尺八工房まつもと 松本浩和

★ 尺八を制作・演奏しております松本浩和の活動情報 ★

★ 玉松会という団体で保育園の訪問演奏もしています ★

12月の堺出張

2010年12月20日 | 大阪堺の出張所
+++ JR飯田橋駅を出てすぐの所からの夜景 +++


日中の日差しは暖かいのですが、日が暮れ、夜になると冷えるようになりました。
冷え性の私には辛い季節です。

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12月の堺での稽古日は12月19日(日)と20日(月)

です。


稽古(初心者の入門から、琴古流での三曲および古典本曲、等々)致します。
稽古見学も可能ですので、初めての方も、お気軽にお問い合わせください。

ぜひ松本浩和制作の尺八をご試奏ください。
尺八全般の修理調整を承りますので、無料で診断、見積もり致します。

(連絡先:070-6568-0925)

*場所は大阪府堺市、南海高野線「堺東駅」徒歩5分です。

場所等はこちらもご覧下さい。

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すがの会主催、中津攸子先生の講演会

2010年12月18日 | 演奏会のご案内
ご近所の方に教えて頂いたのですが、、

12月18日(土)13時30分から、中津攸子先生の講演会があります。

「菅野地域に関わる歴史上の人物『みなさんもご存知の義経・平将門そして芭蕉』」との事。

場所は不動院(京成八幡から八幡小学校への道を北側、東菅野1-16-11)

すがの会の主催。

中津攸子先生は市川を代表する作家ですが、また私達、玉松会にも演奏の機会を頂いたり、お世話になっております。

アマゾンで中津攸子先生の著作を見る

茂山千之丞さん

2010年12月10日 | 思うこと
茂山千之丞さんが、12月4日にお亡くなりになったそうです。

能・狂言に詳しくはありませんが、

とても好きなので、余裕のある時は出来るだけ見に行くようにしております。

もちろん私の関わっている『三曲(地歌・箏曲・尺八の合奏)』では能に取材した曲あります。

茂山千之丞さんは、狂言にとどまらず、演劇全般でご活躍になった方ですし、

その全貌は、私などには想像もできませんが、

能楽堂で接した、千之丞さんの声、謡の心地よさは、本当に素晴らしいものでした。

いつまでも聴いていたい、声・謡でした。

高齢とはいえ、大変お元気そうでしたので、もう一度、聴く機会があるものと思っていたのに、

本当に残念です。

なかなか能楽堂にも行けないうちに、どんどん名人が無くなって行きますが、

これも世の定め、如何ともしがたいものです。

その藝を拝見する事が出来たのは、私にとっての財産です。

今後は、その残された著書や芝居、映像をあらためて繙いて行きたく思っております。

子どもの心のコーチング―一人で考え、一人でできる子の育て方

2010年12月08日 | 
子どもの心のコーチング―一人で考え、一人でできる子の育て方 (PHP文庫)
菅原 裕子
PHP研究所



最近『コーチング』という言葉を良く目にするようになりました。

『ティーチング』を対義語として考えるなら、こちらは教える側が知っている事を「教える」

『コーチング』はコーチされる側が、自分で気づいて行く事を「助ける」

と、考える事が出来るでしょうか。

この本を眺めてみると、例えば子どもに責任感を持たせるために「朝、子どもを起こさない」というものがあります。

これはある意味、簡単な事です。

何しろ、親の側は何もする事が無いのですから!

最初に、子どもに『起こさない』ということを告げる。

あとは、子どもが自分で起きられるように、目覚まし時計を与えたり、起きやすい状況(早寝するとか、朝自然の光が当たるようにするとか、、)を調えたりするだけです。

多分これが一番難しいのかもしれませんが、最後は「親が我慢する」ということなのでしょう。

結局のところ、子どもが自立する、というのは、その前提に、親が自立する、ということがあるように思います。

その事を親に促すのが、結局は子どもの自立を促す、ということなのでしょう。

なるほどと思わされる一説でした。

NHK特集 遠野物語をゆく 柳田國男の風景 第1部

2010年12月07日 | YouTube
NHK特集 遠野物語をゆく 柳田國男の風景 第1部



NHKの番組が公式に、youtubeで見ることが出来るようになったようです。

早速この番組を見ましたが、さすがNHK!すごい遺産です。

音楽は武満徹氏。

この番組のために作曲しているのですから、贅沢な話です。

構成(監督のような物だと思いますが)は吉田直哉氏。

16分くらいのところに、獅子舞の場面があり、神楽が流れていますが、普通は横笛を使うはずですが、
音を聴くとどうも尺八に聴こえます。

1尺3寸程の短い竹の様です。

東北地方では神楽に尺八を使うのでしょうか?

ご存知の方がおられましたら、ご教示ください。

また43分くらいには、遠野物語の作者、柳田國男自身の声も入っています。


それにしても、NHKには、このようの作品が、山のように遺産としてあるのでしょう。

国営放送として、過去の制作番組は国民の遺産と考え、ぜひともどんどん公開して頂きたい物です。

邦楽、日本の古典芸能の物も期待しております。

『石川ブロス ウィンターアクションシリーズ 2010』

2010年12月06日 | 演奏会のご案内
石川利光先生のコンサートをご案内致します。

兄の石川憲弘先生との『石川ブロス』でいつも夏にコンサートをなさっていますが、今回はこの12月に行われます。

東京の1公演と大阪の2公演、計3公演です。

12月7日(火)東京公演:文京シビックホール(春日駅)
開演 19:00

12月9日(木)大阪公演:プチ・エル(大阪府労働センター)(天満橋駅)
開演 15:00/19:00(2公演)


前売り 2500円 当日 3000円

曲目は『壱越』『六連星』『心月』『竜田の曲』『砂山』『五木の子守唄』他

詳しくは石川利光先生のHPもご覧下さい。
http://shaku8-ishikawa.com/

『シマフクロウとサケ』

2010年12月02日 | 
シマフクロウとサケ (日本傑作絵本シリーズ)
宇梶 静江
福音館書店


アイヌのカムイユカラ(神謠)から宇梶静江さんが再話し、『古布絵』という『古い布とアイヌの伝統の刺繍』で作られた『絵本』です。

『フムフムカト フムフムカト』(シマフクロウの静かに鳴くときの声音を表しているそうです)

この言葉とともに、物語は、アイヌの世界で『村の守り神』とされている『シマフクロウ』が退屈して、住んでいる山を下り、浜へ降りてくるところから始まります。

これまた『神の魚』と言われている『サケ』の群れが、川を上ってきました。

先頭のサケは《尊い(とおとい)》存在として大きな目玉の『シマフクロウ』を敬いますが、最後にやって来たサケたちは、、、

シマフクロウは取り出した『銀のひしゃく(シロカネピサック)』と『金のひしゃく(コンカネピサック)』で海の水をスッカリ汲み上げてしまう、というダイナミックな場面があり、盛り上がります。

それにしても、銀=シロカネ、金=コンカネ、と日本語とアイヌ語は似ている、というよりこれに関しては、方言レベルで同じですね。

何か、頭で考えたり、理解することとは別の次元で、大きな物事が進んでいく、そんなことを感じさせられる物語のようにも思います。

またアイヌの文様をあしらった、宇梶さんの古布絵も美しく、見応えがあります。

また随所に、アイヌ語がカタカナで書かれているのですが、それを発音すると、正しいかどうかは、分かりませんが、何か一つの歴史に触れる思いがします。

ことば、またそれを声に出す、というのは不思議なことです。

いろんなことを考えさせられる、一冊です。

著者の宇梶静江さんは、北海道生まれ、20代で上京し、今は千葉県にお住まいだそうです。

『三びきのやぎのがらがらどん』

2010年12月01日 | 
三びきのやぎのがらがらどん―ノルウェーの昔話 (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
マーシャ・ブラウン (イラスト), せた ていじ (翻訳)
福音館書店


有名な絵本だと思いますが、まずタイトルにもある『がらがらどん』というのが面白いです。

『がらがらどん』というのは羊の名前で、何故か、三びきに共通の名前です。

ノルウェーの昔話から構成された話の英訳本から、瀬田貞二(せたていじ)さんが訳したものですが、

原題は"The Three Billy Goats Gruff"

なので、直訳すると『三びきの雄ヤギのガラガラ声』という所でしょうか。

そのガラガラ声を『がらがらどん』と訳したところに、まずは本を手に取って、何だろう? と興味を魅かれます。

その三びきの『がらがらどん』たちが『やまの くさばで ふとろうと』山へ行く所から物語は始まります。

この『ふとろうと』とひらがななのが、また訳のミソですし、最後の『落ち』にもつながります。

その行く途中に『トロル』という大きな化け物が橋の下に住んでいるのですが、三びきが橋を渡ろうとするたびに、食べるぞぉ!! とおどかします。

物語にはお約束とも言える三度の繰り返しが、これまたこのお話のミソですが、、、

さてどのように成りまする、やら。。。

『がらがらどん』というガラガラ声をそのまま名前にしたように、読み手にとっても、とても読み応えのあるお話です。

最後のカタカナ三語は、ブラックな落としのようにも思います。

落語にしても、面白いかもしれませんね。

工房に、来年のカレンダーを

2010年12月01日 | 東京墨田区千歳(両国)の尺八工房・稽古場
今日からいよいよ師走、12月です。

昨日、工房に『ねむの木学園のカレンダー』を掛けました。

ねむの木学園の子どもたちが書いた絵がカレンダーになっているのですが、とても素敵な作品です。
ここ2年は買いそびれてしまったので、今年は案内を頂いてすぐに注文しました。

下記リンクから、画像を見たり、注文も出来ます。

http://www.nemunoki.or.jp/calendar/index2011.html