仙台だより

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「美しい国へ」を読み終わり

2008年03月25日 13時06分24秒 | 日常
まず安倍さんを誤解していました。ただの両家の血筋で単なる優等生な方かと思っていましたが、とても骨のある兄貴的な方ではないですか!いまさら安倍さんを支持しても仕方ないですが、今度首相になることがあれば応援したいと思います。

今まで国(国会)に対していろいろ不満とか、あきらめとかありましたが、この本を読むと日本が好きになります。確かに言われてみれば、これだけ自虐的な国もない気がします。だから安倍さんは日本人に「誇りを持て」と言いたかったんだと思います。(憲法改正も戦後日本が独立するための必須事項だと)

ひいてはそのパワーが日本をまた盛り上げる原動力になると思っていたから、ナショナリズムを前面に押し出した指導をしていたのではないか?と思います。

ただ、今の日本では、愛国心とか憲法改正とかそういうことの前に、目の前の生活をなんとかしてくれという人が多く、受け入れられなかったのではないかと思います。確かに今の日本人が求めていることは間違ってはいないと思います。

安倍さん的には、戦後日本が復興してきたエネルギーは「経済復興」に注がれていたので、それは達成した。次は日本人としてのアイデンテティーを確立するときではないか?だから、お金とかそういうものは一定の水準まで来たのだから、次は自分の国に対する誇りを持とうよ!というメッセージだったと思います。

この本の三分の二は拉致問題・憲法改正・自衛隊・靖国問題などの日本が戦後抱える問題について書かれていますが、個人的には残り三分の一の年金・少子化対策・教育・福祉の項目が非常に参考になりました。

だから、首相在任中にこれらの年金・少子化対策・教育・福祉の問題を最初に熱く語って、何年か後に憲法に手をつければ良かったと思いますが、残念です。

それとこの本を読んで思ったのが、私自身が日本の仕組みをよくわかっていないことです。国民年金を月額いくら支払っているか、厚生年金が国民年金の上乗せで、自分が支払った同額を雇用先が上乗せして国に納めていること。ほかにもいろいろありますが・・。

ドラゴン桜で日本の官僚と政治家は国民がわからないように、重要なことは上の方だけで決めていると書いてありましたが、実際そういう面もあると思うんですが、こういう政治家が「自分の言葉」で書いた本があるということは貴重で、ほんと在任前か在任中に読んでおけばよかったと思わざるおえません。

そういう意味では、現在の首相の言うこともまじめに聞かないといかんなぁ・・と思うしだいです。

はい。

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