仙台だより

半期に一度程度更新できれば・・

尊敬する人

2008年03月25日 13時43分12秒 | 日常
私は「尊敬する人」という概念を今まで持ち合わせていませんでした。子供のころから「尊敬する人は誰ですか?」と聞かれてちゃんと答えたという記憶がありません。

多くの人は「父」「母」と答えると思うんですが、私は感謝することはあれ、それは「尊敬」という言葉とは何か違う気がしていました。

でも振り返ると、今まで自分の人生に影響を与えてくれた人が多くいることに気がつきます。

まず最初に小学校5・6年生の時の先生。教師という枠を超えて一人の人間として、熱意を持って接してくれた先生は、恩師といっても過言ではありません。今会社の中堅となって人を教えるときに、その先生の影響からか熱血に指導するのもその影響かもしれません。

次に来るのが大学時代にバイトしていたスナックのママです。この人も相当熱かったです。客が来ないときに二人で飲むことがあったんですが、かなりのダメだしを食らってました。それも、かなりこてんぱんに。今でも言われたことが脳裏をよぎることがあります。

次は入社後配属となった福岡支店の担当次長。この方はもともと担当ではなかったんですが、定年前に担当業務をされていました。そのときに私が入社したのですが、仕事に対して妥協しない人でした。明るく、頭脳明晰、活力がある。今から考えると、ラインから外れて担当になった人は指折り定年が来るのを待って、日常業務はそこそこに・・という方も正直少ないとは言えません。そういう人を見るたびに、その次長のことを思い出します。

人柄的にすばらしい人ということはあったんですが、自分にとって一番影響があったのは、入社後仕事があふれて「もう限界」というときに、「何かやってあげるよ」といって、私のファイルをぱぱっと抜き取って、さらさらっと仕上げてくれたことです。その後は自力でやるようになったんですが、その1回の出来事については今でもことあるごとに思い出します。その次長にとっては単なる親切心だったのかもしれませんが、仕事というのは一人でやっているのではない。ということを感じました。

自分の仕事は常に最初から最後まで基本的には自分ひとりで完結させるものなので、精神的な圧迫というのは結構あります。だから自分が人の仕事を見るときには、多少無理してでも何個か引き上げて、精神的な負担を減らすように心がけています。今の自分のセクションは多くの人が自分のことで精一杯なので、上から指示しても満タンの洗面器にそれ以上水を入れるようなもので、もうどうしようもないことがあります。だから入社したときの次長の対応は忘れることができません。

その後については、今現在の自分と関わりがある人がほとんどなので書けませんが、こうしてみるといずれも「熱い人」が多いです。その人が持っているものを人に伝える。そこには熱い思いがないと伝わらないということだと思います。

人との出会いというのは無限にあると思いますが、そういうものを大事にしたいですね。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おー! (会社同僚A謎のA)
2008-03-27 20:20:02
会社ってさ、いろいろありますよね。ホントにもう。
尊敬できる人・信用できる人、野生の勘でガシガシ探すのだ!おー!
熱い心大事にしたいです。失いそうになるけど。
・・・ところで、誰だかわかってます?(笑)・・・
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当たり前すよ~ (hiyoko)
2008-03-28 01:00:53
やはり人を見る目は前職で鍛えられたんでしょうか?

あ~更新忘れた!
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