
10連休のうちたった1日だけの遠出でも申し込んだときからずっと楽しみにして天気予報を見て
服装を考えたり、早朝集合の時間を見ながら交通手段を考えたり、これも旅行の楽しみの内。
1人参加者どうしはお互いのことは住む町程度しか明かさないものの同じ夫をみおくった身だと
分かれば話が尽きません。隣の席の彼女は60代、独り身になってから地域の役を引き受けて活躍中。
独居者のためのサロン立ち上げ、街の花壇の手入れグループの組織作り、空いた時間は旅行三昧
だとか・・・それがすべて本当のことかどうかはともかくずっと話し続ける彼女は楽しそうでした。
これも旅行の楽しみ方なのだと「ふ~ん すごいわね~」と私。
元気そうにしているけど彼女は寂しがり屋なんだと思います。
新緑の風景も花咲く里にも目をやらず・・・人に出会うためのツアー参加?
色々な方が色々な思いで参加されているのだと思ったものです。

青い空に聳える雄大な山々、透き通った川の流れ、鳥の声、自然にたっぷりと包まれてせっかくの
非日常の旅を楽しまなくては。
自然から受け取るものが多ければ独り旅は決して寂しい「ボッチ」ではありません。
これからも私は私流の「ボッチ旅」続けようと思っています。
持って出かけたものを片付けていたら手帳に挟んだ四つ葉のクローバーが出て来ました。
往きのSAの手洗いに『四つ葉のクロ――バーです ご自由にお持ちください』と小さな張り紙と
ともにコップにさしたクローバーが4本ありました。手を洗えば皆さん急いで通り過ぎていきます。
少しずつ形はいびつでしたが4本ともちゃんと四つ葉のクローバー。1本いただいて手帳に挟み
そのまま忘れていたのにきれいに押し花になりました。
1本ずつ探して摘んで皆さんに分けて下さった方はどんな方かしら、有難うございました。
記念日の記念にラミネート加工して栞にしました。大切にしたいと思います。

「連休の上高地へ」は終わります。