ひとりから始めるエコシフト

環境(エコ)について勉強中のビギナーが「ひとり」から始めたエコシフト。そんなエコライフをブログで紹介します。

米のパン???

2008-04-07 00:27:55 | エコフード
今回も食糧の話題について。
皆さん、パンは好きだろうか?我家では奥さんが特に好きで、そのため朝はだいたいパンの場合が多い。
8枚切り食パン2枚をトーストにして、多目のフレッシュレタスとハム1枚を挟み、少量のマヨネーズをかけるといったシンプルなサンドイッチが最近の朝食。それにスープと紅茶を付ける。

パンの原料といえば小麦である。世界的な需要増加(特に中国やインド等)、バイオ燃料の需要増加(小麦の代わりにトウモロコシ等を栽培)、地球温暖化による異常気象による影響、等から小麦の価格上昇が起こり、この4月からパンも価格が上がった。

そこで最近注目されているのが「米粉パン」。つまり小麦ではなく、米の粉から作ったパンのこと。
米の消費量が減少している今、米粉パンは新たな米消費拡大の切り札として期待されている。原料が米であることで「地産地消」につながること。それから、小麦で作るパンより製パン時間が短く(発酵時間が短い)、比較的に容易に作れるという点が長所としてあげられる。

課題としては、やはり味だ。個人的な感想は、正直、まだまだ小麦で作るパンの方が美味しいと感じる。しかし、もち米を使ってもちもちした食感を引き出すなど、改良のヒントは多く存在すると思う。製パン業者の方は、是非、美味しい「米粉パン」にチャレンジして欲しい。
実際に美味しい「米粉パン」に出会ったら、また噂を聞いた時は、このブログで紹介したいと思う。

食糧危機・今やるべきこと

2008-03-31 17:32:35 | エコフード
仕事が忙しくブログ更新がままならぬ状況だったが、エコシフト推進のために、また少しずつ書いていこうと思う。

●中国産冷凍餃子事件
2008年になって1月下旬、中国産冷凍餃子に混入されていた薬物による食中毒事件が相次いだ。混入されていたのは殺虫剤に使われる有機リン系薬物「メタミドホス」。ついで、同じ有機リン系薬物「ジクロボス」も混入されていたケースがあることが発覚。事件発生後2ヶ月たった今でも、薬物がどの段階で混入されたかの特定がされていない。
日本に輸入される野菜類は入国の際に残農薬の検査がされるが、加工品は検査されることなく通過してしまう。事件が発生して、初めて我々はこういった盲点があることを知らされた。
「冷凍餃子をはじめとした中国産冷凍商品をしばらく購入しないようにしよう」という声が主婦達から聞かれる。今では冷凍商品のみならず、中国産の食材そのものにも(購入を控える)影響が出ているようだ。

●中国事情
中国は北京オリンピック開催を控えて、急ピッチに北京近辺の整備事業を進めている。地方から多くの労働者が北京近郊に職場を求めて来ている。事件の冷凍餃子を生産していた工場も北京近郊の河北省にあり、地方からの労働者が多いという。一説には、労働者に対する安全教育が十分に行われていないことが、この事件を引き起こした原因ではないか?と言われている。
ともあれ、原因究明にはかなりの時間がかかりそうだ。
この事件で、中国国内の製造現場における品質管理の不備がクローズアップされているが、背景にはもう1つの問題があるような気がする。
それは、日本の中国に依存した食糧事情だ。

●輸入食材への依存
スーパーマーケットに行って、食材を手にとるといかに中国産が多いか実感できる。冷凍食品はまさに良い例だ。現在、輸入冷凍食品の約6割が中国からのものだそうだ。(社団法人日本冷凍食品協会の調べによる)
そもそも日本の食品自給率は約39%。東京都の食品自給率はなんと約1%である。いかに海外からの輸入食材に頼って我々が生活しているかがわかる。加えて、輸入には船や飛行機を輸送手段として使うため、多くの化石エネルギーを消費し、多くのCO2を排出している。

「中国産冷凍商品を買わないようにする」と言っている主婦も「今後も購入しないか?」の質問に対して「時間が経つと、また購入するかも・・・」と答えた人が少なくなかった。
しかし、こんなことで良いのか?時間が経てば食の安全が確立されるわけではない。また、中国産以外の食材は安全なのか?イタリア産のモッツァレアチーズからダイオキシンが検出されたというニュースを最近耳にした。

●「地産地消」の推進
今後は(以前ブログで紹介したが)「地産地消:その土地で取れた食材を食すること」をより推奨していく必要性を感じる。
東京都の食品自給率は約1%と、確かに都内で「地産地消」を実践することは難しい。それでも私が住む東京多摩地区では都市農業の生産が年々減少しているものの、次世代の農業経営者育成を自治体の農業担当課あたりが中心になって行っており、強い意志と夢を持った若い世代の農業家が育っている。また、農業系以外の企業が新しいビジネスの形を求めて、新しいスタイルの農業を模索している。
我々消費者側も、スーパーで食材を購入する時に地元産を意識したり、農家の直売所を訪ねたりして、多少形が悪くても安全で美味しい地元の食材を購入することを心がけてはいかがだろうか?また、地域の小中学校の給食や企業の社員食堂で使用する食材も地元産を多く採用して欲しいと思う。

それに因んだ活動を1つ紹介しよう。
赤提灯ならぬ緑色の提灯の居酒屋やレストランを見つけることがある。何だろうと思っていたら、先日Webサイトを見つけた。
【緑提灯の店】
カロリーベースで地場・国産の食材使用率が50%以上(50%以上は1つ星、60%以上は2つ星、70%以上は3つ星、80%以上は4つ星、90%以上は5つ星)使用していることを、店側が自己申告で緑提灯をかかげるというもの。
虚偽の申告をした場合は罰則もある。
詳しくは、緑提灯応援隊のページ : http://midori-chouchin.jp/html/midorichouchin.htm

最近、居酒屋で考えること。
他の何人かのグループで飲食した後のテーブルを見ると、多くの料理が残っている光景が見受けられる。中には注文したにもかかわらず、全く手をつけていない料理がそのまま残っていることもある。最近ダイエットをしているので、まさにMOTTAINAI!と言いたい状況だ。
ただし、ダイエット以前は私も同じ様なことをしていたと事実を認め、反省する次第だ。面目ない。

●ダイエットで思うこと
今年に入ってダイエットを始めた。理由は自分のメタボな体を改良して健康な体にしたいと思うようになったこと。エコな生活は健康な体無しでは実現困難ということがわかったからだ。それと持病の生活習慣病の改善。
もしかしたら中には、「食糧危機で食べられずに苦しんでいる人が世界中にいる時に、ダイエットなんて!」と怒る方がいるかもしれない。でも、私はダイエットを始めて、いかに自分が今まで無駄に飲み食いしてきたか(1日3000kcal程度は普通に食べていた)、人間にとって食べることの重要性、食の安全についてなど多くのことを考え学んだ気がする。そういった意味でダイエットを始めて良かったと思う。

ブログに書いたが、自分のダイエットの励みの1つとして、勝手に「TABLE FOR TWO」に参加している。本来なら「TABLE FOR TWO」に賛同して活動している企業の社食でローカロリーメニューを食べるところだが、私の会社には社食がない。参加したくてもできないのだ。だったら、自分で昼食時にローカロリーな食事をして浮いたお金の中から20円(開発途上国での1人分の給食費)を「TABLE FOR TWO」貯金箱に入れている。
テレビや新聞でアジアやアフリカの開発途上国の水や食糧事情で子供達が苦しんだり病気になったりしている状況を目にする度に、何か出来る事はないかと模索していた時にインターネットの記事を見つけた。
自分のダイエットと「TABLE FOR TWO」の活動をリンクづけることは自己満足の領域を越えるものではない。でも、自分に出来て、ダイエットの励みにもなって、たった一人かもしれないけど学校に行きたいと願う子どもの給食費支援になるならと始めてみた。

ダイエットの効果だが、1ヶ月目は真面目に取り組んで7キロ近く痩せたが、2、3ヶ月目は飲み会も多く、気が緩んだこともあって痩せるスピードが落ち、今までのトータルは約10キロといった散々な結果だが、懲りずに続けようと思う。
でも思いもしなかった効果が1つある。それは、食費が減ったこと。これは奥さんに大変喜ばれている。

●まとめ
中国産冷凍餃子事件がいつの間にか自分のダイエット事情になってしまった。今後も「食」についてはいろいろ書きたいと思っている。
21世紀は「水」と「食糧」の危機が訪れると言われている。世界的な問題もそうだが、まずは身近な自分達の生活に関わる「水」と「食糧」について考えてみようではないか。気づかずにやっていた無駄や、「水」と「食糧」の重要さと守るべき対策が出てくるかもしれない。

地産地消-卵かけご飯

2008-02-09 00:01:09 | エコフード
2月8日版、アサヒドットコムから。
 岡山県美咲町で、「卵かけご飯」をメーンに掲げるレストランがオープンして大人気らしい。
 店の名前は「食堂 かめっち。」と言い、美咲町やJAなどによる第三セクターが経営する。
 メニューの中心は、「黄福(こうふく)定食」。卵、ご飯、味噌汁に漬物が付いて300円。卵とご飯は食べ放題というから嬉しい。
 卵は、西日本最大級の養鶏場とされる美咲ファームでとれた赤玉。美咲ファームでは120万羽の鶏を飼い、毎日95万個の卵を出荷している。
 それから、米は美咲町の棚田で作ったお米を使っている。
 醤油も地元産で、「卵かけご飯」に最適と言われている。
 まさに地元づくし!
 この店の構想は、美咲町産業観光課の人が、美咲町出身で明治の代表的ジャーナリスト岸田吟香(ぎんこう)が「卵かけご飯」を日本に広めた、とする説があることなどに着目し、周りに呼びかけて開店にこぎつけた。
 なかには、倉敷から片道3時間近くかけて車で来た人もいて、「卵かけご飯」を
一口食べた後、「うまい。これが食べたくて。来たかいがありました」と満足そうに語っていたということだ。

 まさに、その土地の文化・歴史をベースに、その土地の「食」の特色を活かした「地産地消」ビジネスである。決して贅沢なご馳走という訳でもない「卵かけご飯」というシンプルだが最高の食材の組み合わせをメニューのメーンに持ってきたことが良いではないか。
 私も近場なら是非食べに行ってみたいと思う。(今、ダイエット中なので、尚更食べたい気持ちでいっぱいだ。)
 近くの方は、地元の食材の素晴らしさを是非堪能していただきたい。そして、食べた感想を聞かせて欲しい。
 たぶん、最初の言葉が「美味しかった~!」ではないだろうか。

「TABLE FOR TWO」と「ダイエット」

2008-02-06 21:48:01 | エコフード
●「TABLE FOR TWO」
「TABLE FOR TWO」は、世界経済フォーラムの日本メンバーが立ち上げた途上国の学校給食を支援するプロジェクトである。
企業の社員が、社員食堂で低カロリーメニューを食べると、途上国の学校給食費用1食分に当たる20円が自動的に寄付される仕組みになっている。
この仕組みだと、コストがかからない社会貢献活動とあって、積極的に取り組む企業が増えているという。
最近、企業も社員の生活習慣病予防等の対策に予算を割いていると聞くが、こういった背景もあるのだろう。また、我々のようなオジサン達もメタボリックな体の改善策として、喜んでこの仕組みを利用するというもの。
この仕組みの素晴らしいちところは、自分が健康になるのはもちろん、途上国にいる1人の子どもの学校給食も同時に確保できるところ。つまり、企業の社員と途上国のこどもが(2人)一緒に1つのテーブルを囲んでランチを食べることができる。

●社員食堂がない・・・
私も是非、この活動に参加したいのだが、何しろ私の所属している企業に社員食堂がない。ビルの中で販売しているお弁当を購入するか、1Fのコンビニで食糧を仕入れるか、外に食べに行くかの三択である。結構こういった企業が多いのでは?また、社員食堂があっても「TABLE FOR TWO」の活動を知らない、あるいは興味がないということでは参加しようがない。
どうしたものか?

●メタボリック改善
私は昔から美味しいものを食べたり飲んだりするのが大好きで、20代、30代の頃は随分無茶苦茶な生活を送っていた。そして40代、生活習慣病予備軍あるいは正規軍となって体調の悪い日も多くなり、「メタボリック」という言葉も気になってきた。
そして去年、マクロビオテックや地産地消など食事で健康になることを少し勉強して、少し実践もした。確かにわずかながら、体調が良くなったような気(?)がする。
そこで、今年の年頭に思い立った。生まれて初めてのダイエットである。奥さんに「あなた、エコエコ言っても、体型がエコじゃないわよねぇ。」と言われたのもトリガーの1つとなった。身内の一言は結構効くのである。

●「いつまでもデブと思うなよ」
オタク評論家として名高い岡田斗司夫氏のベストセラーであるが、これをそのまま採用した。何故か。ダイエット本は数多く世に出ていているのだが、本人の経験、それも50キロ痩せた実績と「メタボ」の気持ちを良く分かっていると思ったからだ。ダイエットの詳細方法は氏の本を読んで欲しい。新潮新書で定価700円なり。

●中間報告
1ヶ月経過して、約6キロ痩せた・・・
やってみると面白いもので、100グラム痩せたといっては歓喜し、100グラム戻ったといっては落ち込む。なかなかスリリングな人生だ。

●ダイエットで「TABLE FOR TWO」???
私の所属する企業には社員食堂がない!
自らダイエットをはじめ、健康な体を目指してまっしぐら!
そこで、こんなことを考えた。
「ダイエットで「TABLE FOR TWO」」
つまり、今まで会社でランチを食べると外食で1000円くらい使っていた。これを、例えば、おにぎり2つと春雨スープ(合わせて400キロカロリーちょっと)で500円でつり銭がくる。そのつり銭から20円を自分で用意した貯金箱に寄付するのだ。そして、ある程度溜まったところで、貯金箱のお金をNPOへ送る。
ダイエットできて体が健康になる。その上、途上国のこどもが学校に行けることへの支援ができる。ダイエットは辛いことが多いが、「この1食で、アジアまたはアフリカのこどもに、何かしらのことができる。」と思うことでダイエットの励みになると考える。

確かに、NPOと企業の正規のルートからはずれた、私が勝手にはじめたプロジェクトだが、こういった形の参加も良いのではないか・・・


●特定非営利活動法人TABLE FOR TWO International
東京都港区白金1丁目25番11-1802号

●「TABLE FOR TWO」のWEbサイト
URL:http://www.tablefor2.org/

聖跡桜ヶ丘の自然食レストラン

2007-05-21 02:03:39 | エコフード
都立桜ヶ丘公園へ行く前に聖跡桜ヶ丘の自然食レストランで昼食を取ったので、そこの紹介。

●野の葡萄
京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンターB館8Fのレストラン街にある健康食レストラン。食べ放題のビュッフェ形式。旬の野菜を中心とした約80種類の料理が並ぶ。和食中心とは言え、食べ放題なので、気が付くと山のように大皿に並ぶので食べすぎに注意!味はまあまあ。女性のグループ、家族連れが多かった。値段はランチ1600円と、ちと高目だが個人的には満足。

●さんるーむ
「野の葡萄」の隣にある自然食レストラン。こちらは普通の定食形式。今回は入りませんでしたが、「黒米定食」とか美味しそうな自然食メニューが並んでおり、一度は入ってみたいと思う。

地産地消

2007-02-21 21:28:18 | エコフード
地産地消とは、地域生産地域消費の略語で、地域で生産された農産物や水産物をその地域で消費すること。そのことにより、農産物や水産物を遠地から輸送することが無くなるので、船やトラックの燃料がかからない、その分のCO2 排出を防げる、農産物や水産物の鮮度が良い状態で消費者の手に渡る、などの長所がある。最近では、学校給食に地元の農産物を使ったメニューを加える所も増えているようだ。ストアの野菜売り場にも「地元野菜コーナー」が登場している。
府中市では府中駅のそばに「府中特産品直売所」が2005年7月にオープンし、地元農家が作った農産物が並べられて売られている。また、壁には生産農家の写真と紹介がある等の工夫も見られる。課題は、品揃えと商品のアピール。消費者がいつ行っても「欲しい・食べてみたい」と思う魅力ある品揃えに日々努力して欲しい。

エコロジーショップ GAIA

2007-02-10 22:52:45 | エコフード
「環境NGOと市民の集い」の帰りにお茶の水にあるエコロジーショップ「GAIA」に寄ってみた。ここは奥さんが以前から知っていた店で、一度行ってみたいと思っていた店だ。1Fは有機野菜や自然食料品が置いてあり、地下は生活雑貨、2Fは衣類、3Fは本、CD、古道具がおいてある。1Fで赤米とネープルを購入。

エコロジーショップ「GAIA」
URL : http://www.gaia-ochanomizu.co.jp/

みさと屋 野菜食堂

2007-02-03 18:26:31 | エコフード
「穀物と野菜を中心にした食事」とひとことで言っても、実践するのは大変だ。奥さんも、急に「菜食」だ「マクロビオテック」だと言っても180度食事の作り方を変えなければならないし、最初からパーフェクトを目指すと夫婦仲まで破綻する危険性がある。そこで、毎日の食事を少しずつ変えていく方法をとる。例えば、玄米や胚芽米を白米と混ぜて炊く、あるいは肉や魚の入ったおかずの場合、肉や魚を半分残す、など。すこしずつ進めることがキーポイントかも。それに加え、週に1、2度は外食(自然食レストラン)をして「穀物と野菜を中心にした食事」を堪能しつつ、レシピ等の研究をするなども良いだろう。

ということで、今日は調布にある「みさと屋 野菜食堂」にランチを食べに行った。ここは、インターネットで探した。京王線調布駅のパルコ側に降りて、旧甲州街道を布田方面に歩き、ファミリーマートを左折し、牛タンの店を右折すると「みさと屋 野菜食堂」が見える。一見八百屋さんだ。店先には有機栽培の野菜が置かれており、店の中にも自然食品が陳列されている。左側にあるドアを開けるとレストランになっており、書棚にはエコ関連の書籍が並ぶ。ランチは3種類。今日は豆腐の袋詰めと野菜の煮物を選ぶ。玄米にごま塩をかけていただく。美味しい!メインの豆腐の袋詰めと野菜の煮物の他に2種類の小皿と漬物、味噌汁がついて682円。自然食レストランの中にはえらく高い値段設定をしているところがある中、週に何度か食事をしたい者にとっては有難い。店の方で玄米2キロ分を購入。

みさと屋 野菜食堂
URL : http://www.jca.apc.org/~misatoya/