ひとりから始めるエコシフト

環境(エコ)について勉強中のビギナーが「ひとり」から始めたエコシフト。そんなエコライフをブログで紹介します。

ひまわりでバスを走らせよう!

2007-05-06 20:42:05 | バイオ燃料
TBS系テレビ番組(18:30~)「夢の扉」から。筑波大学のベンチャー企業「サンケァフューエルス株式会社」の松村正利氏が話の主人公で、ひまわりからバイオディーゼル燃料を作る話。
「ひまわり」からバイオディーゼル燃料を作るメリットは、
(1)ひまわりなので、前回書いた食糧危機につながらない。
(2)寒冷地域など広い範囲で栽培することが可能。
(3)燃料以外に蜂蜜(花)やパルプ材(茎)などの副産物が取れる。
実際にバスでの実験をしていたが、多くの人数を乗せてもパワーが下がらない、通常のガソリンと燃費は同じくらい、その上排気口から黒い煤が出ない。まさしく「あんたは、エライ!!」である。
今、バス会社への燃料提供をすすめており、そのために東南アジア(タイ、フィリピンなど)に広い土地を求め、そこで大量のひまわりを栽培している。今後は船や飛行機への提供も検討しているという。

東南アジアでは地元の農民がひまわりの栽培・管理をしており、その人達への賃金支払いは是非フェアトレードの精神でお願いしたいと思う。そうすれば、その地域に賃金の良い仕事が増え、地域が活性化されて学校などの公共施設が建ち、文化が生まれる。本当の意味での「日本の貢献」につながることを願う。

サンケァフューエルス株式会社
URL : http://www.suncarefuels.com/

食糧か、エネルギーか

2007-05-04 10:04:54 | バイオ燃料
以前、バイオ燃料の話を書いたが、世界各国でこのバイオ燃料の原料となる穀物の生産を奨励するあまり、食糧のための穀物等の生産数が減っているらしい。その影響で、ドイツでは大麦から作られるビールが、メキシコではとうもろこしから作られるトルティーヤなどが値上げされ、メキシコではそれが原因で大きなデモまで起きている。今後ともこの傾向は増す方向にあり、中国の経済発展や地球温暖化による食糧生産への影響などを含めて、食糧事情の悪化が懸念されている。
個人的にはビールの値上げが心配だが、それよりも、ただでさえ自給率の低い日本の食糧事情や、食糧事情が最も悪いアフリカに住む子ども達の行く末が心配である。重ねて、環境問題の改善がいかに大変で一筋縄でいかないものであるかを痛感した。ほんと、厳しいね。

ゾウの糞から飛行機へ(バイオ燃料)

2007-04-27 01:18:04 | バイオ燃料
●ゾウの糞がバイオ燃料?
少々古いネタ(4月19日ロイター発表)ですが、科学者達(オランダ)がゾウの糞に含まれる菌が、繊維や木材を分解し、バイオ燃料を生成する働きを持つことを発見した。この発見にオランダのアルコール企業が目をつけ、その菌を使って木材からバイオ燃料を生成することの実用化/商業化を検討していると言う。
昔からゾウの糞は発酵している感があったが、燃料になるとは恐れ入りました。

●今日(4月27日)からバイオガソリン発売
とうもろこし、さとうきび、草木から取れるバイオエタノールと石油系ガスの1つのイソブテンを合成した「バイオETBE」を配合したレギュラーガソリンが首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)50箇所の給油所で試験的に販売される。2008年には100箇所、2009年には1000箇所、2010年には全国展開する予定だという。

●ついに飛行機までがバイオ燃料で飛ぶ・・・
(4月25日NNA発表)によると、米国・ヴァージンアトランティック航空がバイオ燃料で飛ぶ旅客機を開発する計画をGE(ゼネラル・エレクトリック)と進めている。早ければ2009年に「グリーンジャンボ」という宝くじのような(?)夢の飛行機が登場するかもしれない。

流れでいうと、ゾウの糞で飛行機が飛ぶこともあり得る・・・かも。