ひとりから始めるエコシフト

環境(エコ)について勉強中のビギナーが「ひとり」から始めたエコシフト。そんなエコライフをブログで紹介します。

暖冬(その2)

2007-02-28 23:45:56 | エコ一般
先日、また東北地方に出張した。豪雪地帯と言われている地域でも大分積雪量が減っているようだ。お年寄り達は、雪が少ないため喜んでいるということを聞いた。特にひとり住まいの年寄りにとって、雪下ろし作業は大変だ。燃料費が例年より少ないことも年金暮らしには有難い。しかし、新潟県では60以上あるスキー場のうち、13箇所で今年の営業をあきらめたそうだ。また、除雪道具等を扱っている企業などは返品等の在庫を倉庫にかかえ大変らしい。農家でも、花の開花時期が予想以上に早まるのではないか、いつもなら冬に死滅する害虫が越冬して農作物に悪影響が出るのではないか、等といった心配が多くあるようだ。
暖冬が今年だけのことであれば、人々は「そんなこともあったねぇ」くらいに思うのであろうが、IPCCの報告を見るとそうでもないのは予想できる。しかし、「STOP温暖化!」と叫ぶのは容易だが、本当に止める、あるいは進み具合を遅らせることは簡単なことではないだろう。(つくづく思う・・・)

地産地消

2007-02-21 21:28:18 | エコフード
地産地消とは、地域生産地域消費の略語で、地域で生産された農産物や水産物をその地域で消費すること。そのことにより、農産物や水産物を遠地から輸送することが無くなるので、船やトラックの燃料がかからない、その分のCO2 排出を防げる、農産物や水産物の鮮度が良い状態で消費者の手に渡る、などの長所がある。最近では、学校給食に地元の農産物を使ったメニューを加える所も増えているようだ。ストアの野菜売り場にも「地元野菜コーナー」が登場している。
府中市では府中駅のそばに「府中特産品直売所」が2005年7月にオープンし、地元農家が作った農産物が並べられて売られている。また、壁には生産農家の写真と紹介がある等の工夫も見られる。課題は、品揃えと商品のアピール。消費者がいつ行っても「欲しい・食べてみたい」と思う魅力ある品揃えに日々努力して欲しい。

エコグッズの紹介

2007-02-21 11:43:07 | エコグッズ
●エコバッグ

コンビニやストア等で買い物をした時、飲み物1つでもレジ袋に入れてくれるが、それを「レジ袋は結構です。」と断って、持参のバッグに入れる光景が見受けられるが、まさにそれ。レジ袋のほとんどがプラスチック製品(元は石油)でゴミ処理のために100億円以上が私たちの税金で賄われている。レジ袋はタダ(最近お金を取るところもある)でもらえるとは言え、エコにはよろしくない。私も会社の近くにあるコンビニに行く場合はエコバック(布製)を小さくたたんで持って行き、レジで「レジ袋は結構です。」とやっている。最初は慣れず、「レジ袋は結構です。」と言った後にエコバックを広げようとしたがうまく広げられず、後に並んでいた人に睨まれたということもあったが、やっと慣れて(レジを打っている時にエコバッグを広げるというタイミングを掴んだ)きた感はある。

●水筒

会社で(かつては)結構ペットボトルに入った飲み物を購入して飲んでいた。お金もさることながら、飲んだ後にはゴミが出る。ペットボトルは再生利用されるが、ゴミを出さないに越したことはない。ということで500mlの水筒を購入した。最近は水筒から直接飲むことができる優れもののタイプが出ており便利だ。水筒の中に麦茶、ハト麦茶、ルイボスティー等を入れ、鞄に入れて会社に持って行っている。多少鞄が重いのと、毎日水筒を洗うのが面倒だが、結構気に入っている。

●自転車

我が家にも車はあるが、奥さんが大量に買い物する時以外はほとんど使われていない。家族旅行も車ではなく、鉄道やバスを使う。なぜって、私も奥さんもお酒が大好きで、ドライバーになったら飲めないというのが理由。その代わりといってはなんですが、どこに行くにも自転車はかかせない。自転車はガソリン等の燃料を必要とせず、よってCO2を排出しない、ゴミも出さない、まことにエコな乗り物だ。週末に何も用事がなく天気の良い日は、リュックに水筒を入れて自転車に乗り、多摩地区周辺を1日中ポタリング(自転車でブラブラすること)している。どこに行くという目的ではなく、自転車に乗ること自体が目的なのだ。健康にもいいしね。





エコ検定

2007-02-21 10:21:43 | エコ一般
エコ検定、正式な名称は環境社会検定試験(eco検定)。東京商工会議所が創設した環境に対する幅広い知識をもち、社会の中で率先して環境問題に取り組む“人づくり”、そして環境と経済を両立させた「持続可能な社会」を目指すことを目的とした試験制度。昨年の10月に第1回目の試験があり、私も受け無事合格した。試験を受けようと思ったのは、環境の勉強をするのに良いテキストを探していた時、ちょうど「エコ検定公式テキスト」が目に入り、購入して内容を見ているうちに、試験も受けちゃえ!ということになったもの。テキストの内容は体系的にいろいろな環境問題等について解説しており、初心者が読む読み物としてもお薦め!である。検定試験に合格したから、何か特別なことができるということは今のところ無い。私の会社でも資格に対して報奨金が出るが、その対象にはなっていない。でも、エコを勉強するきっかけとなった。先日行った「環境NGOと市民の集い」でもNGO側が伝えたいことが専門すぎて市民の側に伝わらない、とNGO主催者が言っていたが、市民の側も勉強しなければいけないと思う。特に環境は分野が広く内容がどれも深い。それゆえ、「勉強」と捕らえずに、自分が知識を得ることを「楽しむ」感覚で取り組まないと長続きはしない。何の勉強でもそうかも・・・

IPCCの第4次評価報告書

2007-02-17 01:23:42 | エコ一般
IPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change)の第1作業部会は、2月2日、第4次の評価報告書を公表した。IPCCとは、国際的な専門家でつくる気候変動に関する政府間パネルのことで、つまりは、地球温暖化問題への対応策を科学的に裏付ける専門家の集まりと言って良い。そのIPCCが1990年、1995年、2001年に続いて4回目の報告書「気候変動2007:自然科学的根拠」を2月2日に公表し、その中には、人類の活動が温暖化の原因となっていることはほぼ確実(科学的根拠による裏づけがある)で、地球温暖化は益々加速していると言っている。また、今後さらに熱波、干ばつ、降雨量の増加、台風等の巨大化、氷河や北極の氷の溶解、海面上昇等の異常気象が予測されるという。報告書は40カ国、約600名の科学者により作成され、620名を超える専門家や113カ国の政府によってレビューされたそうだ。本当に世界中のひとりひとりが自覚して、エコシフトしなければとんでもない事態になるということ。次の世代にバトンタッチする前に自分の世代で地球が・・・ということになりかねない。世の中には、「何でそんなに危機感をあおって大騒ぎするの?」と言う人がいるかもしれないが、私は自分の息子やその子孫、世界中の子供達に「未来」を残してあげたいと思う。

ウォーム ビズ

2007-02-13 00:45:06 | エコ一般
夏のクールビズは、28度に設定されたオフィスにノーネクタイ姿と大企業を中心に多くの企業で実施されているが、冬のウォームビズはどうだろう?あまり意識していないけど、自分の勤めている会社はちゃんとやっているんじゃないの?ぐらいに思っている人がけっこういるのではないか。

環境省のホームページでは以下のように紹介されている。
「ウォーム ビズとは・・・暖房に頼りすぎず、冬のオフィスを暖かく、快適に過ごすビジネススタイル『ウォーム ビズ』」「暖房時のオフィスの室温は20℃に・・・環境省では地球温暖化防止のため、暖房時のオフィスの室温を20℃にすることを呼びかけています。 “寒い時は着る”“過度に暖房機器に頼らない”そんな原点に立ち返り、“暖房に頼り過ぎず、働きやすく暖かく格好良いビジネススタイル”それが『ウォーム ビズ』です・・・」
冷暖房兼用エアコン1台あたりでは、暖房の設定温度を下げるほうが、冷房の設定温度をあげるよりも数倍のCO2削減効果があるそうだ。

自宅の暖房器具はどうだろうか?ちなみに我が家は石油ストーブの設定温度は通常16~17度。今年の暖冬も影響が大きい。住む地域によって差はあると思うが、自宅などでもエコに気を使う活動のことを環境省では「うちエコ」と称して推奨している。
先日、仕事関係で石油関連企業の人が「今年は暖冬で石油が売れなくて困っている。」という話を聞いた。今年の暖冬はいろいろな所で影響があるようだ。

エコロジーショップ GAIA

2007-02-10 22:52:45 | エコフード
「環境NGOと市民の集い」の帰りにお茶の水にあるエコロジーショップ「GAIA」に寄ってみた。ここは奥さんが以前から知っていた店で、一度行ってみたいと思っていた店だ。1Fは有機野菜や自然食料品が置いてあり、地下は生活雑貨、2Fは衣類、3Fは本、CD、古道具がおいてある。1Fで赤米とネープルを購入。

エコロジーショップ「GAIA」
URL : http://www.gaia-ochanomizu.co.jp/

「環境NGOと市民の集い」に参加

2007-02-10 22:37:27 | エコ一般
「環境NGOと市民の集い」に参加した。環境NGOの主催者、活動者、関心を持つ市民が約80人くらい集まった。最初はパネルディスカッションで、コーディネーターの川村さん(地球環境パートナーシップ)がパネリストの佐藤さん(NPOバース)、山口さん(ふっさボランティア・市民活動センター)に話を聞きながらそれぞれの環境NGO活動を紹介し、これからのNGOと市民との交流に関する課題等を話し合った。

「NPOバース」は、暮らしの中にある緑地(公園、雑木林、農園、街路樹等)などを守る活動をしている。初めて知ったのだが、公園のような公共施設も今はNPO団体で運営できるということ。NPOバースではその運営している公園でいろいろなイベント活動を行っている。その他、レンジャー事業や外国との交流事業もやっているらしい。

「ふっさボランティア・市民活動センター」は、地域のセンターを中心にNPO同士の交流支援、情報提供、講演・研修、ボランティア保健の推奨、機器の貸し出し等多岐に渡って活動している。

また課題では、まだまだ環境NGOと市民との間の距離を感じるということが話し合われた。もっと環境NGO側が市民に分かり易い言葉で語る必要があるということ。(ただ、市民の側ももっと勉強し、環境NGOに耳を傾ける必要があると感じる。)

最後のパネリストへの質問で「環境に関心を持つ市民が、環境NGOにアクセスする方法としてどのような方法があるのか?」と質問してみた。それに対して佐藤さんが、山口さんのやっているボランティア・市民活動センターという場所が地域に必ずあるはずだから、そこを訪れて情報収集したり、気に入ったNGOに入ってみるということをやって欲しい。NGOって不思議な魅力があり、1つ入ると2つ3つ世界が広がり面白いですよ、と言っていた。是非、参考にしたい。

この後、1つの部屋を4つのコーナーに仕切り、計32の環境NGO団体の活動報告が17:00くらいまで行われ、イベントを終了した。


環境NGOと市民の集い

2007-02-07 00:00:08 | エコ一般
「環境らしんばん」に以下のイベント情報が掲載されていた。

イベント名:平成18年度地球環境市民大学校 環境NGOと市民の集い
日時   :2007年2月10日(土)13時30分 開会
場所   :飯田橋・セントラルプラザ

「関心があるけど何をすればいいのかと思っている市民と多くの人に関心を持ってもらいたいNGOとのコミュニケーションの場」という願ってもないイベント。当日はパネルディスカッションやNGOの発表、パネル展示があるそうだ。
詳細は以下のWebにアクセスを。

独立行政法人環境再生保全機構
URL : http://www.erca.go.jp/jfge/

私もこれからパネルディスカッションに参加申込する予定。時間のある方は是非!



暖冬

2007-02-05 20:54:38 | エコ一般
今年の冬は日本全国暖冬のようだ。これも地球温暖化が大きな原因と専門家は警鐘を鳴らす。今日、東北地方のある街を(仕事の)出張で訪れた。例年なら街から見える山々は雪に覆われ、街自体も多少雪が積もっているはずだが、今年はその山々の頂上付近に少し雪が見えるだけで、あとは木々や山肌がくっきりと見えている。街にいたっては雪の欠片も見られない。気温は春なみに暖かいときてる。地元の人達の驚きの声や心配した顔にふれて、益々「やはり異常だな。」ということを肌で感じた。