ひとりから始めるエコシフト

環境(エコ)について勉強中のビギナーが「ひとり」から始めたエコシフト。そんなエコライフをブログで紹介します。

TABLE FOR TWO 個人参加

2008-06-05 20:12:00 | アフリカ問題
先週、「TABLE FOR TWO」事務局へ個人参加の希望をメールにして送ったら、今日返事が返ってきた。メールの内容を実名は除いて紹介する。


●送信メール
TABLE FOR TWO事務局様
 アジアやアフリカの貧しい国の子ども達のために、何か自分でできることはないか?と以前から探していました。そのような時、インターネットのニュースで「TABLE FOR TWO」の活動を知りました。しかしながら、私の会社には社員食堂がありません。参加したくとも、その段階であきらめるしかないのか?と思いましたが、どうしても賛同する心が「なにか手はないか」と模索しました。そこで、個人的にダイエットをして昼食代の中から20円を貯め、それを「TABLE FOR TWO」に寄付しようという考えが頭を過り、2008年1月1日からスタートしました。現在、3000円ほど貯まりました。金額は少ないですが、是非、アジアやアフリカの貧しい国の子ども一人の給食費の足しになればと思い、毎日貯めています。是非、参加させてください。お願いします。


●返信メール
このたびはご連絡いただきましてどうもありがとうございます。
TABLE FOR TWO事務局の●●と申します。
お返事が遅くなりまして申し訳ございません。
個人でお取り組みいただいていたとのメール、感動してしまいました。本当にありがとうございます。是非ともご参加ください。

ご参考まで、個人の方にご参加いただける方法としまして、日本橋三越「ミクニ」にて限定販売中の「黄色い幸せのランチボックス」もございます。
http://www.oui-mikuni.co.jp/cgi-local/top/index.cgi
(新着情報の5/14のリンクをクリックしていただけると、ランチボックスの写真など詳細をご覧いただけます)
こちらはTOKYO FMさんとのコラボレーション企画で、ラジオによせられたリスナーの「幸せの食卓」のイメージからインスピレーションを得た三國シェフが作ってくださったランチボックスの売上1食につき20円がTABLE FOR TWOに寄付されるという企画です。とてもおいしいランチボックスですので、よかったら是非お試しください。

多くの方にご参加いただき、1人でも多くの子供たちに給食を届けたいと考えており
ます。今後ともご支援の程よろしくお願い申し上げます。


●「TABLE FOR TWO」個人参加について
今までは、限られた企業の食堂でしか参加できないと思い、勝手にひとりで始めた「ダイエットをして「TABLE FOR TWO」に参加」だったが、これでやっと寄付の道筋ができたことになる。
私と同じ様に、アジア・アフリカの子供達のために何かやりたいと思うけど、どうしたらいいのかと迷っている人がいれば、是非参加して欲しいと思う。
はじめる前に「TABLE FOR TWO事務局」にメールで一報を。寄付の振込み先等の情報を教えてくれる。

「TABLE FOR TWO事務局」のメールアドレス:info@tablefor2.org

稲城市CO2スリム大作戦-応援企画その2

2008-06-01 09:11:47 | エコ一般
前回に引き続き、独立行政法人国立環境研究所が作成した日本が2050年にCO2排出量を1990年比で70%削減するための「12の方策」について。【大作戦での活用】では、稲城市CO2スリム大作戦に少しでも役立つ(?)情報をお伝えできればと思う。

●3. 安心でおいしい旬産旬消型農業
(露地で栽培された農産物など旬のものを食べる生活をサポートすることで農業経営が低炭素化)

【観点】
 今や野菜や果物の多くの種類が1年中栽培され出荷されている。それはハウス栽培による功績が大きいところだが、ハウスの中を高温に維持するために石油燃料を多く使用しなければならない。しかし、最近では石油に代わって太陽熱やバイオマスを利用するハウスが増えているという。

【大作戦での活用】
○ やはり「旬のもの」を食べることが一番。夏には夏野菜や夏の果物といった具合。逆に冬に夏野菜を食べると体を冷やすことになり、体を壊す原因にもなり得る。
○ 地産地消の考えから、地元あるいは近隣で出荷される野菜やくだもの等を購入するよう心がけること。近くにお農家の直売所があるならそこで買って、農家の人と顔なじみになれば安価に購入できるかも。
○ スーパーで販売される食品等に価格と一緒に生産や輸送にかかったCO2排出量を表示しようという動きがある。「フードマイレージ」という考え方に基づくのだが、消費者はその表示を見て比較し購入することになる。(実施までには少々時間がかかるかもしれませんが)


●4. 森林と共生できる暮らし
(建築物や家具・建具などへの木材積極的利用、吸収源確保、長期林業政策で林業ビジネス進展)

【観点】
 最近、建築でも木造が見直され、林業も復活の兆しにあると聞く。森林は多くのCO2を吸収し、酸素を生成する場所だ。水害から守ってくれる役目も果たしている。森を維持するためには植林して木を増やすだけでなく、適切に間引くなどの管理をしなければならない。

【大作戦での活用】
○ 新築やリフォームの際は、国産の木をできるだけ利用するようにしたい。
○ 近所にある森林や里山の保存活動が全国に広がっている。ただ自然を保護・保存するだけでなく、近所の森林や里山を散策するなど親しみを持って接して欲しい。森林や里山には人の心を癒す作用がある。コンクリートジャングルで毎日ストレスがかかる仕事をする都会人にとって森林や里山はリフレッシュできる場となり得る。森林や里山を壊すことは、自然が二度と戻って来ないだけでなく、そういったリフレッシュできる場も失うことにつながる。


●5. 人と地球に責任を持つ産業・ビジネス
(消費者の欲しい低炭素型製品・サービスの開発・販売で持続可能な企業経営を行う)

【観点】
 紙の使用を減らしたり、ゴミの減量・分別、電気量の削減、流通コストの見直し、グリーン購入など環境や低炭素に配慮した企業が増えている。ISO14001(環境マネジメントシステム)への取り組みも盛んだ。

【大作戦での活用】
○ 会社の中でも、マイ箸、マイ水筒、マイバッグ運動を広げて欲しい。まだまだ、少数派のような気がする。
○ 最近、通勤に自転車を利用している人が増えている。満員電車から開放される/健康やダイエットに効果的などのメリットがある一方、雨天は乗れない/駐輪場の問題/企業が自転車通勤を認めない等の課題もある。
○ 企業も低炭素や環境問題に取り組むことでビジナスチャンスは広がり、企業価値も高まる。特にCO2削減の最新技術は企業に頼るところが大きい。
 また、今後は温室効果ガス排出権取引の動向がビジネスに大きな影響を及ぼすであろうと予想されている。個人的にはマネーゲームで終わらないで欲しいと思う。


●6. 滑らかで無駄のないロジスティクス
(SCM*1 で無駄な生産や在庫を削減し、産業で作られたサービスを効率的に届ける)
 SCM(Supply Chain Management):材料の供給者、製造者、卸売、小売、顧客を結ぶ供給連鎖管理

【観点】
 製造、流通、販売という製品を扱うプロセスで、製品の在庫が発生するとコストが増加し、同時にCO2排出量も増える。つまり在庫量を減らすことはCO2削減につながる。また、製造、流通、販売それぞれのプロセスでCO2削減という課題が、SCM(サプライチェーンマネジメント)の中で検討されている。(この分野は難しいな・・・勉強不足を痛感する)

【大作戦での活用】
○ 今まで自動車、飛行機で運搬していたものを鉄道・船舶で運搬することで輸送に関わるCO2排出量を削減することができる。
 例えば、宅配企業の中には特急コンテナ列車を走らせるなどモーダルシフトを実施しているところもある。そういったサービス内容を消費者は比較検討した上で企業に依頼することが大切だ。


つづく・・・