尺八工房まつもと 松本浩和

★ 尺八を制作・演奏しております松本浩和の活動情報 ★

★ 玉松会という団体で保育園の訪問演奏もしています ★

11月の堺

2007年10月31日 | 大阪堺の出張所
朝晩寒くなって参りましたが、お風邪を召しておられませんでしょうか。
私はもう引き終わりました。
そろそろ新蕎麦の季節ですね。

11月の堺は24日(土)に参ります。
松本浩和制作の尺八の試奏、稽古のご相談等、お気軽にお問い合わせ、またぜひお越し下さいませ。
南海高野線「堺東駅」徒歩5分の場所です。
詳しくはメール hirolabo@mail.goo.ne.jp 電話 〇七〇ー六五六八ー〇九二五 まで。
前後三、四日堺に滞在致しますので、その他の曜日も可能です、お問い合わせください。

12月は24日(月・振替休)を予定しております。

さて堺市堺区地域で、11月1日から11日まで「平成19年 堺文化財特別公開」があります。
残念ながら私はその期間に堺に行くことはないのですが、とても興味深いです。
寺院はもちろんですが、堺ならではの鉄砲や刃物に関する古い建築もあります。

第六十九回 白菊会演奏会

2007年10月27日 | 出演情報
佐藤親貴先生御社中、白菊会の温習会である「第69回白菊会演奏会」に今回も出演させて頂きます。
今回が第69回という長い歴史のある会です。
恒例の皇后陛下御歌、佐藤親貴作曲「ひかり」から「吾妻獅子」まで全27番です。
11月11日(日)、午前11時30分開演、東京証券会館ホール(地下鉄「茅場町駅」下車すぐ)、入場無料です。

私は三曲目「船の夢」と八曲目「新青柳」を吹きます。
温習会の常で12分前後の抜粋になります。

女性のお年を申し上げるのは失礼ですが、御年九十を越える佐藤親貴先生が終曲「吾妻獅子」の箏をお一人でお弾きになります。
佐藤先生の独奏を間近で聴く事が出来る貴重な機会だと思います。

ご連絡頂けましたらプログラムをお送り致します。


中川宗淵老師

2007年10月18日 | Weblog
中川宗淵老師について調べていたら前記事で取り上げた花の句がありました。

「木犀のしきりにこぼす夜の花」(中川宗淵)

風雨に散り、敷物になった黄の花敷は、彼岸の赤い彼岸花から彼岸を過ぎ、続く紅葉、落葉への橋懸かりなのかも知れません。

老師が住職を務めた龍沢寺は三島にあり、こちらも前記事の三島大社の金木犀の古木とのご縁なのでしょうか。
地図で確認したところ、やはり近いようです。

また今回知ったのですが、山田風太郎著『人間臨終図鑑』で紹介された高見順氏の臨終際のエピソードも印象深く考えさせられるものがあります。

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(秋子夫人の観察)8月17日午後2時半ごろ、龍沢寺の中川宗淵師が病室に入ってきた。
彼は高見の一高時代の同級生であった。彼は巻紙に書いた決別の辞を病人の枕頭におき、
しばらく高見の顔をみつめていたが、やがて
「こんなものは取りましょう」
と酸素吸入のパイプをはずしてしまった。あっけにとられた医師に会釈して、
宗淵師は読経をはじめた。それは2時間も続いた。

秋子夫人は記す。
「朗々とした身にしみわたるお声だった。 
最後に 「渇!」と大きな声で叫ばれた時、高見は私のほうをみて、息を引き取ったのです。
閉じられた双のまぶたからは、はらはらと涙があふれ両方の痩せた頬に流れ落ちました。 
5時32分のことでした。」
(『人間臨終図鑑(II)』 徳間文庫 p.81 山田風太郎)

金木犀(キンモクセイ)、晩秋、松園

2007年10月12日 | Weblog
金木犀の芳香が町のあちこちから香って参りました。
金木犀で調べると三島大社に天然記念物に指定されている樹齢1200年を越えるという古木があるのですね。
http://www.mishimataisha.or.jp/Page/mokusei.htm

昨日は新月、旧9月1日ですが、もう晩秋です。

「晩秋」と言えば上村松園画伯に「晩秋」という作品があります。
私は二年前の秋に奈良にある松柏美術館で実際に見ることが出来、その展覧会にあった数ある上村松園名画の中でも特に感銘深い作品でした。

「品格」という言葉を昨今よく聞くようになりましたが、上村松園画伯の作品はそれを非常に高いレベルで体現しているように思えてなりません。
ちょうど今福島県立美術館「上村松園 近代と伝統」という展覧会が開かれていて「晩秋」も出品されているようです。

10月の堺

2007年10月10日 | 大阪堺の出張所
厳しかった残暑もようやく朝晩は肌寒くなって参りました。

10月の堺開催日は23日(火曜日)の午後3時から8時までです。
今月は土日の都合が付かず平日となりますが、尺八の楽器、稽古のご相談にお気軽にお越し下さい。
南海高野線「堺東駅」すぐ、詳しくはメールにて hirolabo@mail.goo.ne.jp まで。

秋のリサイタル

2007年10月09日 | Weblog
秋はリサイタルの季節ですが、同世代の演奏家からご案内頂きました二つのリサイタルをご紹介致します。

ひとつは「第二回 菊央雄司 三絃リサイタル ~地歌の妙技~」
10月12日(金)夜、ワッハホール
古典三題の演目です。
詳しくはこちら

もう一つは「横山佳世子リサイタル」
10月24日(水)夜、茨木市クリエイトセンターホール
横山さんの師である沢井忠夫作品特集です。
詳しくはこちら

両国の工房・稽古場

2007年10月09日 | 東京墨田区千歳(両国)の尺八工房・稽古場
両国の工房・稽古場には今月は特に火・木曜日に参ります。
その他の日にも参っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
hirolabo@mail.goo.ne.jp

両国と言うと相撲ですが、世間では時津風部屋問題が話題になっております。
両国には相撲部屋が多数あり、やはり両国にある時津風部屋の前はよく通っておりますが、今回のことは本当に残念なことです。
ただやはり格闘技はこの平和な時代の日本にあっても真っ向からの肉体のぶつかり合い、厳しい世界であろうと思います。
稽古と暴行はもちろん違うにしても難しい問題だと思います。

小濱明人さんのホームページ

2007年10月09日 | ブックマーク
尺八奏者、小濱明人さんのホームページをブックマークに追加しました。
私の制作した尺八を多数メインに使って下さっており、同じく私制作の地無し長管での本曲演奏にも積極的です。

若手尺八奏者のトップランナーの一人だと思いますが、自身の名義で三枚のCDアルバムを発表されています。
今年発売された最新作は『visions.』
私もとても気に入って折々に聴いておりますが、「邦楽」とは違う立ち位置での作品で本当に多くの方に一度耳を傾けてほしいと思っております。
歌手の伊藤多喜雄さんのバックバンドのメンバーでもあり、特に今年はツアーで全国を回っているそうです。