ひとりから始めるエコシフト

環境(エコ)について勉強中のビギナーが「ひとり」から始めたエコシフト。そんなエコライフをブログで紹介します。

命の水

2007-07-28 02:39:42 | エコ一般
TBSテレビ系列0:40から放映していた「命の水 鶴田真由サハラ砂漠へ」を観た。西アフリカのマリは国土の2/3が砂漠で、現在も更に砂漠化が進んでいる。かつてニジェール川の支流が流れて大きな市場で賑っていた場所も、川の水がすっかり枯れてしまって、人の数も少なくなったと言う。その他に砂漠で生活するための命綱といわれる井戸の話で、1日に何回も傾斜のある岩を上り下りして水を汲む少女、3日に1度の割合で片道12キロの道のりを駱駝や家畜達を連れて水を汲みにくる親子、医療活動で日本からマリに赴き今では村人達と一緒に井戸を掘り作物生産を指導している日本人女性の話などを紹介した。
いずれの場合も、1滴の水がこんなにも人間にとって大切なものだったんだということを改めて思い知らされた気がした。節水しようと頭で思っていても、「1日2,3リットルの水で生活のすべてをしなさい。」と言われたとたんに「そんなことはできません!」と言ってしまう自分に腹が立つ。それ以前に、そういった生活を想像することすらできない。エコだエコだと騒いでいる自分が何と恥ずかしいことか・・・
様々な情報で、今後益々世界中の水不足は進むだろうと言われている。もっと真剣に「水」について考えなければと思った。

「もったいない!」の実践

2007-07-08 23:39:19 | エコシフトポリシー
10ヶ条最後は、「もったいない」
ケニアの環境保護活動家ワンガリ・マータイさんが2005年に来日した際に、環境保護に通じる日本の言葉とした感銘を受けたのが「もったいない」だった。
「もったいない」は単にケチケチするということではなく、自然や物に対する愛や敬意を表す意思「リスペクト」が込められている。
日本語の意味を外国人に気付かされるなんて・・・と嘆くことより、改めて「もったいない」の持つ素晴らしさを教えてくれたマータイさんに素直に「有難う」と言いたい。

それでは、「もったいない」の精神をどうやって実践すれば良いのだろう?
6月13日の毎日新聞から。福島市役所では環境月間の6月(1ヶ月)に市職員が「一人1MOTTAINAI行動」を実行した。裏紙の利用、封筒の再利用、両面印刷、文書のやりとりをメールで行うなどのペーパレス対策を中心に行い、現在全体の成果をまとめ、環境月間だけで終わらせることなく今後も省資源の意識を高めたいとしている。
それぞれの企業が、それぞれの個人が、自分のできる事から環境に良い事を始めてみるということだろう。個人で始める方は、「エコシフト10ヶ条」を参考にしていただければと思う。

皆さんの実践方法を教えてください。ブログで紹介します。
あて先 : hitori-eco@mail.goo.ne.jp

徒歩・自転車・鉄道

2007-07-06 01:02:51 | エコシフトポリシー
出かける時は徒歩、自転車、鉄道をできるだけ利用する。

●徒歩
家から100メートル離れたコンビニに行くのにも自家用車で行く、という話を聞く。しかし、できるだけ歩いた方が健康に良いのは当たり前。成人病対策として、食事療法と同じくらい重要とされるのがウォーキングである。

私は以前、(会社の)休みの日に「鉄道沿線スローに歩け」を何度かやったことがある。例えば、渋谷駅を出発して東急東横線沿いを歩き、有名な商店街を見ながら気になった店に入ったり、お寺・公園・美術館あたりを散策したりと終着点を決めずに足が痛くなるか日が沈むまで歩くのだ。この時、万歩計を着けて歩くことを推奨する。

●自転車
私が自転車好きなことは以前このブログに書いた。
家に自家用車があり、運転免許証も持っているが、ほとんど運転しない。会社が休みの日は、専ら自転車である。
最近は、あちらこちらに自転車専用道が作られて快適に走れる。それでも、欧米に比べるとまだまだといったところか。特に、バスや電車に自転車が簡単に乗せられる仕掛けが欲しい。ドイツ、オランダ、デンマークあたりでは当たり前にそれがある。そうすれば自転車を折りたたんだり、解体しなくとも遠方まで持って行って乗り倒すことが可能になる。京都や福岡の街などは一度自転車でゆっくり周ってみたい。

●鉄道
最近見直されているのが、「路面電車」。ライトレール(LRT)とも言う。
と言うのも、
-排気ガスを出さない
-レールを敷くのに地下鉄等よりはるかに安価ですむ
-中心部商店街の空洞化対策になる
 (最近、郊外の大型店が繁盛し、中心部商店街が空洞化する場所が多い。これはマイカー移動によるところが大きい)
などの利点から、新しく計画している自治体が増えつつある。東京多摩地区でも調布市、武蔵野市、三鷹市、西東京市が新規導入を検討している。
去年4月に運転開始した富山市のポートラムなどは成功例の1つである。

●番外編・自動車
現在は各自動車メーカーともハイブリッド車やディーゼル車の開発・改善に力を注いでおり、更なる期待値としてのバイオ燃料や燃料電池等の研究開発がなされている。

「カーシェアリング」という1台の車を複数の会員で利用する(会員制レンタカー)形態が都市部を中心に増えつつあるという。

また、富山市が行った高齢者免許自主返納支援制度※といったことも検討の余地があるのかもしれない。
※:富山市では65歳以上を対象に免許証を自主的に返納された方に対して2万円相当の鉄道やライトレールの乗車券を提供する制度を2006年から行っている。