KISSYのひとりごと

日々感じたこと、ドライブ日記やDVDのレビューなど…徒然なるままに綴っています。

松本にやってきた特攻隊<その4>

2012-09-16 19:27:24 | 戦争遺跡を歩く

 松本空港図書館で開催されていた企画展「記憶から消えた特攻隊と松本飛行場」を見学したのは、これまで書いてきたとおり。

松本にやってきた特攻隊<その1>は→こちら
松本にやってきた特攻隊<その2>は→こちら
松本にやってきた特攻隊<その3>は→こちら

  今日はその「番外編」です。昨日(15日)付の「市民タイムス」に興味深い記事が掲載されていました。見出しには

「旧日本軍ゼロ戦の後継機 貴重な『烈風』設計図発見」とあります。

 先日、企画展を見学した際に、松本空港図書館の川村館長から、松本飛行場に隣接して三菱重工の航空機組み立て工場があり、大戦末期に「烈風」の組み立てや、「秋水」の実験が行なわれいたと伺いました。その設計図が民間人によって保管されていたことに驚かされました。

 記事によると、「松本市内で購入した古本に挟まっていた」とのこと。「その3」で紹介した大本営の通達も、「偶然、別の書類に挟まっていたために現在まで残った」(川村館長)そうです。戦闘機の設計図なら、第一級の機密文書ですから、終戦後、焼却処分にされていたはずです。記事によれば、当事者の三菱重工も「残っていないはずのもの」とコメントしているようです。

 今回発見された設計図は362枚中の1枚ということですが、残りの361枚が見つかる可能性は「ごく少ない」とのこと。この設計図は所有者から松本市に寄贈され、今後は市文書館に保管されるそうです。保存が難しいため現物の「一般公開は難しい」とのことですが、川村館長の話によると「コピーの公開」の可能性はありそうです。

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