濃飛樹脂軌道

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EV充電電流と気温との連関。

2018-07-14 22:32:44 | 電気自動車
アイミーブMの急速充電で、温度が高くなると充電電流が低くなることが判りました。
特に40km以上走行後に30度前後で急速充電すると、50kWクラスの充電器で本来125A流れるはずが100A前後に制限されます。
気温10度以下だと日産の44kW充電器で125Aまで流れていたので、高温環境での充電制限があると見ました。
バッテリーに冷却装置のないアイミーブMですので、電池の温度は気温より高いと思われます。
※バッテリーは種類を問わず、充電したら発熱するものです。ニッケル水素電池の充電でも判ること

気温が高いと走行時の冷却は期待できませんので夏場の遠距離ドライブは難しいです。
EV充電器が混雑するのは午後一番から夕方まで。朝自宅で満充電にしたあと行きは充電せず、帰りがけに充電するEV車が多いです。
ただ暑い時間帯の充電はバッテリーに熱がこもり寿命にも影響するので、午前中の出先充電がお勧め。自身も現在心掛けています。
本日の気温は最高38度。こんな時に急速充電したらバッテリーが経たりそうです(爆)
それに電力事情も厳しいですが…電気技術者としても気になるところ。

このままEVが普及し、ChaDeMo2が登場して100kWクラス以上の充電器が増えてきたら…バッテリー発熱も顕著になるのではないでしょうか!?
もっとも電気保安の業務も増えるとは思いますが…50kW以上だと高圧受電設備が必要になるので業務柄すぐに判ります。
キュービクル一体型急速充電器が出るのは予想がつきますが、それも300kW以下と踏んでいます。電気設備技術基準や負荷開閉器・高圧遮断器の価格・電力料金などの問題が絡んでくるでしょう。
※EV乗りの電気主任技術者にしか判らない話かもしれません。電気技術者各位へ:今から想定をお願いします!

現行の電気関連法律は電気自動車を想定していないはずなので、関連法案も変わる可能性があります。常に注視せねば!