KISSYのひとりごと

日々感じたこと、ドライブ日記やDVDのレビューなど…徒然なるままに綴っています。

ぼくの夏休み(第7週)

2012-08-18 19:18:07 | ぼくの夏休み

 先週から「青春編」がはじまった「ぼくの夏休み」。偶然、知り合うことになった和也とはる菜。お互いに兄妹だとは気づきません。和也は「はる菜」と名乗る知佳を妹だと思っていますし、はる菜は和也が平成に帰ったと思い込んでいます。この2人が急接近します。兄妹としてではなく男と女として。

 そんなとき、戦後、はる菜たちの面倒をみてきたちえ子が退院してきます。はる菜の幸せそうな様子をみて、その幸せを壊そうとするちえ子。ちえ子は、花火大会の会場ではる菜を包丁で刺そうとしますが、和也が身をていしてはる菜を守ります。和也の姿をみて、ちえ子は彼が和也だと気づきます。

 何とかして2人を接近させようとするちえ子。はる菜が後戻りできないくらい和也を好きになったとき兄妹だとばらす腹づもりのようです。こういう展開好きじゃないなぁ。それにしても、今週のちえ子さんの表情、怖いですねぇ。

 一方、和也とはる菜が急接近することで、偽「はる菜」(知佳)の嫉妬も限界に近づいています。妹ならそれ以上の関係に進めない。しかし妹だと騙してきたことを和也に告げる勇気もない。ところが、「はる菜」に転機が訪れます。和也を守るために、実の妹でないことを告白します。

 知佳の告白を聞き、再びはる菜を探す和也。しかし知佳とはる菜が出会ったのは6年前。 手がかりはまったくつかめません。そんなとき和也は何かに気づいたようです(何に気づいたかは今週は描かれていません)。

 さて、はる菜は、勤め先の喫茶店で、知佳が和也の本当の妹ではなかったこと、和也の妹の名前がはる菜だということを知ります。和也がピアノを弾くジャズバーに走るはる菜。その姿を追う知佳は、彼女が本物のはる菜だと気づきます。

 はる菜の目の前で「どこかで生きている妹のために」と和也が弾いたのは、SMAPの「ひとつだけの花」。それを聞いたはる菜は和也を兄だと確信し泣き崩れます。兄妹の感動の再会・・・にならないような予告編が気になります。来週も目が離せません。

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ぼくの夏休み(第6週)

2012-08-12 21:58:43 | ぼくの夏休み

 昭和19年にタイムスリップした平成の兄妹の物語も第6週。和也(綾部守人)とはる菜(二宮星)と同じように平成から来たという鹿野(松田賢二)が、平成に戻れるヒントをつかみます。スマホのアンテナが立ちコンパスが狂いだすとき必ず時空が変化する。そのときに来た列車にのれば平成に帰れる・・・。

 はる菜が土浦に逃げてきたことを知った和也は、はる菜と一緒に帰るためにはる菜を探しにいきます。そして、ようやく再会できた二人。「帰るぞ東京に。平成に帰るんだ」という和也にはる菜は言います。「帰ったらたくさん勉強したい。そういうことが幸せだってわかったから」。はる菜も苦しい体験を通して成長したようです。それにしても、二宮星ちゃん、表情だけで演技できるなんて天才子役ですね。

 そして運命の列車が三人のもとへ。そのとき駅をB-29が襲います。混乱のなかで和也とはる菜は、ふたたび引き裂かれてしまいます。

 そして7年後(昭和27年)。はる菜(有村架純)は17歳になりました。いまは五十嵐病院の看護師だったちえ子(水野絵梨奈)、女郎部屋から一緒に逃げたむつみ(石丸椎菜)と3人で暮らしています。むつみの前で「お兄ちゃんに会ったら見せるんだ」と7年間書き続けた日記を燃やすはる菜。「お兄ちゃんは生きてるよ。きっと今頃は大学生。車の免許をとって彼女作って、きっと楽しんでるよ。私の分も」と。はる菜は和也が平成に戻ったと信じているようです。

 一方、和也(井上正大)は、上条旅館の三男、栄次郎(佐野和真)、和也を「お兄ちゃん」呼ぶ少女と一緒に暮らしています。彼女(逢沢りな)の名前は「はる菜」。子どものころにはる菜に渡したお守りを彼女が持っていたことで、和也は彼女をはる菜だと思い込んでいます。

 そんなとき栄次郎が母親・佐代(高岡早紀)を引き取りたいと和也に申し出ます。佐代は「はる菜」がはる菜でないことを直感的に感じたようです。「はる菜」は本当の名前が望月知佳であること、はる菜とは偶然知り合い、はる菜が落としたお守りをいつか返そうと思い持っていたことを佐代に語ります。「和也はあなたをはる菜だと思って本当のはる菜を探すのをやめてしまった。本当のはる菜はどうなるの」と知佳を非難する佐代ですが、事実を和也に告げずに息を引き取ります。

 さて、本物のはる菜は、むつみに無理やり連れて行かれたジャズバーでピアノを弾く和也に一目惚れ。最初は行き違いもあり反発しあう2人ですが、生活のために身を売る覚悟をしたはる菜を諭す和也の優しさに、次第に惹かれていくはる菜でした。しかし同じように和也に惹かれている「はる菜」(知佳)は、2人を引き裂こうとします。

 知佳から罵倒されるはる菜ですが、「お兄ちゃん」を守ろうとする姿に自分を重ねたのでしょうか。きっと和也を守るためなら自分もこうしただろうと・・・。

 う~ん、第1部とはうってかわって昼帯ドラマ特有のドロドロの展開になってしまうのでしょうか・・・。

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ぼくの夏休み(第5週)

2012-08-04 19:22:30 | ぼくの夏休み

 戦時中の日本にタイムスリップした平成の兄妹の成長物語もいよいよ第5週。

 女郎部屋に売られたはる菜を取り戻そうと「山の権利書」を持ち出す佐代。運命のいたずらとは恐ろしいもので、佐代が女郎部屋に行く直前にはる菜は女郎部屋を逃げ出してしまいます。はる菜を取り戻せなかった佐代は夜の町を逃げるはる菜の姿を見かけ追いかけようとしますが・・・。

 一方、はる菜を女郎部屋に売ったことを知られたくない上条旅館の主人・大五郎は、はる菜を空襲で死んだことにしてしまいます。悲しみにくれる和也。そして、心から慕っていた予科練生の省吾も特攻隊員として上条旅館を去ることになります。

 「行かないで」という和也に省吾は言います。「未来の日本は平和なのか? 俺たちの命が未来を繋いだんだよな」と。軍部が行なった特攻作戦は決して美化できるものではありません。それだけに省吾の言葉が胸につきささります。

 ところで、ドラマを見ていると、描かれている季節がずっと夏なので、時間の流れが気にならないのですが、今週の放送でタイムスリップからすでに1年が経過していることが明らかになりました。広島、長崎に新型爆弾が落とされたということなので、舞台は昭和19年から20年に移っています。

 さて、旅館の苦境を救うため、はる菜に続いてちえ子を女郎部屋に売ろうとする大五郎ですが、それを知った佐代は売られる前にちえ子に暇をだします。罪滅ぼしのためななのか、佐代はちえ子に着物を持たせようとしますが、そこで和也とちえ子は和也がはる菜に宛てた手紙を見つけてしまいます。佐代を罵り飛び出す和也の前に現われたのが「平成から来た」鹿野。「平成に戻れるぞ」と。

 佐代から事情を知らされたちえ子は和也に「はる菜ちゃんは生きているかもしれない」と告げます。はる菜と一緒に平成に帰りたい・・・和也は東京へはる菜を探しに行こうとしますが、時を同じくして東京から逃げてきたはる菜たちが土浦の駅に降り立ちます。出会いそうで出会えない二人・・・。さて、二人は会うことができるのでしょうか。

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ぼくの夏休み(第4週)

2012-07-27 19:44:20 | ぼくの夏休み

 和也が働く上条旅館に予科練生が寄宿することになりました。その中には、以前、和也を助けた小野寺省吾もいました。そんなとき、はる菜が世話になっていた五十嵐病院の娘・ちえ子(水野絵梨奈)も上条旅館で働くことに。和也もはる菜がいなくなった寂しさが少しまぎれたようです。

 入院中のはる菜に手紙を書く和也(和也ははる菜は入院していると思っている)ですが、その手紙がはる菜のもとに届くはずがありません。はる菜が売られたことを知った上条旅館の女将・佐代は、そんな和也を不憫に思い「切手代がかかるから、私が出します」とはる菜への手紙を預かりますが、手紙はたまる一方です。何とかしてはる菜を取り戻そうと試みる佐代ですが・・・。

 そんなある夜、空襲警報が鳴り響きます。防空壕に逃げようとする和也はここで偶然、携帯電話の充電器を発見。コンセントを必死に探し携帯を充電しますが、そこを予科練の省吾に見つかってしまいます。省吾にとっては見たこともない機械。しかも空襲警報が鳴っている間にそれを操作している和也をみて、「お前は、アメリカのスパイか」と問い詰めます。

 「ぼくは2012年の未来から来ました」・・・「平成のことは誰にもしゃべるな」と「平成から来た」という鹿野に忠告されていた和也ですが、省吾に本当のことを言ってしまいます。「子どもがそんなものをもてるなんて・・・繁栄したんだな祖国は」と動揺しながら語る省吾。そして和也に聞きます。「勝ったんだな。日本は」と。戦争に勝つと信じている省吾に「戦争に負けた」という事実を伝えられない和也は、「知りません」と答えるのが精一杯でした。そんな和也に「今度はマツおばあちゃんの代わりに俺がお前を守る」と約束する省吾でした。男だねぇ~。

 そんなとき上条旅館に寄宿している予科練生の間で深刻な会話が交わされます。自分たちの任務は片道燃料で敵艦に突撃する「特攻隊」だと。その話を和也は盗み聞きしてしまいます。

 「自分の国と家族を守る」ためと覚悟を決める省吾。大好きな省吾の決意を聞き、平成の時代で「死ね、死ね」とゲーム機で遊んでいたことを反省する和也。省吾と関わることで、和也は少しづつ成長しているようです。

 一方、女郎部屋に売られたはる菜は毎日泣いて暮らしています。唯一のはる菜の味方は、女郎部屋ではる菜の面倒をみる菊江(伊藤麻実子)です。ある日、はる菜と菊江は脱走を試みようとしますが・・・。

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ぼくの夏休み(第3週)

2012-07-20 19:33:07 | ぼくの夏休み

 平成の世に生まれ育った兄妹が戦時中の昭和19年にタイムスリップしてしまうという東海放送制作の昼帯ドラマの第3週。

 兄・和也(綾部守人)のよい話し相手であり、戦地で身体と心に傷を負った上条旅館の長男・耕作は、特高に引っ張られていきます。同じころ、これまで和也(綾部守人)を身体をはって守ってきたマツ(うつみ宮土理)が、和也と妹のはる菜(二宮星)を「特高」から守ろうとして沢へ転落(先週放送)。マツを助けるために沢に音切草を探しに行った和也は、そこで予科練の小野寺省吾と再会します。しかし、その甲斐もなくマツは息を引き取ります。「和也、はる菜を守れ」という言葉を遺して。

 数日後、はる菜が入院していた五十嵐病院の院長・五十嵐和男 (山崎銀之丞)に戦地に召集されてしまいます。はる菜は上条旅館に引き取られ、和也と一緒に働くことになったのですが・・・。妹と一緒にいられると喜んだ和也ですが、彼の目の前に山小屋で出会った「特高」が。彼は和也に言います。「俺も平成から来た」と。

 鹿野と名乗るその男(松田賢二)は「戻れる道は必ずある。この町のどこかにヒントがある。必ずみつける。だからそれまでがまんをするんだ」と和也を諭します。謎めいたところの多い人物です。これからのストーリーでどういう役割を果たしていくのでしょうか。それにしても鹿野が「こっちの時代」に来て1年4ヶ月・・・。本当に戻れるのだろうか・・・。

 さて、最初の出会いが悲劇だったはる菜と佐代。はる菜が上条旅館に引き取られてから急接近します。生まれたばかりの赤ん坊の名前まではる菜につけさせる佐代でした。はる菜がつけた名前は「未来」。

 ここでひとつの仮定が崩れてしまいました。和也とはる菜の母親と佐代が瓜二つ(高岡早紀・二役)なので、この赤ん坊が二人のおばあちゃんでは?と思ってみていたのですが、はる菜は「おばあちゃんの名前」ではなく「友達の名前」と言っていましたから・・・。

【ここでネタばらし】

 東海放送の「ぼくの夏休み」の公式サイトでは、7月14日に「第二部」の出演者が発表されています。成長した和也(井上正大)とはる菜(有村架純)です。正直、この展開で40回超はキツイかなぁと思っていたので、「第二部」の存在は楽しみを増やしてくれました。

 すでにオープニングのスチール映像でも出演していた二人ですが、まさか和也とはる菜の成長した姿だったとは・・・。戦時中の日本で幼い兄妹がどのように成長していくのかだけでなく、戦後の混乱期をどのように生きていくのかも描かれるようです。同時に、幼い二人が現代に戻れないということもわかってしまったのですが・・・。「想像できない展開が待ち構えています」(同サイト)とのことなので、ますます楽しみが広がりました。

【以上、ネタばらし終わり】

 さて、本編。特高から釈放された上条旅館の長男・耕作は「お前のことは言わなかったぞ」と和也に告げます。「死にたくなかったら、もうあんなことは言うな。お前は妹を守れ」とも。和也と耕作の間にも新しい信頼関係が生まれたようです。

 そんなとき、はる菜が女郎屋に売られてしまいます。和也に知らされたのは「病院に入院させる」ということだけでした。「手紙、書くから」とはる菜を見送る和也でしたが・・・。続きは次週。

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ぼくの夏休み(第2週)

2012-07-13 18:05:46 | ぼくの夏休み

 上条旅館で働くことになった和也ですが、階段や窓ガラスの掃除をするもてんでダメ。旅館中の掃除をソツなくこなすことは戦時中の子どもでも大変なこと。それを平成の子どもがやるのですから無理があります。旅館の女将・マツ(うつみ宮土理)に叱られる和也ですが、それがマツの愛情。和也が旅館から追い出されないようにとの配慮からでした。

 さて、入院しているはる菜は、ほかの入院患者に平成の日本の話を得意気に話してしまいます。子どもの「夢の話」と笑う人もいれば不審に思う人も。未来から来たことがばれることを恐れた和也は「何も言うな」とはる菜を叱りつけます。それが原因で、それまで明るかったはる菜は一言もしゃべらなくなってしまいます。責任を感じた和也はスマートフォンの家族写真をはる菜に見せますが、非情なことに電池ぎれに・・・。声をあげて泣く和也とは対照的に涙すらみせないはる菜。絶望感をうまく表現していますね。よい演技です。

 もう一度、はる菜に家族写真を見せたいと願う和也は充電器を探しますが見当たりません。これが意外な場所に・・・。この充電器がふたたび和也の手に戻ったとき、ひと騒動が起こるのですが、それはまだ先の話。

 はる菜を元気つけたいと思った和也は、母親と瓜二つの上条旅館の若女将・佐代(高岡早紀)を一目見させようと考えます。生まれたばかりの赤ん坊をあやす佐代をみたはる菜は、和也の制止を振り切って佐代に抱きつきます。佐代に叩かれるはる菜。母親だとおもって抱きついた相手に叩かれた衝撃は9歳の女の子には衝撃的過ぎます。はる菜は、さらに自分の殻に閉じこもってしまいます。

 一方、和也は、はる菜の事件をきっかけに佐代の息子・栄次郎(西山潤)と、取っ組み合いのけんかに。助っ人を頼み和也をこらしめようとする栄次郎ですが、予科練の小野寺省吾(北条隆博)が喧嘩をやめさせます。この省吾との出会いが和也を少し成長させたようです。「家族のために何かをしてあげたい。それが男だ」と。

 さて、何とかしてはる菜を元気づけたいと思う和也は、「星がみたい」というはる菜の願いをかなえるため、マツと3人で山小屋へ。そこで平成から来たことをマツに打ち明けます。和也が告げた「椎名一郎」という祖父の名前にマツは心当たりがありそうです。

 和也たちの母・詩緒里(高岡早紀)は42歳(Wikipediaより)なので昭和45年生まれ。一郎が30歳のときに詩緒里が生まれたと仮定すると一郎は昭和15年生まれですから、昭和19年当時は4歳です。小さな町ですから老舗の旅館の女将のマツが知っていてもおかしくないでしょう。

 さて、ドラマに戻ります。和也たちの山小屋に突然男が入ってきます。「特高だ。逃げろ」というマツ。男から逃げる3人ですが、マツは足を滑らせ沢に転落してしまいます。マツの運命は? そして男の正体とは・・・。それは次週のお楽しみです。

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ぼくの夏休み(第1週)

2012-07-05 22:06:01 | ぼくの夏休み

 今週からはじまった東海テレビ制作の昼帯ドラマ(フジテレビ系、月~金13:30~放送中)。第1週目は明日の放送までですが、とりあえずレビューを。

 実は、残念ながら第1・2話は見過ごしてしまいました。新聞のテレビ欄で見つけたのが火曜日でした。公式サイト(→こちら)には、「戦時中の日本にタイムスリップした兄妹の感動の成長物語!」とあります。

 公式サイトのあらすじによると・・・和也(綾部守人)と妹・はる菜(二宮星)は夏休みに母親の実家に預けられることになります。列車のなかで、和也が「死ね、死ね」と言いながら携帯ゲーム機で遊んでいると、老婆から「そんな言葉を使うんじゃない」とたしなめられます。戦争中、ここから汽車で戦争に行った男たちはほとんど死んだからです。

 老婆から逃れるために途中下車した二人の前に現われたのはSL。なんと、二人は昭和19年にタイムスリップしてしまったのです。携帯電話は当然「圏外」。家族と連絡もとれません。ある農家の世話になることになった二人ですが・・・(ここまでは第1・2話で描かれていたのでしょう)。

 「ママに会いたい」と泣くはる菜に和也はいいます。「いまは戦争中だ。日本は戦争に負ける。そしたら戻れると思う」と。和也自身、確固とした根拠は示せないのですが、「いつ負けるの?」と、うれしそうなはる菜。この時代に「戦争に負ける」と口にすることが、どういう意味を持つかを知らないはる菜は、村の子どもに「日本は戦争に負ける」と言ってしまいます(そのシーンはありませんが、大人たちの会話から間接的に知ることが出来ます)。「非国民をかくまったことが知れたら大変なことになる」と、大人たちは二人を殺そうとしますが間一髪で難を逃れた二人(以上第3話)。

 平成の格好は「目立つんだよなぁ」(和也)と、服を(おそらく盗んだ)調達し、髪も切って時代に溶け込みます。生きていくために農家から野菜を盗む和也、そんなとき、はる菜が病気に。「火垂るの墓」を想起させるシーンです(第4話)。

 さて、兄妹二人と並列して描かれるのが「上条旅館」の家族。戦争で心に傷をおった長男・耕作(崎本大海)は、「日本は戦争に負ける」と公言し、父親に監禁されます。はる菜の治療費が必要な和也は上条旅館で働くことになり耕作と出会います(第5話)。

 平成の子ども二人が戦時下をどのように生き、どのように成長していくのか、そして「戦争に負ける」と主張する耕作と「戦争に負けた」事実を知る和也との関係はどうなっていくのか・・・続きが楽しみです。

※第5話終了時に加筆しました。

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