ひとりから始めるエコシフト

環境(エコ)について勉強中のビギナーが「ひとり」から始めたエコシフト。そんなエコライフをブログで紹介します。

サクラ咲く(2)

2007-03-29 23:58:28 | エコ一般
明後日(31日)に仲間と「お花見」をする計画を1週間前に立てた。その時の天気予報では「曇りのち雨」で降水確率60%だった。しかし、一所懸命神様に祈った甲斐あって(?)現在の天気予報では「晴れのち曇り」で降水確率30%となっている。もう一息・・・
その「お花見」を予定している場所を今日通りかかったら、大きな桜の樹の下のベンチにカップラーメンの空容器やスナック菓子の空き袋が散乱していた。どうして、こんな事が平気でできるんだろう?自分で飲み食いしたもののゴミは自分で片付けるのは当たり前。それにも増して、綺麗に咲いた桜の樹の下にゴミを放置していく人の神経が理解できない。
この週末、桜の名所となっている場所では、どこも「お花見」で大賑わいであろう。でも、最低限、自分達で飲み食いしたもののゴミは持ち帰るか、指定のゴミ捨て場に分別して捨てるように心がけたい。
来年も綺麗に咲く桜が見たいから・・・

サクラ咲く

2007-03-26 23:39:22 | エコ一般
先日、テレビでアンジェラ・アキさんの武道館ライブの様子を放映していた。その中で彼女が歌っていた「サクラ色」という曲が大変印象に残った。この他、「さくら」をテーマにして流行った曲といえば、ケツメイシの「さくら」や森山直太朗の「さくら」があるが、これは日本人(老若男女を問わず)の桜好きを象徴しているのではないだろうか。

その桜だが、やはり地球温暖化やヒートアイランド現象の影響を受けているらしい。
3月25日テレビ朝日系列放映の「素敵な宇宙船地球号」では、年々気温が上昇することで空気が乾燥し、桜の樹が持つ抵抗力が弱まっていることを伝えていた。最近、桜の木の幹にキノコが寄生している現象が増えているという。このキノコ、「コフキサルノコシカケ」と言って、樹の皮にとりつくと幹の内部まで入り込み、食べつくして幹の中を空洞化させてしまうという恐ろしいキノコなのだ。抵抗力が弱まっている桜は「コフキサルノコシカケ」にとって、格好の獲物なのかもしれない。

家の近くの桜の樹も花が咲き始めている。来週あたりは満開となって「お花見」をするには最高かもしれない。できることなら、この先何年、何十年と桜の樹が花を咲かせる様子、そして花が少しずつ散っていく様子を楽しみたいと思うのは私だけではないはずだ。桜の樹がこの先枯れずに長生きできるように保護していくことが、我々に与えられた課題だと思う。

ランチタイム

2007-03-22 01:32:48 | エコグッズ
ランチタイムのエコグッズを1つ紹介
●マイ箸
コンビニに昼食や夕食の弁当を買いに行ってマイバッグを出すと、必ず聞かれるのが「箸は付けますか?」という店員の質問。今までは、当然「つけて下さい。」と言って割り箸をもらっていた。しかし、考えてみるとコンビニの店員は、マイバックを持ってくる人だから、マイ箸を使っているのではないか?という意味で「箸は付けますか?」と聞いてくるのではないかと思うようになった。(勘繰りかな?)
そこで、マイ箸を購入した。別に購入しなくとも、家で余っている箸で十分だと思うが。食べた後に毎回洗うのは面倒だが・・・などと思ってはいけない。家で食べたって誰かが箸を洗うのだから。

○弁当などの包装
コンビニ等で購入する1食分の弁当で出るゴミ、多くありませんか?
・弁当の入れ物、おにぎりだったら包んだビニール
・割り箸を入れたビニール袋
・飲み物のペットボトルや缶
・上記を入れたコンビニ袋
できるだけ、ゴミを減らしたいですね。
マイ箸、マイバッグ、水筒があれば残りは弁当の入れ物だけになる。

○ランチタイムの消灯
私のお客さんの会社で、ランチタイムは部屋を消灯しているところがいくつかあるが、あれは本当に電気量削減につながるのだろうか?私の会社でも以前はそうしていたが、何かのきっかけ(蛍光灯の仕組み?)で、それをやっても電気量削減にはあまり効果がないということで止めてしまった。本当のところはどうなのでしょう?詳しい方、教えてください。

クリーン多摩川

2007-03-18 12:22:48 | エコ一般
今日は朝からクリーン多摩川、いわゆる多摩川河川敷のゴミ拾いをしてきた。ロータリークラブ、ボウイスカウト、学校のPTA関連、地域の子供会、他希望者等多数が参加して行われた。ゴミが山ほど落ちているのではと想像していたが、実際は思ったより少なかった。自転車か何かの部品、空き缶、菓子袋、タバコのケースと吸殻、ペットボトル、その他細かいもの等。特にタバコの吸殻が多く、河川敷で景色を眺めながら気持ち良く一服するのだろうが、「投げ捨てはいけません!」
ゴミ捨て終了後はうどんが用意されていた。河川敷に腰を下ろして、くっきり姿を現した富士山を眺めながらうどんを食べる。美味しい!うどんを入れる食器は紙食器ではなく、食べた後は自分で洗って返す。最近のアースディのような大きなイベントでも、同じ(食器を貸し出し、自分で洗って返す)システムを実施している。最後まで不要なゴミを出さないという主旨がうかがえる。

原子力と安全性

2007-03-16 00:48:12 | エコ一般
最近、電力会社の原子力発電に関するデータ改ざんや事故の隠蔽という記事が見受けられるが、いくら「原子力は安全」「原子力は新しいエネルギーとして期待されている」といった宣伝文句も、このような記事が目に入ると「原子力」は益々マイナスイメージに見られてしまう。残念なことだ。どんなに環境活動やボランティア活動に熱心に取り組んでいることをCM等で印象付けても、本業の方で平然とそのイメージを破るようでは、それこそ本末転倒、愚の骨頂である。
ただ、これを機会に、本当に「原子力発電の安全性」はどうなのか?逆にリスクとしてどのくらい覚悟しなければならないのか。といった討論を真剣にやる時期に来ているのではないだろうか?電力会社も「原子力は安全」の一辺倒ではなく、チェルノブイリ原発事故と同等の事故は起き得るのか?もし発生した場合の対処、防止策、避難経路、地域との連携、情報開示、緊急対策等をどのように考えているのか・・・など、嘘、偽り抜きでの話をして欲しい。そうでないと、いつまで経っても私たちは「原子力とどう付き合えば良いか?」という問いの答えを見つけることができない。

ゴミの山が油田???

2007-03-13 01:11:56 | エコ一般
情報元:テレビ朝日系列の番組「素敵な宇宙船地球号」(3月11日放映)
話は、神奈川県茅ヶ崎市にある(株)ブレストという小さな会社で開発・販売している「油化装置」について。この「油化装置」は、一般家庭から出るペットボトルの蓋やレジ袋といったプラスチックゴミから油を作り出すという優れもの。確かにプラスチック製品は石油から作られるのだから、プラスチックゴミを熱処理して不純物を取り除けば元の油が取れるはずという発想だ。さらにこの「油化装置」の素晴らしいところは、通常1kgのプラスチックゴミを焼却処理すると3kgのCO2が発生するらしいのだが、この「油化装置」で処理すると、0.38kgのCO2で済んでしまう点だ。
この技術に目をつけたのが、珊瑚の海で有名なマーシャル諸島共和国。5つの独立した島と29の環礁からなるこの国は、地球温暖化の影響を受けて約100年後には海面上昇により国全体が沈むと言われている。またこの国は観光が主な産業で、観光客が残したゴミの問題も深刻化している。ゴミは処理施設がないため、すべて海に埋め立てており、珊瑚への影響や海の汚染が心配されている。そこで、「油化装置」を使ってゴミを処理し、取り出した油は発電機の燃料として使うというリサイクルプランが(株)ブレストに持ちこまれたのだ。(株)ブレストの伊藤社長は早速に「油化装置」を持参してマーシャル諸島に飛び、大統領の前で「油化装置」を実演し、取り出した油で発電機や車を動かして見せた。大統領は大変喜び、正式な契約が取り交わされて・・・といった内容だった。
こういった日本の技術が世界の人に喜ばれ、地球温暖化対策に役立っているということに大いに感動した。これこそ日本が世界に誇ってよい事だと思う。
「油化装置」が家庭用に売り出されたら是非使ってみたい。

株式会社ブレストのURL : http://blest.co.jp/

国際極年とペンギン

2007-03-10 01:19:22 | エコ一般
日本が南極観測に乗り出すきっかけを作った1957-58年の「国際地球観測年」から半世紀がたった今年。この3月1日から「国際極年」と題して、国際的な規模での北極、南極に関する観測や研究を集中的に進める取り組みが始まった。期間は2年間で、60カ国以上から200件を越える研究が企画・計画されている。当然、その中には地球温暖化をテーマにした観測や研究も多数含まれており、その結果が待たれるところである。

南極といえば「ペンギン」を思い浮かべる人が多いのではないか?我が家では、中学生の息子が大のペンギン好きで、幼いころからペンギンの人形やグッズを集めている。最近ではスイカのCMに出ているペンギンや、アメリカのペンギン達を主人公にしたミュージカル映画「ハッピーフィート」が話題を呼んでいるが、そのペンギン達を写した写真集で「南極がこわれる」(藤原幸一著、ポプラ社)という写真集がある。これは、流行の可愛いペンギン達の様子を写したものではなく、南極の所々で巨大なゴミと化した(使用済みの放置された)基地の残骸から飛び出た針金に引掛かり、傷口が化膿し、血を流して苦しんでるペンギン達が写し出されている。とてもショッキングな写真集だ。今でもこのような悲惨な状況にあるのか知るすべがないけれど、この「国際極年」を利用して、南極のゴミ問題も是非解決に向かうことを願う。願いたい・・・

海外事情-2

2007-03-08 23:47:19 | エコ一般
●オランダ・アムステルダム
・アムステルダムでは多くのハウスで農作物が作られている。その際、農作物は光合成を行い、CO2(二酸化炭素)を必要とするが、二酸化炭素提供企業から購入しているという。その二酸化炭素はというと、石油プラントから排出された二酸化炭素をパイプラインで各農家に送られているという。誠にギブ・アンド・テイクな商売と言えよう。

●デンマーク・コペンハーゲン
デンマークは風力発電が全電力の20%を占めるというエコエネルギー先進国だが、風力発電のためのプロペラを陸上から海上へ移行しているという。陸上に設立する土地が少なくなったためと、海上の方が風力が強いからという2つの理由からだそうだ。

EUは2020年までに温室効果ガスの20%削減を目標にしているという。一方、日本は2012年までに6%削減を目指しているが、現在、+8%で合計14%削減を迫られている。これが現実だ・・・

海外事情

2007-03-01 22:08:37 | エコ一般
●イギリス・ロンドン
ロンドンのあるストアでは、食料品の一部に値札と一緒に「フードマイル」という食料品の運送距離を表す数値を表示し始めた。消費者は値札と「フードマイル」の両方を見ながら買う物を決めることができる。ストア側も環境問題に真剣に取り組んでいることをアピールできるとあって、今後「フードマイル」を表示する食品を増やしていく考えらしい。日本でも生産地表示や生産者の写真やプロフィールを表示する店はあるが、「フードマイル」まではまだまだ。是非、取り組んで欲しいものである。

●ドイツ・フランクフルト
ドイツ車といえば、ダイムラー、フォルクスワーゲン、オペルなどのメーカーが有名だが、最近はエコなディーゼルエンジン車が流行りだという。以前は、ディーゼルエンジン車といえば環境に悪い排気ガスを多く排出していたイメージが強いが、メーカーの技術的努力でディーゼル微粒子除去装置を装備したディーゼルエンジン車が開発され、売れ行きも上々らしい。燃費もガソリン車より20%良いらしく、ガソリン代が高騰していることもあって、益々ディーゼルエンジン車が注目を集めている。
日本ではエコカーといえばプリウスなどのハイブリッドカーを思い浮かべるが、今後は電気自動車、メタノール車、燃料電池車などの実用化が望まれるところだ。(個人的には、車より自転車なのだが・・・)


アカデミー賞

2007-03-01 00:22:45 | エコ一般
ニュースを読んでいて驚いた。アメリカ・ハリウッドのアカデミー賞の会場に、受賞候補の俳優や女優が続々とリムジンで乗りつける光景が有名だが、今年は数十名がトヨタのハイブリッド・カー、プリウスで登場したというのだ。これは、ある環境団体の呼びかけによるものらしいが、それだけではない、「エコがカッコイイ」という捉え方が彼らの中にあるのではないかと思う。マクロビオテックもアメリカで流行し、日本に逆輸入の形で入ってきて、女性のダイエット方法として注目されている。国レベルでは「京都議定書」に批准しないなど環境問題に熱心でないイメージがあるが、民間レベルでは熱心な人・団体が大勢いるということが(私なりに)分かってきた。日本の芸能界にも「エコがカッコイイ」という感覚が広がり、それに影響される一般人が増えることを望みたい。

P.S.
そういえば、このブログで触れたゴアさんの映画「不都合な真実」が(アカデミー賞の)ドキュメンタリー賞を獲得した。