大手製紙企業が年賀はがきやコピー用紙などの「再生紙」における古紙配合率が実際より高めに偽装されていた問題で、当初業界2位の日本製紙のみが事実を認め謝罪しトップの辞任となったが、昨日、第1位の王子製紙、第3位の大王製紙、第4位の三菱製紙、第5位の北越製紙の4社がそれぞれ会見して偽装事実を認めた。
偽装と言えば、去年多くの食品関連企業の偽装問題が取り上げられ社会問題となった。今回の製紙企業側はコスト削減で偽装した訳ではなく、古紙の配合を少なくすることで品質を上げてユーザに提供したのだから食品関連企業の偽装問題とは異なるとして、4社はトップの交代をしない方針を示した。
確かに食品関連企業の偽装とは違って人間の体に危険を及ぼす質のものでなく、製品(紙)の品質を良い方に偽装していたのだから、「そんなに悪いことをした訳ではないよね」という企業の論理だが、果たしてそうか?
偽装のトリガーとなった「古紙が集まらない」、「技術が追いつかない」ということであれば正直な配合率を示すべきである。また、消費者が求める品質を維持するためと言うが、本当にそのような高い品質を消費者は再生紙に求めているのだろうか?企業側がエンドユーザが求めている以上の品質を再生紙に求めた結果なのではないか?また、工場の判断でTOPは知らなかったとか、企業どうしの情報共有/情報交換はないと言っているが、これらを信じろという方が無理である。
何より、環境やエコに興味を持ち、再生紙をグリーン購入と考えて、少しでも「環境に良い/地球に優しい」ことをしたいと思っている消費者/エンドユーザを裏切る行為であるということを企業側は真摯に受け止めて欲しい。
偽装と言えば、去年多くの食品関連企業の偽装問題が取り上げられ社会問題となった。今回の製紙企業側はコスト削減で偽装した訳ではなく、古紙の配合を少なくすることで品質を上げてユーザに提供したのだから食品関連企業の偽装問題とは異なるとして、4社はトップの交代をしない方針を示した。
確かに食品関連企業の偽装とは違って人間の体に危険を及ぼす質のものでなく、製品(紙)の品質を良い方に偽装していたのだから、「そんなに悪いことをした訳ではないよね」という企業の論理だが、果たしてそうか?
偽装のトリガーとなった「古紙が集まらない」、「技術が追いつかない」ということであれば正直な配合率を示すべきである。また、消費者が求める品質を維持するためと言うが、本当にそのような高い品質を消費者は再生紙に求めているのだろうか?企業側がエンドユーザが求めている以上の品質を再生紙に求めた結果なのではないか?また、工場の判断でTOPは知らなかったとか、企業どうしの情報共有/情報交換はないと言っているが、これらを信じろという方が無理である。
何より、環境やエコに興味を持ち、再生紙をグリーン購入と考えて、少しでも「環境に良い/地球に優しい」ことをしたいと思っている消費者/エンドユーザを裏切る行為であるということを企業側は真摯に受け止めて欲しい。
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ちょっと考えさせられました//