三十路毒男の明るい生活(今は五十路既男)

昔(毒男):釣り、海外旅行、買い物、料理を中心に綴った。
今(既男):コロナ禍3年間の駐在を終えて日本へ帰国。

鮒鮨で一杯

2006-12-17 | 料理
 また弟がやってきた。前回はお土産が無かったものの、今回はなんと「鮒鮨(真空パック入り)」持参。琵琶湖特産のニゴロ鮒をご飯で醗酵させたものだ。

 感心な奴と思ったものの、単に滋賀のお客さんからの貰い物。詳しく聞くと結構高いらしい。いい奴は10000円/匹とのこと。

 とてつもなく臭いらしいので、手料理で一通り一杯やって心の準備を整えてから真空パックを開封。

 思ったより臭わない。ぜんぜん普通じゃん。と思っていると、中味は更にサランラップで包まれていた。

 サランラップを剥がす。微妙に酢酸臭がするが、酒飲み的には全く無問題。「臭い」ではなく「匂い」の方が適切だ。弟の指示により刺身包丁で薄くスライス。骨まで柔らかくなっている。内臓は抜いてあり、そこにご飯が詰められている。卵も入っているようだ。

 

 早速一切れ。酢で鮒の身が非常によく締まっており、なかなか噛み切れない。酢酸味のチューインガムだ。ご飯のおかずには考えたくない。酒飲み的には好きな味。日本酒があいそうだ。残念ながら我が家には日本酒の在庫は無いので、裏のスーパーで急遽調達し宴会続行。いったん食べだすと癖になる味。結局のところ全て弟と二人で食べてしまった。

 当初は変な物持って来やがってと思ったけど、なかなかいいお土産だった。

 なお、私の味覚のストライクゾーンは比較的広いので、この記事を鵜呑みにすると痛い目にあうかも。後で気づいたのだけど、これを食べていた部屋はなかなか微妙な臭いに変わっていた・・・。夜中に窓全開で空気置換。ワンルームの人は止めた方がいいかも。