ひとりから始めるエコシフト

環境(エコ)について勉強中のビギナーが「ひとり」から始めたエコシフト。そんなエコライフをブログで紹介します。

ゴミの山が油田???

2007-03-13 01:11:56 | エコ一般
情報元:テレビ朝日系列の番組「素敵な宇宙船地球号」(3月11日放映)
話は、神奈川県茅ヶ崎市にある(株)ブレストという小さな会社で開発・販売している「油化装置」について。この「油化装置」は、一般家庭から出るペットボトルの蓋やレジ袋といったプラスチックゴミから油を作り出すという優れもの。確かにプラスチック製品は石油から作られるのだから、プラスチックゴミを熱処理して不純物を取り除けば元の油が取れるはずという発想だ。さらにこの「油化装置」の素晴らしいところは、通常1kgのプラスチックゴミを焼却処理すると3kgのCO2が発生するらしいのだが、この「油化装置」で処理すると、0.38kgのCO2で済んでしまう点だ。
この技術に目をつけたのが、珊瑚の海で有名なマーシャル諸島共和国。5つの独立した島と29の環礁からなるこの国は、地球温暖化の影響を受けて約100年後には海面上昇により国全体が沈むと言われている。またこの国は観光が主な産業で、観光客が残したゴミの問題も深刻化している。ゴミは処理施設がないため、すべて海に埋め立てており、珊瑚への影響や海の汚染が心配されている。そこで、「油化装置」を使ってゴミを処理し、取り出した油は発電機の燃料として使うというリサイクルプランが(株)ブレストに持ちこまれたのだ。(株)ブレストの伊藤社長は早速に「油化装置」を持参してマーシャル諸島に飛び、大統領の前で「油化装置」を実演し、取り出した油で発電機や車を動かして見せた。大統領は大変喜び、正式な契約が取り交わされて・・・といった内容だった。
こういった日本の技術が世界の人に喜ばれ、地球温暖化対策に役立っているということに大いに感動した。これこそ日本が世界に誇ってよい事だと思う。
「油化装置」が家庭用に売り出されたら是非使ってみたい。

株式会社ブレストのURL : http://blest.co.jp/


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