ひとりから始めるエコシフト

環境(エコ)について勉強中のビギナーが「ひとり」から始めたエコシフト。そんなエコライフをブログで紹介します。

徒然なるままにエコ・・・

2008-07-21 23:03:51 | エコ一般
●洞爺湖サミットを終えて
 今年最大の環境イベントであった洞爺湖サミットが終了した。素人感覚からすると、これからの世界の将来を左右するような大きな決定事項が発表されるのかと思ったが、「2050年(今から42年後)までに温暖化ガス排出を半減する目標を世界で共有する」という若干フラストレーションが溜まるような表現で、評価が分かれるところだろう。加えて、中国やインドといった経済が急成長し、温暖化ガス排出量でもトップクラスになりつつある新興国の反発が依然強いことが明確になった。
 日本の首相は、この宣言をまとめることでリーダーシップを発揮できたと珍しくガッツポーズをしていたが、果たして決定打を打てたのだろうか?

●エネルギー問題
 サミットで交わされた討論で特に気になったのがエネルギー問題。最近の原油高騰で石油エネルギーに代わる新しいエネルギーへの注目が集まり、ドイツは政策面で成功した太陽熱発電をアピールし、フランスやアメリカは原子力発電の優位性を強調した。特にフランスはサミット開催中に中国、インド等の新興国や開発途上国に原子力発電の温室効果ガス削減に対する高い効果をあげ、自国技術のセールスに懸命だったと聞く。そのおかげで、いくつかの商談(原子力発電所の導入)が決まったそうだ。
 確かに、原子力発電は温室効果ガス削減に対する効果だけでなく、発電効率も良いと聞く。しかし、日本の原子力発電所の状況を見ても適切に管理することが大変なことであり、まして緊急時の対応などは困難が伴いリスクが高い。例えば、中国でスリーマイル島やチェルノブイリ等の事故が起きたらと考えると、日本に多大な被害が及ぶことは確実で考えたくない。
 このまま、世界中に原子力発電所が建設されることは、世界の未来にとって良いことなのだろうか・・・?

 太陽光発電技術も当初は日本がリードしていたが、政策の違いからドイツに抜かれた経緯がある。ドイツでは家庭で太陽光発電の設備を購入するのに国から補助金が出る上、電気を電力会社が高い価格で買い取ってくれる。日本でも同様のことが検討されたが、いろいろな壁や圧力で政策面で断念せざる負えなくなった。
 何度も言うが、本当にこのあたりで選択を迫られていると思う。このまま原子力発電にどこまでも頼るのか。それとも、代替エネルギー開発を政策でバックアップして少しずつ原発を他の代替エネルギー発電(太陽光発電、風力発電、等)に替えていくのか。

●これからの日本の役割
 70年代に起きたオイルショック以降、日本は「省エネ」技術を磨き世界の中でも省エネ大国として名を馳せた。京都議定書で約束した温室効果ガス削減の基準になった1990年は省エネ技術が開花した状況で、その基準からマイナス6%の削減というのは、絞りきった雑巾を更に絞ることになり不公平だという意見が経済界を中心にあがった。
 しかし、日本の技術が限界に達してはおらず、まだまだ元気なアイデアや技術が豊富であることを、テレビ東京系列の「ガイアの夜明け」を見て感じた。政策も外交も決して得意でない日本だが、技術力ではまだまだ負けない。この技術力こそが、これからの日本のリーダーシップを後押しするものではないのか。
 「ガイアの夜明け」の内容ををいくつか紹介しよう。

6月8日放送分
○世界中の水をきれいに
 以前ブログで紹介したが、アフリカやアジアの開発途上国では、有害物質で汚染された水を生活用水として使用し、病気にかかったり、乳幼児が死んだりという状況にある。
 そんな中、大阪の浄化剤メーカーである日本ポリグル株式会社が開発したのは、納豆のネバネバ成分を利用して水分中の砒素などの有害物質と結合させ、それを何度か濾過することで汚れた水を安全な飲料水として提供しようという画期的な技術だ。既に商品化されており、安い価格で現地に提供できそうだという。素晴らしいではないか!

日本ポリグル株式会社 : http://www.poly-glu.com/

○マラリヤから子供達を救え
 世界で年間約100万人がマラリヤで死亡し、その多くが5歳以下の子供達だという。
 大手化学メーカーの住友化学株式会社が開発したのは、殺虫効果のある薬を繊維に練りこんで作った蚊帳だ。この蚊帳に蚊が触れると死んでしまうというこれも画期的な商品。住友化学は、アフリカの企業に無償で技術提供もしている。

住友化学株式会社 : http://www.sumitomo-chem.co.jp/

7月15日放送分
○廃油が赤字バス会社を救う
 沖縄県うるま市の4つの島を結ぶ路線バスは年間850万円の赤字をかかえ、さらに原油高騰の影響も受け、経営が厳しい状況が続いている。そこでうるま市では、エコ・エナジー研究所と共同で家庭やレストランから出る廃油をリサイクルしたバイオ燃料EDF」(エコ・ディーゼル燃料)で路線バスを動かすプロジェクトをスタートさせた。スタート時は、なかなか廃油が集まらず苦労したが、地域住民やレストランへの懸命な説明や講習会が功を奏して廃油が集まり始めた。
 この試みは、うるま市だけでなく、バス業界や運送業全体の燃料問題解決の糸口に成り得るのではないか、期待したい。

○再生プラスチックがみかん農家を救う
 愛媛県の、とあるみかん農家(愛媛県)では今が夏みかんの出荷時期だが、今年は収穫したみかんの2割が形、大きさ、傷等が原因で出荷できず、ジュース用として安い値段で引き取られた。最近では廃業する農家も増え、経営的にもかなり厳しいという。
 こそこで救世主として現れたのが、東京にあるバイオテックマテリアル株式会社だ。この会社が開発したのは木のおがくずや果実に絞りかすからバイオプラスチックを作るという技術だ。みかんの絞りかすで作られたバイオプラスチックの建材は良質で高く売ることが期待できそうだと言う。みかん農家の将来に光が見えてきた。

バイオテックマテリアル株式会社:http://www.bio-tm.com/

稲城市CO2スリム大作戦-応援企画その3

2008-07-07 00:46:32 | エコ一般
またまた、独立行政法人国立環境研究所が作成した日本が2050年にCO2排出量を1990年比で70%削減するための「12の方策」について。

●7. 歩いて暮らせる街づくり
(商業施設や仕事場に徒歩・自転車・公共交通機関で行きやすい街づくり)

【観点】
 特に地方では駅前商店街の空洞化が進むのに対して、郊外の大型店舗にマイカーを利用した人々が集まっているという話をよく聞く。確かに、出張や旅行などして地方を訪れると、その傾向が顕著であることがわかる。

【大作戦での活用】
○ 買物はできるだけ近くの商店街で、それも徒歩か自転車で!歩いて2,3分のところにも車で行くというのは、そろそろ見直そう。
 確かに商店街も自努力を惜しんではいけない。どうしたら集客力がつくのか?魅力ある店舗作りというのもある。商店街で通用するエコマネー、エコポイント制度なんていうのもある。とにかく工夫の余地はあるはずだ。シャッター商店街などと呼ばれている所も是非頑張って欲しい。消費者だって、近くにある商店街で買物する方が便利なのだから。買う側も是非、商店街を育てる気持ちを持って欲しい。
○ 以前紹介したが、富山では中心地にライトレール(市電)を走らせ、商店街への集客やマイカーによる買物の減少という成果をあげている。現在、他の複数の地域でこのライトレールの計画が進んでいるという。
○ 近い将来、自宅の電源コンセントから充電できる電気自動車がお目見えする。また、カーシェアリングをしているマンションや地域も既にある。少しずつマイカーに関する考え方も変わってくるかもしれない。


●8. カーボンミニマム系統電力
(再生可能エネ、原子力、CCS*1 併設火力発電所からの低炭素な電気を、電力系統を介して供給)
●9. 太陽と風の地産地消
(太陽エネルギー、風力、地熱、バイオマスなどの地域エネルギーを最大限に活用)
●10. 次世代エネルギー供給
(水素・バイオ燃料に関する研究開発の推進と供給体制の確立)

【観点】
 いずれも、温室効果ガス排出量の多い石油、石炭による火力発電に代わる新しいエネルギーについて。国内の大きな電力会社は原子力をイチオシだが、原子力は機能面よりも安全面や管理面でまだまだ信用できない。安全面ではチェルノブイリという最悪の原発事故の記憶がある。また管理面でもこれまでの電力会社の偽装・隠蔽事件など記憶に新しい。しかし現実を見れば、今原子力発電を停止するば、国内の産業全体がストップしてしまう状況にある。また、期待されている太陽エネルギー、風力、地熱、バイオマスなどもエネルギー効率などの課題をかかえ、石油、石炭に代わる大きな代替エネルギーまでには至っていない。しばらくはバランスを取りながら、次世代エネルギーを真剣に考えていくしか方法がないようだ。

【大作戦での活用】
○ 一番は電力の節約につきる。いくら次世代エネルギーが熱効率が良く、温室効果ガス排出が少なくても、使用量が増えれば同じである。
○ 金銭的に余力があるなら、自宅で太陽光発電、風力発電などの設備を導入するのも良いだろう。ドイツみたいに蓄積した電気を高い価格で電力会社が購入する仕組みがあればいいのだが・・・
○ 夏至(キャンドルナイト)などのイベント以外の時でも、夜電気を付けないで、テレビも消して、食卓にローソクを灯して家族で食事をしたり、日頃できない親子や夫婦の会話をしてみるのも良いのでは?


●11. 「見える化」で賢い選択
(CO2 排出量などを「見える化」して、消費者の経済合理的な低炭素商品選択をサポートする)

【観点】
 企業でも偽装、粉飾、隠蔽といった因習と決別するために、「見える化」を取り入れた内部統制を強力に推し進め、健全な経営を顧客や株主にアピールする組織が増えている。
 CO2削減も「見える化」することで、生産者と消費者の両方が情報を共有し、削減対策実施の効果や成果が分かりやすくなる。

【大作戦での活用】
これまでに書いたことだが少し整理しよう。
○ 家電製品のコンセントにつなぐタイプの電気料金・CO2排出量測定器が安価で売られている。(「2. トップランナー機器をレンタルする暮らし」で紹介)
○ スーパーで販売される食品等に価格と一緒に生産や輸送にかかったCO2排出量を表示しようという動きがある。「フードマイレージ」という考え方に基づくのだが、消費者はその表示を見て比較し購入することになる。(「3. 安心でおいしい旬産旬消型農業」で紹介)
○ 既に発生してしまったCO2の量を、何らかの方法で相殺することで排出量をゼロに近づけることを「カーボンオフセット」という。カーボンオフセット商品は今後も多く販売されると考えられ、消費者は購入時の検討材料にすると良い。
 

●12. 低炭素社会の担い手づくり
(低炭素社会を設計する・実現させる・支える人づくり)

【観点】
 今後益々環境に関する技術者、研究者、アドバイザー、コンサルタントといったプロフェッショナルが増えていくと考えられる。それを支えるのが教育機関だったり、国や自治体、もちろん民間企業の支援も必要になる。

【大作戦での活用】
○ 家庭や会社、学校でも環境、エコといった内容について学ぶ・知識を得る場が増えてくると考えられる。
- 家庭では、地域単位の勉強会、生涯学習施設などが主催するセミナーなどに積極的に参加されることを推奨する。
- 企業でもISO14001をはじめ、社会貢献が企業に求められている。また、IT産業でも最近グリーンITが注目されてきた。
- 学校でも環境、エコが教科目に加えられることは確実視されている。

 とにかく、積極的に自ら取り組むことだ。周りの情報に左右されるのではなく、自分の五感をフルに活用して真実を見極めること。そして、行動すること。
(これは私自身にも強く言えることなので。皆さん共に頑張りましょう!)

稲城市CO2スリム大作戦-応援企画その2

2008-06-01 09:11:47 | エコ一般
前回に引き続き、独立行政法人国立環境研究所が作成した日本が2050年にCO2排出量を1990年比で70%削減するための「12の方策」について。【大作戦での活用】では、稲城市CO2スリム大作戦に少しでも役立つ(?)情報をお伝えできればと思う。

●3. 安心でおいしい旬産旬消型農業
(露地で栽培された農産物など旬のものを食べる生活をサポートすることで農業経営が低炭素化)

【観点】
 今や野菜や果物の多くの種類が1年中栽培され出荷されている。それはハウス栽培による功績が大きいところだが、ハウスの中を高温に維持するために石油燃料を多く使用しなければならない。しかし、最近では石油に代わって太陽熱やバイオマスを利用するハウスが増えているという。

【大作戦での活用】
○ やはり「旬のもの」を食べることが一番。夏には夏野菜や夏の果物といった具合。逆に冬に夏野菜を食べると体を冷やすことになり、体を壊す原因にもなり得る。
○ 地産地消の考えから、地元あるいは近隣で出荷される野菜やくだもの等を購入するよう心がけること。近くにお農家の直売所があるならそこで買って、農家の人と顔なじみになれば安価に購入できるかも。
○ スーパーで販売される食品等に価格と一緒に生産や輸送にかかったCO2排出量を表示しようという動きがある。「フードマイレージ」という考え方に基づくのだが、消費者はその表示を見て比較し購入することになる。(実施までには少々時間がかかるかもしれませんが)


●4. 森林と共生できる暮らし
(建築物や家具・建具などへの木材積極的利用、吸収源確保、長期林業政策で林業ビジネス進展)

【観点】
 最近、建築でも木造が見直され、林業も復活の兆しにあると聞く。森林は多くのCO2を吸収し、酸素を生成する場所だ。水害から守ってくれる役目も果たしている。森を維持するためには植林して木を増やすだけでなく、適切に間引くなどの管理をしなければならない。

【大作戦での活用】
○ 新築やリフォームの際は、国産の木をできるだけ利用するようにしたい。
○ 近所にある森林や里山の保存活動が全国に広がっている。ただ自然を保護・保存するだけでなく、近所の森林や里山を散策するなど親しみを持って接して欲しい。森林や里山には人の心を癒す作用がある。コンクリートジャングルで毎日ストレスがかかる仕事をする都会人にとって森林や里山はリフレッシュできる場となり得る。森林や里山を壊すことは、自然が二度と戻って来ないだけでなく、そういったリフレッシュできる場も失うことにつながる。


●5. 人と地球に責任を持つ産業・ビジネス
(消費者の欲しい低炭素型製品・サービスの開発・販売で持続可能な企業経営を行う)

【観点】
 紙の使用を減らしたり、ゴミの減量・分別、電気量の削減、流通コストの見直し、グリーン購入など環境や低炭素に配慮した企業が増えている。ISO14001(環境マネジメントシステム)への取り組みも盛んだ。

【大作戦での活用】
○ 会社の中でも、マイ箸、マイ水筒、マイバッグ運動を広げて欲しい。まだまだ、少数派のような気がする。
○ 最近、通勤に自転車を利用している人が増えている。満員電車から開放される/健康やダイエットに効果的などのメリットがある一方、雨天は乗れない/駐輪場の問題/企業が自転車通勤を認めない等の課題もある。
○ 企業も低炭素や環境問題に取り組むことでビジナスチャンスは広がり、企業価値も高まる。特にCO2削減の最新技術は企業に頼るところが大きい。
 また、今後は温室効果ガス排出権取引の動向がビジネスに大きな影響を及ぼすであろうと予想されている。個人的にはマネーゲームで終わらないで欲しいと思う。


●6. 滑らかで無駄のないロジスティクス
(SCM*1 で無駄な生産や在庫を削減し、産業で作られたサービスを効率的に届ける)
 SCM(Supply Chain Management):材料の供給者、製造者、卸売、小売、顧客を結ぶ供給連鎖管理

【観点】
 製造、流通、販売という製品を扱うプロセスで、製品の在庫が発生するとコストが増加し、同時にCO2排出量も増える。つまり在庫量を減らすことはCO2削減につながる。また、製造、流通、販売それぞれのプロセスでCO2削減という課題が、SCM(サプライチェーンマネジメント)の中で検討されている。(この分野は難しいな・・・勉強不足を痛感する)

【大作戦での活用】
○ 今まで自動車、飛行機で運搬していたものを鉄道・船舶で運搬することで輸送に関わるCO2排出量を削減することができる。
 例えば、宅配企業の中には特急コンテナ列車を走らせるなどモーダルシフトを実施しているところもある。そういったサービス内容を消費者は比較検討した上で企業に依頼することが大切だ。


つづく・・・

稲城市CO2スリム大作戦-応援企画その1

2008-05-25 10:31:51 | エコ一般
 去年に引き続き、稲城市とテレビ朝日がタッグを組んで「CO2スリム大作戦2008」が始まった。今度は対象家庭を稲城市だけでなく全国に拡大してのその名の通り大作戦である。
 私も是非参加したかったのだが、先ごろまでいろいろ忙しく、また精神的に疲れていた。でも、やっと身体ともに復帰したので、このブログで「大作戦」を応援したいと思う。

「CO2スリム大作戦2008」のページ : http://www.tv-asahi.co.jp/earth/co2/index.html

 「CO2スリム大作戦2008」が始まった5月22日、独立行政法人国立環境研究所は、日本が2050年にCO2排出量を1990年比で70%削減するための「12の方策」を発表した。
 今回はこれについて考えてみたい。

●1. 快適さを逃さない住まいとオフィス
 (建物の構造を工夫することで光を取り込み暖房・冷房の熱を逃がさない建築物の設計・普及)

【観点】
 太陽光を取り込んだり、暖房・冷房の熱を逃さない断熱性を強化したり、建築時のCO2排出を極力少なくするような建築デザインや建築技術の進歩を促す内容である。

【大作戦での活用】
○ 5月、6月というと気温の上がり下がりが多少ある季節。ちょっと寒いから暖房をつけたい、ちょっと暑くなったから冷房をつけたい、と思いがちだがそこは我慢・・・と言うよりは、少しの厚着や窓を開け放つことで対応したい。
○ これから夏にかけては太陽の直射を避けたい。南側の窓に当たる直射日光は特に暑い。そんな時は、以前ブログで紹介したが「グリーン・カーテン」が有効だ。ゴーヤ等のツルと葉で直射日光を遮る効果と、収穫したゴーヤでチャンプルを作って食べるという一石二鳥だ。
○ 断熱性という面で、私の実家では窓などに、あのプチプチ(包装用のエアパッキン)を全面に張って外気の出入を遮断している。これが結構いいのである。ただし、冬の効果は実家で体験しているが、夏の冷房効果は体験していないので試してみて欲しい。

●2. トップランナー機器をレンタルする暮らし
(レンタルなどで高効率機器の初期費用負担を軽減しモノ離れしたサービス提供を推進)

【観点】
 家電製品は省エネ・CO2削減機能が益々向上している。新しく家電製品を購入する場合は、省エネ・CO2削減機能が高い製品を選ぶことを心掛けるべきである。

【大作戦での活用】
○ 当然、新しく家電製品を購入する予定のある人は、省エネ・CO2削減機能が高い製品を購入すべし。
○ いくらエネルギー効率の良い家電製品を購入しても、無駄な使用やつけっぱなしは良くない。部屋やトイレの照明、テレビやPCの電源等を小まめに切る習慣をつける。また、冷蔵庫の開けっ放しにもご用心。
○ 家電製品のコンセントにつなぐタイプの電気料金・CO2排出量測定器が安価で売られているので、これでチェックするのも良いだろう。

残る10策は次回以降に紹介する。

JAPANESE-NPOの活躍

2008-05-19 22:32:35 | エコ一般
 短い期間でミャンマーのサイクロン、中国・四川の大地震と大きな自然災害が続いた。災害の大きさもそうだが、建物の脆弱性(ぜいじゃくせい)、国や自治体を統治する人間の判断の遅れや誤りなどが原因で多くの人々の命が奪われる結果となってしまった。誠に残念だ・・・
 すでに世界各国から救援のための物資がミャンマーや中国に送られている。しかし、いろいろな事情でその物資が被災者の元になかなか届かない状況にあるという。なかでも、ミャンマーは政府の意向で外部からの(特に人による)救援を今でも拒み続けている。少しの水や食料の配給物を多くの被災者が争うようにして取り合う場面をテレビが映し出す。やりきれない気持ちで一杯になる。

 そのような中、日本の特定非営利活動法人「ブリッジ エーシア ジャパン(BAJ)」によるミャンマーでの救援活動ぶりがテレビで紹介されていた。多くのNPOや団体が救援物資と人をミャンマー国内に送り込もうとするが、政治的な壁でままならない状況だ。
 その点、BAEでは以前からミャンマー国内で支援活動を行っており、今回のサイクロン発生以降、ミャンマー国内にいる駐在員が都市部で救援物資を手に入れ、車で被災地に運び、被災者に物資を手渡している。お金も外部からミャンマーに持ち込むことは容易ではないが、向こうの口座に振り込み、ミャンマー国内で引き出すことは容易にできるようだ。

 BAEのホームページのブログ記事を読んで、以前からミャンマー国内でいかに苦労しながら活動を続けているかが理解できる。是非、見て欲しい。
「ブリッジ エーシア ジャパン(BAJ)」http://www.baj-npo.org/

 私の勉強不足でBAJと同じように活躍している日本のNPOがまだまだあるのかもしれない。
 大変共感するし、同じ日本人として嬉しくなる。どこかの議員さん達も少しは見習って欲しいと思うのは私だけか・・・?!

珈琲を淹れたその後は・・・

2008-02-15 02:01:15 | エコ一般
●珈琲の効用
朝の眠気を追い払い、仕事への活力を与えてくれ、その香りで精神的な安らぎをももたらしてくれる珈琲。ブラックで飲めばカロリーを気にすることもなく、最近では生活習慣病予防にもなると言われている。
珈琲を淹れたあとの搾りかすも、生ゴミの袋に入れると匂い消しの効用を発揮し、お風呂に入れると珈琲の香りでリラックスできる。

●珈琲燃料
2月14日時事通信より
珈琲豆の生産国コロンビアで、珈琲の搾りかすからバイオエタノールを精製する計画が進んでいる。バイオエタノールはサトウキビやトウモロコシなどから精製するのが一般的だが、珈琲を原料とするのは世界で初めて。
実用化実験は終了しており、いよいよ、試験操業を開始する予定だという。

サトウキビやトウモロコシからのバイオエタノールは中南米などの広い土地を使って大量の燃料を精製するが、一方で食糧危機問題に発展し、必ずしも良好な策とは思えない。
それより、珈琲のような搾りかす、休耕田などを活かして栽培した植物、家畜の排出するメタンガス、等から採取する燃料をもっと活用すべきと考える。

また、珈琲の搾りかすを乾燥させ、圧縮して「珈琲ペレット」を作り、ペレットストーブ等の燃料にすることも以前から実用化が検討されているようだ。木材と比較して粉末にするプロセスを省けるところがコスト的な利点とされている。ただし、量産化した実用となると課題が多いかもしれない。

●フェアトレード商品としての珈琲
中南米やアフリカの開発途上国と先進国とのフェアトレード(公平貿易)商品としては、珈琲は既に大きな役割を果たしている。
スーパーや量販店で価格の安い珈琲豆を目にするが、少し値段の張るフェアトレード・珈琲を飲みながら、珈琲農園で働く途上国の人々の生活や将来について自分なりに考えることも大事なことではないだろうか。


珈琲を淹れたその後は・・・
まずは、美味しい珈琲を(時間をかけて)じっくり味わう。
そして、仕事などの忙しい中にあっても、珈琲を飲みながらECOに限らず色々なことに思いを馳せたり考えたりする「時間」を確保する。

朝まで・・・地球温暖化!

2008-01-26 14:24:05 | エコ一般
久しぶりに「朝まで生テレビ」(テレビ朝日系列)を観た。田原総一朗氏が司会を務め、右翼や左翼、問題、宗教問題、日中問題など社会のタブーにまでテーマにする番組である。今回のテーマは「地球温暖化」。
パネリストには政治家、学者、科学者、NPOの代表がおり、その中には「地球温暖化」論に反対の立場を取る学者2人が入っていた。彼等が反論したポイントは次の点。
・地球温暖化の原因が人為的によるものより、他の場合(自然現象等)が大きい
・IPCCの研究発表結果が正確ではない
・京都議定書に定めた各国のCO2削減枠組みの根拠はいい加減だ
・自然エネルギーには限界がある
などなど。

●地球温暖化の原因
産業革命以降、特に20世紀後半からの人為的に排出されたCO2を含む温室効果ガス濃度の増大が昨今の異常気象や地球温暖化の原因になっている可能性がきわめて高い(90%の確度)ことをIPCCの第4次評価報告書で述べている。
これに対しての反論は、地球温暖化の原因として、人為的に排出された温室効果ガス濃度だけではなく自然現象他の原因によるものも多く、その比率など現在の研究範囲では特定できない。ましてや、IPCCが報告している実験の過程においていい加減なものが見受けれ、報告そのものが疑わしい。というものだ。
しかし、その反論も人為的に排出されたCO2を含む温室効果ガスが原因の1つであることは認めている。また、IPCCの研究の中にも素晴らしい研究が多いことも認めている。地球温暖化現象も人為的に排出されたCO2を含む温室効果ガスが原因の1つであることは認めるが、だからといって昨今の異常気象があたかも地球温暖化が原因で、この先数十年で地球が壊滅状態になるということには異論がある、ということだ。

●京都議定書の意味
京都議定書とは、1997年に京都で開催されたCOP3で採択された、CO2等の温室効果ガスについての排出削減義務などを定めた議定書のこと。
2008年から2012年までの5年間で1990年を基準年として温室効果ガスを先進国全体で5.2%削減することを義務づけ、日本も6%削減が義務付けされた。
ここでの反論(削減枠組みの根拠がいい加減である理由)は、今や米国を抜いて温室効果ガス排出1位となった中国やインドなど途上国が削減義務を負わないこと、当時の温室効果ガス排出1位の米国が批准していること、基準となった1990年はEUと日本では温室効果ガス排出状況が異なり日本に不利であること、この時に決まった京都メカニズムにより排出権売買という新たなマネーゲームを生んだこと等。
確かに京都議定書の内容には各国の思惑が見え隠れする。基準の1990年はヨーロッパでは東西ドイツの統一など共産国が民主化に流れた年である。一方、日本は既に企業をはじめ省エネ対策を実施し温室効果ガス排出量が十分減った成果が出ている年である。また、削減義務を決定した頃は中国やインドの経済発展の初期段階であった。マネーゲームという点では、排出権売買の大きな市場がEUには既に出来ており、売買で大きな利益を受けている企業もあると聞く。排出権売買市場において、米国や日本は大きな遅れをとり、日本の経済界は市場の導入に反対している。
しかし最近の状況を見ると、米国は地球温暖化問題に否定的だったブッシュ政権も大型台風の直撃による被害や世論が地球温暖化対策を支持することから方針が変わってきており、今行われている大統領選挙の一番のテーマが環境対策である。また政府と異なり、自治体の多くは環境対策に積極的だ。
また、中国でも北京オリンピック開催や最近増えた公害問題を配慮して、国を挙げて積極的な環境対策を指導している。
日本でも経済界は明確な削減義務や排出権売買市場の導入には反対しているが、企業や業界は積極的にCO2削減対策を実施している。中でも、トヨタ自動車はハイブリッド自動車を武器に環境に配慮した自動車に力を入れ、いまや世界第1位のGEを抜こうかという世界トップ企業になりつつある。まさしく、環境対策と利益追求が両立できることを証明してくれている。
確かに日本にとって不利ではあるが、達成不可能ということはないらしい。
排出権売買については、単にマネーゲームにならないように、実際の排出に貢献するよう今後検証していかなければならないと感じる。

●環境対策の効果
番組ではエネルギー問題に関する意見が多く交わされていた。

【原子力】
今の国内の消費電力維持を考慮した場合、原子力発電を使わず他の発電方法で電力を補うには相当無理があるらしい。従って、原子力発電所を今以上新しく作る必要はないが、稼働率を上げる必要があるというものだった。ただでさえ、地震や事故、報告内容の粉飾などで稼働停止している原子力発電所が多い状況にある。
以前このブログに書いたが、原子力発電を今後も維持させるなら、すべての情報の粉飾のない開示、危機対策プログラムの作成・訓練・公表などを明確にすることが必要条件と考える。

【バイオ燃料】
最近話題のバイオ燃料については、大豆やとうもろこしを使用したエタノールを使用する場合、燃やす時は確かにCO2は排出しないが、栽培する時に多くのCO2を排出するのでカーボン・ニュートラルにならない。その上、南米やアフリカでは食糧危機になったり、(大きな栽培面積が必要なため)森林伐採につながるなどの状況にあるという。
確かに、食糧危機や森林伐採を引き起こしてまで、化石燃料を補うための代替燃料を使う必要はないと考える。やるなら、廃材等食糧以外を使用したり、休耕田など食糧問題に影響しない土地で栽培する等を検討しなければならない。また、国の政策も食糧危機や森林伐採に考慮しなければならない。

【太陽電池】
太陽電池の利用において、一時日本がトップを走っていたが、現在はドイツに抜かれてしまった。ドイツでは太陽電池を利用して家や企業で溜めた電気を電力会社が高く買上げる制度が出来、効果を上げている。
太陽電池そのものの価格が高く、日本では導入しても元を取るのに数十年もかかることも利用が増えない理由だという。
太陽電池の場合、天候に影響されるのも不安定要因といえる。また、国の政策のよって左右されるのも分かる気がする。

【オフィスや家庭での環境対策】
エネルギー以外のオフィスや家庭での環境対策では、「CO2排出量の比率にして家庭から出るCO2なんて大した量ではないので、削減努力や工夫なんてする必要はない!」なんて思わないでください、とNPOの代表者が発言していた。
あるパネリストは、家庭で使用している家電製品を最新のエコ対策をしている家電製品に代えただけでCO2排出量が40%削減できた、と言っていた。
しかし、液晶テレビでも冷蔵庫でも大型になればそれだけ多くの電気量、CO2排出量が出ることを胆に銘じなければならない、と最近の家電の大型製品化に苦言を呈していた。
確かに、以前、稲城市でやった「CO2削減大作戦」でも40%近い成果を出していたことを考えれば、オフィスや家庭での環境対策は決して無駄ではないと思う。
逆に大きな力となるのではないか。

●まとめ
番組は夜の1時20分から4時20分まで3時間続いた。
もっと「地球温暖化」論に反対の立場を取る学者の意見を聞きたかった。
番組を見た範囲では、「地球温暖化」は確実に進んでいる。ただし、原因、詳細部分、将来的なことは分からないことや予想できないことが多いようだ。ということは逆に、これから効果のある対策を打つことで、「地球温暖化」のスピードを遅らせることは可能であること。
最後にパネリストの1人がいいことを言っていた。「環境対策は心技体が重要!」
心:ライフスタイルの見直し(家庭)
技:技術の進歩(産業)
体:政策の充実(政治)

これからも「心」:ライフスタイルのエコシフトの部分を中心にブログを展開しよう!と元気になった。実を言うと、最近のエコ粉飾問題で少々落ち込んでいたのだ。

●P.S.
「朝までテレビを見てるなんて、あなたのエコも?ね。」と奥さんにイヤミを言われた。
「朝まで・・・」は久しぶりだし、ストーブの設定温度も最低にしていたし・・・と自分自身に弁解した。

再生紙偽装への怒り

2008-01-19 12:59:13 | エコ一般
大手製紙企業が年賀はがきやコピー用紙などの「再生紙」における古紙配合率が実際より高めに偽装されていた問題で、当初業界2位の日本製紙のみが事実を認め謝罪しトップの辞任となったが、昨日、第1位の王子製紙、第3位の大王製紙、第4位の三菱製紙、第5位の北越製紙の4社がそれぞれ会見して偽装事実を認めた。
偽装と言えば、去年多くの食品関連企業の偽装問題が取り上げられ社会問題となった。今回の製紙企業側はコスト削減で偽装した訳ではなく、古紙の配合を少なくすることで品質を上げてユーザに提供したのだから食品関連企業の偽装問題とは異なるとして、4社はトップの交代をしない方針を示した。
確かに食品関連企業の偽装とは違って人間の体に危険を及ぼす質のものでなく、製品(紙)の品質を良い方に偽装していたのだから、「そんなに悪いことをした訳ではないよね」という企業の論理だが、果たしてそうか?
偽装のトリガーとなった「古紙が集まらない」、「技術が追いつかない」ということであれば正直な配合率を示すべきである。また、消費者が求める品質を維持するためと言うが、本当にそのような高い品質を消費者は再生紙に求めているのだろうか?企業側がエンドユーザが求めている以上の品質を再生紙に求めた結果なのではないか?また、工場の判断でTOPは知らなかったとか、企業どうしの情報共有/情報交換はないと言っているが、これらを信じろという方が無理である。
何より、環境やエコに興味を持ち、再生紙をグリーン購入と考えて、少しでも「環境に良い/地球に優しい」ことをしたいと思っている消費者/エンドユーザを裏切る行為であるということを企業側は真摯に受け止めて欲しい。

マイバッグ事情

2008-01-16 23:31:48 | エコ一般
以前、エコ10ヶ条でTOPに書いた「マイバッグ」について、最近の「事情」はどうなっているのか、他のWebページ等で調べてみた。

●自治体事情
昨年6月に千葉県袖ヶ浦市のマイバッグ推進運動について書いたが、自治体の考えをただやれ!といっても店側や消費者がついてこない。やはり、商工会議所などと連携し、地域全体を巻き込んでやらないと前途多難のようだ。それでも、袖ヶ浦市のその後のページを見ると、協力店が4つほど掲載されていた。少しだけ、良かった。是非、継続して欲しい。

-杉並区の事例-
東京都杉並区では、平成14年に商工会議所・商店会連合会、町会連合会、消費者グループ連絡会、リサイクル協会が発起人となり、区を含め、32団体が参加して、杉並区レジ袋削減推進協議会を発足させた。活動としては、
・区内各駅におけるレジ袋削減とマイバッグ持参を呼びかけるチラシの配布。
・同じ活動を行っている他都市との交流
・レジ袋削減キャンペーン等の開催
・区内の各イベントでの活動紹介・PR
・エコシール事業
など多岐に渡った。
その結果、平成17年にはマイバッグ等の持参者(常時持参の人とレジ袋併用者の人を含めて)35.2%となった。一定の評価はされるものの、杉並区の当初目標としていた数値にはとどかなかった。
そこで、平成19年から企業と共同でレジ袋有料化実証実験を実施し、レジ袋の有料化や再利用できるレジ袋の活用などを実施しながら、マイバッグ持参率60%を目指す方針に転換したようだ。

杉並区のように地域を巻き込み、できる限りのPR活動を行ってもマイバッグ等の持参者率を増やすことが容易でないということが分かった。

それでは、企業(民間)はどのような対策を行っているのだろうか?

●企業事情
都内で営業している大型スーパーマーケットのマイバッグ事情を調べてみた。以下、アイウエオ順。

-イオン-
・買物袋持参運動を展開中。2007年11月時点でマイバッグ持参率は27.46%。
・レジ袋を断わった客には、1回の精算につき1個スタンプを押印して20個たまるとトップバリュ商品100円引きやイオン音符つきマイバッグ(レジカゴ用、携帯用)との引き換えなどの特典有り。

-イトーヨーカドー-
・買い物袋を持参し、レジ用袋を辞退するとスタンプを進呈。20個たまると100円の買物券として税込み100円以上の買物ができる。
・オリジナルのショッピングバッグ(280円、350円、480円)を販売。

-いなげや-
・昨年8月1日から杉並新高円寺店、日野駅前店、日野栄町店の3店舗でレジ袋有料化(1枚5円)の実証実験を実施。レジ袋配布枚数を8割以上削減。3月1日から杉並区及び日野市の未実施店舗でもレジ袋の有料化に取り組むことを決定。

-サミット-
・レジ備え付けの「ノー・レジ袋」カードの提示により、ポイントカードに2ポイント追加。
・オリジナルショッピングバッグ販売。
・昨年1月に杉並区成田東店でレジ袋の有料化。レジ袋の辞退率が30%から84%になった。(全国平均23%)

-西友-
・マイバッグ運動推進。レジ袋辞退をレジで告げると、その場で買上げ金額から2円を引く。
・2007年11月時点でレジ袋辞退率は34.2%。
・オリジナル買物バッグ、再利用可能なポリエチレンバッグを販売。

-ダイエー-
・レジ袋削減キャンペーン展開中。レジ袋辞退で買物ポイント追加。

マイバッグ・エコバッグ推進活動、レジ袋辞退でポイント追加や値引き等はどこの企業でもやっているようだが、大幅にレジ袋辞退率を上げる策としては、「レジ袋の有料化」が有力のようである。レジ袋の辞退率が8割を超える結果がでることを考えても、今後益々この傾向は増えるのではないだろうか。

それでは、「レジ袋の有料化」を我々消費者はすんなり受け入れるのであろうか?

●消費者事情
インターワイヤード株式会社が運営するネットリサーチの「レジ袋に関するアンケート」(2007年3月7日~3月15日)では、
「マイバッグ、マイかごなどを持参していますか?」という質問に16.9%の人が「常に持参している」と答え、23.7%の人が「だいたい持参している」と答えた。合わせると40.6%の人が持参していることになる。性別、年齢で分けてみると、20代男性、30代男性、40代男性、50代男性、20代女性、30代女性、40代女性、50代女性の順に持参率が増えている。
また、「レジ袋の有料化に賛成ですか?」という質問には、43.9%の人が賛成、22.6%の人が反対と答えている。

概ね、「レジ袋の有料化」には賛成のようだ。それにしても、女性の方が男性よりもはるかにマイバッグ持参率が高いのはしょうがないことなのか?

●マイ事情
昨年日本で大ブレークしたアニヤ・ハインドマークのエコバッグ。長い行列に並んでやっと買えたり、ネットオークションで何倍もの高値が付いたりと、異常と思える現象を眺めながら苦笑いだった。
それが今では、家で買物する時に使える自転車のかごにスッポリ入るような大きめのマイバッグを探して、カタログやWebを眺めてニヤニヤしている自分がいる。
会社では去年のエコプロダクツ2006で、企業のブースに立ち寄った時にもらった布製バッグをマイバッグとして使用しているのだが、(家で使う)2枚目のマイバッグは自分でビックリするほど「こだわって」いる。

環境元年 ・ 今年もよろしくお願いいたします。

2008-01-04 18:24:03 | エコ一般
あけましておめでとうございます。
昨年はとぎれがちになったこのブログですが、心機一転、新たな気持ちで書こうと思いますので、よろしくお願いします。


●環境元年
1997年に採択された京都議定書の中で、先進国は温室効果ガスの排出量削減が義務付けられ、2008~12年の5年間に日本は1990年比で6%の削減目標を定められた。今年は、その1年目にあたる。
朝日新聞はそれに「環境元年」というネーミングを付け、1月1日の新聞から1面に特集記事を掲載している。1日は国内外における最近の異常気象による異変の事例紹介、3日はCO2排出権取引の話、4日は経済発展を遂げている中国とインドの環境事情・・・と気になる内容の記事満載。これからもシリーズで続けていくようだ。

この1年、私もビギナーなりに環境に関する本や雑誌、新聞等を見る機会があった。これからの地球環境についても、絶望的観点で書いておりショッキングな内容であったり、危機的状況ではあるが今後の変化で期待できるという内容であったり、人為的な温室効果ガスの排出が地球環境に及ぼす影響なんて少ないとする反環境論的な内容など、いろいろな説や考え方があり、レベル感も違うということが分かってきた。
当たり前のことかも知れないが、これらを鵜呑みにして必要以上に怯えたり、馬鹿にしたりせず、自分で調べたり聞いたり体験したりしながら考える作業が必要なのではないだろうか?
「環境元年」・・・まさしく今からじっくり考えて行動したい。
ビギナーらしく、前向きに、先入観や偏見を持たずに。

●ブログの内容
今後、このブログで発信していきたいと思う内容は以下の通り。

○NEWS
新聞、雑誌、テレビ、WEB等で公表された国内外のニュースの中で特にこのブログで紹介したい内容

○INTRODUCE
知り得たエコイベント・エコセミナー、気に入った自然食品・自然雑貨の店、ゆったりしたスローな場所、などの紹介

○EXPERIENCE
体験したエコイベントや活動に関する報告

○BUSINESS
エコに貢献している企業や役立つエコプロダクツ・アイデア


引き続き、つたない文章で申し訳ありませんがコメント下さい。今年はいろいろな人とお話したいと思いますので。