一宮市競輪事業の平成２３年度当初予算は、１２８億６，５２８万２千円で、事業収入は１２７億８，５６４万８千円となています。
本来、競輪事業の利益を一般会計に繰入、一宮市の財源として有効に活用するための事業です。
しかし、事業収入は、平成２２年度予算と比較すると９億１，３５１万２千円の減収となり、一宮市への繰入金も０円です。
平成２２年度末の競輪事業基金積立金は、６億６，６００万円ですが、競輪事業を廃止するためには、財団法人JKA（旧財団法人日本自転車振興会）への保証金や競輪場職員の退職金などの支出が発生します。
この基金で清算できるうちに廃止の決断をしないと、一般会計（市民の税金）から廃止するための予算を支出する事態になりかねません。
平成２３年度中には決断しなければならないと思います。
いずれにしろ、一宮競輪も開場６１周年を迎え、６月１６日（木）～１９日（日）まで「東日本大震災被災地支援 毛織王冠争奪戦」記念競輪が開催されます。
是非、お出掛け下さい。