多い都市部などは畳んでスキップすることが出来ます。

壬生川駅を出て走ると以前歩いた道に直ぐ合流、歩いた時は結構遠かった生木地蔵まで1時間ほどで到着。前回と変わりなく正面には、お大師さんが一夜の中に彫刻された生木の地蔵の元、残念ながら昭和二十九年の洞爺丸台風の風で倒れた木がその姿を横たえていました。

納経所の人がすこし機嫌がわるいようでどうしたのかなと思っていたら、前に来た参拝者が大分おかしな人だったようです。 私が丁度は境内に入ってくるタイミングで出て行ったですが、石を跳ね飛ばして、自転車の私をよけるでもなく、車道に強引に割り込んで警笛を鳴らされていました。 納経帳のスタンプラリーをしているみたいでしたね。


生木地蔵さんの本堂は大分傷みがひどく、仏様が伏して修繕代の寄付をお願いしていました。 いつもはこちらが伏してお願いするのですが、仏様に伏してお願いされたので寄付しないわけにはいきません。 今回も前回同様に喜捨をして次の興隆寺、ここから大した距離ではないと高をくくって走り始めました。 勿論別格のお寺、結果は予定を大幅に変える難路でした。