サロン・風変わりな人材開発の宴 

人の育成について、色々な視点から書いていきます。これは、体験記であると同時に、次の人材開発施策に対するトライアルです。

「戦わずして負ける」part2

2017年02月09日 07時19分06秒 | 企業経営
前回、「戦わずして負ける」という、「戦わずして勝つ」をひねくった内容で書きました。少し、説明しておいた方がよいなと思って追記致します。

50代が「もう、これからは君たちが頑張らなければ」とい言って、40代以下に期待する話し。
伝統的な大企業では、50代に部長が集中しています。実は、40代以下に「頑張れ」と叫んだところで、実はこの50代の部長が邪魔になって動けない場合が多い。

若い人は、「(たいして働かないのだったら)早く辞めてもらいたい」と思っています。

会社は、日本の人口の縮図になっていて若手が少ない。頭でっかちの組織になっている。

昨日、50代における勝ち負けの話しもしましたが、その始まりは課長になるかならないかですね。各社で幅があるので、一概にはいえませんが、40代前後には見えてくるでしょう。ということは、大卒で会社に入って「15~18年」で今一つだと、お給料が上がるのがだんだん鈍くなり、そして横ばいのまま、或は下がって定年を迎えることに。

大企業の場合、30代でお給料が横ばいになったら、まずその後の昇進・昇格は難しいかもしれません。強い「引き」があれば別ですが。

管理職になる確率が15~18%程度。ならば、大部分の人は管理職ではないから、お給料がそうそう上がらない。ほとんどの人は、管理職が有する役割に相当する責任は持っていません。従って、「若い人、ガンバレ」と言われても、「権限がないからやりません」となる。「若手がやらないから進まない」のは管理職の責任。そこで、管理職が査定を下げても、実は大きく給料が下がらないのが大手。

結局、だれもやらない構図にみえます。そこで頑張るのは奇特な方か、何か好きな仕事でも見いだせたか。そういう人でしょうね。

「いや、そんなことない。きちんと仕事している」と反論する方がいらっしゃるかもしれません。

その時の解は、その仕事によって相手が付加価値と感じてくれるかどうか。
案外、そういうのを確認しないでやっていると思います。付加価値がないと思ったら必死に戦う。
でも、気にしていないから戦っているとは言い難い、故に、「戦わずして負ける」part2です
厳しい言い方で、お詫びしますが、これがよくみられる現実かもしれません。



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