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行田市荒木地区にある三十番神社。現在多くの神社は神社本庁に属する形態ですが、単立の神社だと思います。歴史の教科書で習いましたが、鎌倉時代に日蓮によって開かれた日蓮宗は、他宗派に対し攻撃的だったと言われます。しかし神道に対しては信仰が厚く、天照大神と八幡大菩薩を曼陀羅の中に勘請するなどしています。(法華神道)
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その中心思想が三十番神思想と言われ、熱田、諏訪、伊勢、八幡、春日など、三十柱の神様が日蓮宗の法華経と信者を守るという信仰です。
これに対して、京都の吉田神道の吉田兼倶が「三十番神は天台宗の踏襲か」との質問を出し、日蓮宗が否定するという論争があったとされます。神道というとどちらかというと、あらゆるものに寛容な印象がありますが、ながら歴史のなかでは、多くの宗派が論争を起こしてきました。
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境内地は杉林が広がり、また地区会館も併設されています。形態に関わらず、地域の信仰として大切に受け継がれているようです。私は学生時代神社実習として、京都吉田神社にいきました。