ひとりから始めるエコシフト

環境(エコ)について勉強中のビギナーが「ひとり」から始めたエコシフト。そんなエコライフをブログで紹介します。

グリーン購入とエコプロダクツ大賞

2007-06-29 00:47:31 | エコシフトポリシー
グリーン購入を意識する。
品質や価格だけでなく環境の事を考え、環境負荷ができるだけ小さい製品やサービスを、環境負荷の低減に努める事業者から優先して購入することをグリーン購入と言う。

●エコプロダクツ大賞
毎年11月末に、財団法人地球・人間環境フォーラムが主催で、その年に製作・販売された中から環境に貢献した製品に対してエコプロダクツ大賞が贈られる。昨年は第3回目。

以下、グリーン購入のための参考に、エコプロダクツ大賞に選ばれた製品を見てみよう。

●農林水産大臣賞
「カートカン」(森を育む紙製飲料容器普及協議会、凸版印刷株式会社)
・紙でできた飲料水の缶。国産の間伐材を原料とした紙を使用し、その収益で国内の森林整備に必要な経費を賄うという、まさに森の育成循環型システムを実現。

☆森林維持は今や世界レベルの課題と言える。トトロの森保全活動など、国内の里山や森林を残し保護しようという活動は全国いたるところで行われている。

●経済産業大臣賞
「ヒートポンプなななめドラム 洗濯乾燥機NA-VR1100」(松下電器産業株式会社)
・洗濯~乾燥までの時間を従来のものより半分以下にした。

☆最近販売されている家電は省エネタイプ等のエコ対策が施されているものが多い。実際の家電としての機能に加えてエコ対策も購入のポイントになりつつある。

●国土交通大臣賞
「高品質再生粗骨材「サイクライト」」(株式会社竹中工務店)
・こちらは建築用コンクリートのリサイクル材

☆建築関連はこういったリサイクル建材や人間の健康に害を与えない建材や塗料が注目されている。今後はこういった建材を使用したエコ住宅を建てたいという人が増えるのでは。

●環境大臣賞
「自己放電う抑制タイプの新ニッケル水素電池「eneloop」」(三洋電機株式会社)
・充電することで何度も繰り返し使える乾電池。

☆今や充電式乾電池は当たり前の感じがする。


●その他の留意点

輸送:
トラック輸送の代わりに環境負荷の少ない鉄道や船舶を活用することを「モーダルシフト」というが、佐川急便はJR貨物と共同で専用コンテナ列車「スーパーレールカーゴ」を走らせ、2004年エコプロダクツ大賞の国土交通大臣賞を獲得している。
また、2006年の国土交通大臣賞は、引越しの際にゴミを出さないように工夫した日本通運の「えころじこんぽ」が選ばれている。

食糧品:
最近、「国内産牛肉・・・」といっても信用できない由々しき事態になってきた。そこには業者側の「素人(消費者)には本物はわかるまい」という驕りを感じる。むろん、そうでない業者も大勢いると信じているが。とにかく、消費者側ももっと勉強しなければ。と同時に、信用できる生産地・生産者情報や輸送情報(輸送時のCO2排出量等)が正確に消費者に伝わるシステムが欲しい。

以上、お買い物ひとつする時でもグリーン購入を意識したい。そのためには常日頃からの情報収集は重要であり、それもこれからは、単にどこの店が安いということだけではなく、ということだ。

28度設定と今年の夏

2007-06-27 23:31:36 | エコシフトポリシー
夏は28度、冬は20度設定。
それではなぜ夏は28度設定なのだろう?27度でも29度でも良いと思うのだが・・・
過去のブログ(※)を見て分かったのは、1972年に定められた「事務所衛生基準規則」の中に「事業者が空調設備を設ける場合、室温は17~28度にするように努める」という1文があり、ここから28度が導き出されたとある。たぶん、そんな所でしょう。
同じ28度設定でも、湿度や部屋の環境によって体感温度に差があると思う。
夏の恒例「我慢大会」ではないのだから、部屋が狭く、人が多く、パソコンやサーバが多くあって、湿度がめちゃくちゃ高い場合は、27度にしても許されるのではないだろうか。

また、28度にすることが困難な職場として、ホテル、高級レストラン、喫茶店、鉄道、映画館、などなどあげられているが、こちらは逆に「お客様に失礼」と考えるより、「お客様に理解していただく努力をする」ことを少しだけ検討してみてはいかがだろうか。

これも、無理のないエコシフトで少しずつ・・・と言いたい。

※:「明日へのしるべ@ベネジット館」を参照
URL:http://plaza.rakuten.co.jp/gnetoffice/diary/200607190000/

気象庁の発表では、夏は暑くなるらしい。四国の河川や関東・利根川水系では既に水不足になっている。
よって、今年の夏は厳しそうだが、皆でポジティブ&スローで乗り切ろう!


マイバッグ利用推進運動(千葉県・袖ヶ浦市)の応援

2007-06-23 22:50:34 | エコグッズ
千葉県・袖ヶ浦市では、マイバッグ利用推進運動協力店をこの6月から募集しているそうだが、今の時点で協力店が現れないそうである。
条件は以下の通り。

応募資格)
・市内で営業しているスーパー、ドラッグストア、ホームセンター、小売店等でレジ袋を提供していること。
業務内容)
1.ポスター、のぼり等を店頭に掲示していただきます。
2.会計時にレジ袋を辞退した買い物客に、1回につき1枚のシールを交付します。
3.シール20枚を貼付したカードと引換に会計時に100円の割引をしていただきます。
(カードには店の名前を記載し、協力店ごとに専用カードとして使用します)
4.回収したカード1枚につき、商工会を通じて市から協力金として40円をお支払いいたします。
(ただし、独自にレジ袋を有料化している場合は除きます)

ご協力できるスーパー、ドラッグストア、ホームセンター、小売店さんは、是非ご協力を。もし、条件がどう考えても不足と考える方は、袖ヶ浦市に問い合わせてみるのもアリだと思う。初めての試みだと思うので、市とお店側がもっとコミュニケーションを取り合って擦り寄って・・・

連絡先:袖ケ浦市商工会
URL:http://www.city.sodegaura.chiba.jp/kakuka/kankyo/seikatsu/mybag-undou.html

キャンドルナイト2007夏至

2007-06-22 10:52:35 | エコ一般
10ヶ条シリーズは少しお休みをいただいて、今回はキャンドルナイトについて。
毎年、この時期は1年中で最も昼が長く夜が短い「夏至」と呼ばれる節気。その「夏至」の3日間(22日~24日)の夜8時~10時までの2時間、みんなで家の電気を消して、ロウソクの火を灯し、家族団欒あるいは恋人や仲間とスローな時間を共有しあおうというイベントである。2001年にカナダでおきた反原発の自主停電運動が契機になっているという。

日本中でいろいろなイベントがあるようだが、それに参加するもよし、家で家族で過ごしても良し、一人で部屋で過ごしても良し。とにかく、気持ちを思いっきり開放しリラックスして(ついでに仕事のことも忘れて)思いに耽る。わずか2時間×3回=6時間だが、一人一人がスローな時間を過ごす良い機会だと思う。

イベント情報はこちらへ
URL:http://event.candle-night.org/

節水のヒント

2007-06-20 00:37:40 | エコシフトポリシー
今回は節水
ついうっかりで無駄に使ってしまうのが水。水道水を1分間流しっぱなしにすると12リットルの水が無駄になると言われる。従って、10秒で2リットルの水が無駄になる計算になる。・・・10秒で2リットルというのはすごくないか?
・水を流しっぱなしでの歯磨き。
・水を流しっぱなしでの洗顔。
・水を流しっぱなしでの食器洗い。
これだけでも、何十リットル無駄にすることになる。これらを水道代にしたら大した金額にはならないだろう。我々はある時から蛇口をひねればいつでも限りない水が出ることに慣れすぎたのかもしれない。

☆☆☆ 節水の工夫 ☆☆☆
そこで、節水の工夫を考えてみた。

●まず、水を溜めて、それから使う。
 -歯磨きの時はコップや手に水を溜めて、その水でうがいをする。
 -洗顔も洗面器に水を溜めて洗う。
 -食器は「ため洗い」がよい。また、手洗いより食器洗い機を使用した方が1/10の水ですむという話もある。
 -さらに、洗濯も溜めた風呂の残り湯を活用する。

●水量を調整
 -シャワーを最大限の水量から中程度の水量で使用する。
 -トイレの水洗タンクに水の入ったペットボトルを入れて、一度に流す水量を調整する。
 -ちょっと観点が違うかもしれないが、カップラーメン1つを作るのに、やかんにいっぱいの水を沸かす事を止める。

●雨水の活用
 これは、雨水をタンクに溜めて、トイレ、植物への散水、洗車などの生活水に利用しようというもの。
 現在は、いろいろなメーカーで機械が作られているらしいが、私が初めて知ったのは東京都墨田区で徳永さんという人が手作りで作った「天水尊」という商品だった。形はシンプルそのもので藍色のタンクに白字で「天水尊」と書かれているのが印象的だった。
 家庭に1台雨水タンクというわけにはいかないだろうが、何かのきっかけで試してみるのも良い。

●打ち水
 これは決して無駄ではない。むしろ、有効利用と考える。夏の暑い日に、風呂の残り湯をバケツに入れて、ひしゃくなどで水をまき、周りの温度を下げる行為とでも言おうか。久しぶりに近所で一斉に打ち水をして、どのくらい体感温度が下がるか実験してみるのも面白い。

電気の消し忘れBEST5

2007-06-19 00:40:49 | エコシフトポリシー
今回は電気の消し忘れ。
私はかつて電気使い放題の生活をしていた。特に金曜と土曜の夜は朝方近くまでテレビ、DVD・ビデオ、ステレオ、パソコン、冷暖房などをつけっぱなしというライフスタイルを貫いてきた。とにかく平日は夜遅くまで仕事で、帰ったら風呂に入って寝るだけの生活だった。やっと、最近になって少しずつエコシフトを目指している途中である。従って、今でもたまにリビングでテレビを見ながら寝入ってしまうことがある。起きると手足がむくんだ状態になっており、めちゃくちゃ健康に悪い。そんな時は、反省しきり・・・である。

そこで、我が家の(と言うより私の)電気消し忘れBEST5

第5位 給湯器
・風呂に最後に入って出た後、つい給湯器をつけたまま寝てしまう。

第4位 冷暖房
・特に夏は冷房をつけたまま、リビングの椅子で寝てしまい、気が付くと寒くなっている。

第3位 パソコン・プリンタ
・クリアスクリーン機能を設定しているので、(暗くなった)画面だけ見て電源OFFになっているものと錯覚し、そのまま寝てしまう。

第2位 テレビ・ステレオ
・これもリビングでテレビを観たり、ステレオを聞きながら、つい寝てしまう。

第1位 トイレ
・休日の夜、家族で出かけから帰宅するとトイレの灯りだけが点いていることがよくある。

皆さんも、我が家の(自分の)ベスト5を洗い出し、消し忘れしないように、私と一緒に努力してみませんか!

思うのだけれど、家庭で使用した電気量とCO2排出量が容易にわかる計算式、あるいはチェックリストがあればよいのにと考える。実際にCO2排出量を削減する工夫をしてみて、どのくらいのCO2排出量が減ったかを目で確認することが出来て、やる気もでてくると思うのだが、どうだろう?!
計測機器はメーカーから沢山紹介されているのだが。CO2排出量を容易に測れる良いソフトウェアツールを知っている方は是非教えてください。

ゴミの分別

2007-06-17 19:54:39 | エコシフトポリシー
ゴミ問題。
正直言うと、私はこれを書くまで自分の住んでる自治体が推奨するゴミの分別が何種類あるのか知らなかった。奥さんに「ブログに書くんだったら、自分で調べたら?」と言われ調べた。
分別は8種類で、それを月~金までに分けて出すということが分かった。他の自治体はというと、やはり、自治体ごとに種類が異なっている。因みに、徳島県上勝町という自治体では、ゴミを34種類に分別している。2020年までにゴミの量をゼロにすることを目指しており、2004年度にはリサイクル率80%を達成している。
1)アルミ缶
2)スチール缶
3)スプレー缶
4)金属性キャップ
5)透明ビン
6)茶色ビン
7)その他ビン
8)リサイクルビン
9)その他ガラス類・陶器類・貝殻
10)乾電池
11)蛍光灯(そのまま)
12)蛍光灯(壊れたもの)
13)鏡、体温計
14)電球
15)発泡スチロール類
16)古布・毛布
17)紙パック
18)段ボール
19)新聞・折込チラシ
20)雑誌・コピー用紙
21)割り箸
22)ペットボトル
23)ペットボトルの蓋
24)ライター
25)布団・絨毯・カーテン・カーペット
26)紙おしめ・ナプキン
27)廃食油
28)プラスチック製容器包装類
29)どうしても燃やさなければならない物(靴など)
30)廃タイヤ:廃バッテリー
31)粗大ゴミ
32)家電製品
33)生ゴミ
34)農業用廃ビニール・農業びん等

ゴミを分別することもそうだが、やはり基本はゴミを出さないということが大切だ。
・食べないものは買わない。(衝動買いして結局残してそのまま・・・といった)
・断われる包装は断わる。(総合ストアではなく、商店街の個別店へ行くこともこれに含まれる)
・捨てる部分をなるべく少なくするような献立を考える。
・冷凍庫の活用(ご飯を多めに炊いて、それを茶碗1杯分に分けて冷凍するなど)
・コンポストの活用。
口で言うは容易だが、やるは困難・・・は私も十分承知。でも、少しずつ、できることから・・・


マイバッグ・マイ箸、マイ水筒

2007-06-16 10:05:31 | エコシフトポリシー
前回あげた私なりの十か条。
まず、マイバッグ・マイ箸・マイ水筒から。
これらは、以前エコグッズとして取り上げたが、私自身は会社で実践している。

マイバッグ。会社の近くのコンビニやストアへ行く時は必ず持っていく。最近、コンビニの店員さんはマイバッグを見せるだけで、購入した商品をマイバッグに詰めてくれるようになった。また、会社の中でも何人かはマイバッグを持って来店しているのを見かけるようになった。それでも、まだまだコンビニ袋を利用する人が多い。コンビニで購入したものを飲食し、空になった入れ物などをコンビニ袋に詰めてそのままゴミとして出すと面倒がないという利点がある。でも、ゴミの分別は?
その意味でも、マイバッグの利用というのは効果がある。飲み食いしたものは、きちんと分別してゴミ処理する。

マイ箸。外食時は別として、弁当を購入する時は割り箸は受け取らない、使わない。食後にきちんと洗えば雑菌がつくこともない。外食も吉野屋ではないが、最近割り箸から塗り箸へ代えている飲食店が増えてきたような気がする。

マイ水筒。前日に作って冷蔵庫で冷やしておいたルイボスティーと麦茶をミックスして水筒に入れ、会社に持っていっている。以前は、1日ペットボトルのお茶を多い日で3,4本買っていたが、今は水筒のお茶を飲んでいる。たまに水筒のお茶が無くなることがあるので、その場合はペットボトル1本を購入し水筒に詰め替えて飲んでいる。これから暑くなるので、会社の冷蔵庫に水出し用麦茶を入れておくのも良い。ただし、私の会社の水は水道水そのままで、浄水器も使用していないので不味い。そこで、ひと工夫。麦茶を作る時に、水と一緒に備長炭を入れると多少「不味さ」が取れる。珈琲を淹れる場合も、備長炭を一緒に入れて1日冷蔵庫に置いた水を使うと味が違う。お試しを!


ドイツサミット閉幕とひとりひとりの行動

2007-06-10 01:29:34 | エコ一般
ドイツ・ハイリゲンダムで開かれていたG8サミットが閉幕した。会議の中で、「2050年までに温室効果ガスの排出量を半減させるというEU,日本、カナダの決定を真剣に検討する」ことで合意された。ただし、「検討する」という文面がアメリカに配慮されたものであったり、中国等の環境後進国が納得していない状況もあり、今後を見つめた上での前進といった評価だろうか。
安倍首相は「日本の提案が認められた」と笑顔の会見をしていたが、そのための対策が果たしてどのくらい具体化しているのだろうか?すでに、計画を立てる時期ではなく、一刻も早く行動に移さなければならない時期にきていると思う。

ひとりひとりが、「地球の未来 = 自分の子供や孫達の生活環境」を守るために、自分ができることから行動していくことが大切なのだと思う。国が出す対策を待つのではなく、ひとりひとりの行動(エコシフト)が国を動かすようにならないといけないのではないだろうか。
・マイバック
・マイ箸
・マイ水筒
・ゴミをなるべく出さない・出す時は分別する
・電気の消し忘れをしない
・無駄に水を流さない
・夏は28度、冬は20度設定
・グリーン購入を意識する
・出かける時は徒歩、自転車、鉄道をできるだけ利用する
・「もったいない」を心がける
以上の10箇条をひとりひとりが実践すれば、排出量半減も夢事ではない。私自信もまだこの10箇条を完全に守っていると自信を持って言うことはできないけれど、努力をしていきたいと思う。そして、ひとりでも多くの人に伝えたい。

東京湾再生

2007-06-07 23:57:39 | エコ一般
テレビ朝日系「報道ステーション」から。
神田川に「あゆ」が泳いでいるという驚くようなニュース。「あゆ」といえば清流でしか育たないと言われており、一番汚かった頃の神田川を知っている私からすれば、まさしく奇跡!である。そのわけは、家庭等からの下水を神田川に流す際、水再生センターという所で「微生物」を活用した再生処理が施されている。再生処理施設の広さは東京ドーム2個分もあり、巨大なフィルターの役目をしている。
こういった水再生センターが都内で22箇所あり、そこで綺麗になった水が今度は東京湾に流れ込む。
番組の中でお台場付近の海に潜って海中の撮影をしていたが、数多くの魚を見ることができた。特に夜の海中は水族館と見間違える程の魚の群れが右往左往していた。
また、最近の東京湾では、上質の海苔やあさりも獲ることが可能になったという。海苔は綺麗な海でなければ上質の物が獲れないのは「有明海の水門関連のニュース」で周知のこと。一方、あさりは海の中のプランクトン等を食べて水を綺麗にする作用を持つ貝。従って、あさりが増えれば自然の浄化作用が働く。
これからも、益々東京湾や東京付近の川は綺麗になっていくと感じた。自分の知らない所で多くの人が努力し、自然環境の再生、つまりエコシフトが行われていることを知るたびに、自分でもできることをしっかりやらなくては・・・と強く感じる。