酔いどれ堕天使の映画日記

劇場やテレビでみた映画の鑑賞記。原則ネタばれなし!

『起きていることはすべて正しい』勝間和代著 ―Books―

2009年01月15日 16時21分17秒 | Books

副題は「運を戦略的につかむ勝間式4つの技術」

所謂「勝間本」との出会いはちょうど1年ほど前
『お金は銀行に預けるな』(光文社新書)でした。

小生の5冊目になる読書雑記には
「評判のベストセラーだけに期待はしなかったがきわめてマットーな内容である。
“分散投資”は小生の投資スタイルとは異なるが特に資産運用をはじめる若い人には必読の良書である。」
と絶賛しています。

かれこれ20年以上も
「投資用ならともかく住宅ローンを組んでまで自ら住む家は買わないほうがいい」
と周囲に言い続け実践?してきた小生
仕事でも遊びでもどこへ行くにも自転車
過剰な生命保険の現状の見直しをすすめ自ら実践してきた者にとって
まさに我が意を得たり。
妻にむかって
「この本読んでみて、学校の後輩らしいんだけど凄い人がいるよ!」
と思わず叫んでしまっていました。

それから欠かさず彼女の著書には目をとおすことにしています。

さて、本書
「メンタルなことが能力を発揮するカギだと考えています。」
との著者の言葉どおりの内容。

“セレンディピティ”、“ソシオパス”など普段耳慣れない言葉が登場し
一見、近年のこのジャンルの著書をピックアップした内容のようでありながら
“勝間和代”というフィルターをとおし実践されることによって
完全に独自の理論まで昇華されていることに驚きを禁じえませんでした。

しかし、真に及びがたいと感じるのは著者の可視化能力とでもいうのでしょうか。
本来つたえにくい概念がまるで絵本でも読んでいるようにスンナリつたわってきます。
まさに“デープスマート力”

難しい話ばかりではありません。
子育てに関し「頭ごなしに怒るのは天につばをはく行為だ」の一節、まさに溜飲がさがる思い
本書でも勝間節は全開なのです。

そのうえ、飲酒と節酒を行きつ戻りつの小生には耳の痛いおはなしも登場します・・・。

いつも傍らに置いて参考書のように読み返したい一冊です。


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