ひとりから始めるエコシフト

環境(エコ)について勉強中のビギナーが「ひとり」から始めたエコシフト。そんなエコライフをブログで紹介します。

六本木アート・トライアングル

2007-04-30 14:28:27 | エコ一般
昨日、子どものイベントの送り迎えの間の時間を利用して、六本木界隈を歩いてみた。ゴールデンウィークの2日目とあって、どこも大勢の人で混んでいた。
六本木では、「森美術館」と最近建設された「国立新美術館」、「サントリー美術館」の3つの美術館を結ぶ地域を「六本木アート・トライアングル」と呼び、芸術文化活動を地域ぐるみで活性化させようとする取り組みが行われている。

●国立新美術館
今年1月にオープンした国内最大級の展示場(14,000㎡)を持つ美術館で、所蔵品を持たないことと、周囲の緑と調和した美しいガラスの外壁曲線に囲まれた建物を特徴としている。
現在、モネ展や異邦人のパリ展等を開催

エコな特徴)
・屋上庭園
・雨水の再利用、地下自然換気による省エネ・省資源対策
・貸出用の車椅子を11台用意し、車椅子対応トイレ10箇所設置、エレベータも車椅子対応、外部出入口はスロープが設けられている。

●サントリー美術館/東京ミッドタウン
赤坂にあったサントリー美術館が、3月30日、東京ミッドタウン内にリニューアルオープンした。
現在、「日本を祝う」という企画展開催。

エコな特徴)
・ヒートアイランド現象対策としてのミッドタウン内の豊富なグリーンと屋上緑化
・雨水や厨房排水をトイレに利用
・ミッドタウン全体の電力設備は水蓄熱システムやNAS電池を組込み、深夜電力の有効活用
・ガスで発電した際の廃熱を回収し、冷房や給湯などに利用するコジェネレーション設備
・車椅子用エレベータ、点字案内板の設置
・ミッドタウン内のショップ・レストランは、介護犬・盲導犬・聴導犬も一緒に入ることが可能

●森美術館/六本木ヒルズ
ヒルズ族で有名になった六本木ヒルズ内にある美術館
現在、「日本美術が笑う」という企画展開催。

エコな特徴)
・一般に公開されていないが、けやき坂コンプレックス屋上庭園に水田や菜園等がある。(ただし、六本木ヒルズツアーで見学可能。事前要予約)

都心にしては比較的緑の多い地域で、それぞれにエコな特徴を持っている。今回は見ることができなかったが、六本木ヒルズの屋上庭園は是非見たいと思う。
最近都心を中心に新しいビルや再開発地域が目立って増えているが、これからの立つ建物1つ1つのエコ対策が重要と考える。今後の建築物や都市開発の提案コンペの条件として、是非、エコ対策を重要なポイントとして換算して欲しい。

ゾウの糞から飛行機へ(バイオ燃料)

2007-04-27 01:18:04 | バイオ燃料
●ゾウの糞がバイオ燃料?
少々古いネタ(4月19日ロイター発表)ですが、科学者達(オランダ)がゾウの糞に含まれる菌が、繊維や木材を分解し、バイオ燃料を生成する働きを持つことを発見した。この発見にオランダのアルコール企業が目をつけ、その菌を使って木材からバイオ燃料を生成することの実用化/商業化を検討していると言う。
昔からゾウの糞は発酵している感があったが、燃料になるとは恐れ入りました。

●今日(4月27日)からバイオガソリン発売
とうもろこし、さとうきび、草木から取れるバイオエタノールと石油系ガスの1つのイソブテンを合成した「バイオETBE」を配合したレギュラーガソリンが首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)50箇所の給油所で試験的に販売される。2008年には100箇所、2009年には1000箇所、2010年には全国展開する予定だという。

●ついに飛行機までがバイオ燃料で飛ぶ・・・
(4月25日NNA発表)によると、米国・ヴァージンアトランティック航空がバイオ燃料で飛ぶ旅客機を開発する計画をGE(ゼネラル・エレクトリック)と進めている。早ければ2009年に「グリーンジャンボ」という宝くじのような(?)夢の飛行機が登場するかもしれない。

流れでいうと、ゾウの糞で飛行機が飛ぶこともあり得る・・・かも。

Earth Day 2007(その2)

2007-04-23 22:43:38 | エコグッズ
「Earth Day 2007」の続き。
「Earth Day 東京 2007」には数多くの自然食品や自然雑貨が販売されており、その中でも、今回いろいろ見てまわって、「美味しいもの」「驚いたもの」「関心したもの」と感じた3つを紹介する。

●古代赤米・黒米
まず、「美味しいもの」。最近、自然食販売店で無農薬の玄米を購入し、1週間に何度か玄米をいただいている。気のせいか、体の調子が以前より良くなった気がする。玄米も美味しいのだが、毎年Earth Day東京で購入する有限会社古代米浦部農園の古代赤米と古代黒米は本当に美味しい上に、高タンパクでビタミン、ミネラルが豊富ときている。私は特に古代赤米が好きだ。淡いピンクで甘く、プチプチとした食感が心地よい。
【赤米で作る赤飯のレシピ】
白米1カップにつき大さじ1~2の赤米を一緒に炊き、小豆の茹でたものと混ぜ合わせると「赤飯」のできあがり。もち米で作る「赤飯」よりあっさりとして、味わいがあり、甘い。是非、ご賞味を。

有限会社古代米浦部農園 URL : http://www3.ocn.ne.jp/~oriza/

●O’BON鉛筆
次は「驚いたもの」。ただの鉛筆ではない。鉛筆の芯のまわりが木ではなく、新聞紙を幾重にも巻いてできている。従って、鉛筆を削ると木屑ではなくて紙屑が出るという代物。良く考えたな~という「驚き」で、つい、購入してしまった。鉛筆のためにどのくらいの木が伐採されているか調べないと分からないが、その木を伐採する代わりに不要になった新聞紙を活用している「環境に優しい鉛筆」ということになる。改めて、素晴らしいアイデアだと思う。

●蜜蝋(みつろう)
最後は「関心したモノ」。蜜蝋は、ミツバチが作るビーズワックスと少量のマカデミアンナッツオイルを混ぜて作られ、燃やしても空気を汚すことなく、吸っても人体に害を与えないロウソクである。最近、夏至の日に、家の電気を消して、家族皆で「環境のことを考える」時間を持とうというキャンドルナイト、あるいは、暗闇デーと称されるイベントに使用されているロウソクであるが、ここまで環境のことを考えた「蜜蝋」を使ってのキャンドルナイト、暗闇デーというのも試してみる価値があると思う。益々、環境保護への意識が高まるのではないだろうか・・・

「蜜蝋」を販売しているワイルドツリー社
URL : http://www.wildtree.com.au/index.htm

四月の風とEarth Day 2007(その1)

2007-04-23 01:11:35 | エコ一般
●四月の風
正直、このブログをはじめて、会社や家庭でエコシフトを自分なりに進め、何人かの人にも薦めてきたけど、果たして本当に意味あることをやってるのかな・・・と弱気になったり、心無い人の言葉で落ち込んだりしていた。
でも4月になり、会社にも新入社員が入ってきて、彼等を見ているうちに、自分にも「四月の風」とでも言うのか、心の中に爽やかな風が吹き込んできた気がして、重かった気持ちが少しずつ軽くなってきた。
自分で見たこと、感じたこと、考えたことを素直にブログに書けばいいんだ。

●Earth Day 2007
1970年米国・スタンフォード大学の学生が起こした環境汚染反対運動を記念して、4月22日は環境問題を考える日「Earth Day」として世界に広まったと言われている。日本でも1990年からEarth Day Japanとして各種行事が行われるようになった。今年は21日、22日の2日間、代々木公園でearth day 東京2007が開催された。会場には環境NGO、NPOや自然雑貨、自然食品、環境商品を扱っている企業、市民団体から個人までのテントが多数並べられ、多くの人で賑わっていた。また、会場内では野外コンサートをやっており、一昨年は忌野清志郎、昨年はBONNIE PINKやUA、そして今年は加藤登紀子等が出演している。

こんなに多くの人が環境問題を日頃から考えているのかと思うほど、多くのそれも若い人が集まってきている。単にイベントだから集まっているとは思えない。皆、それぞれ関心があるのだ。昼食なども紙皿や割り箸を使うのではなく、食器を借りて食べ終わったら自分で洗って返すシステムも大分周知されてきた感じがする。これらの意識を是非日常でも持って欲しいと思う。