濃飛樹脂軌道

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電気保安にe-NV200を!

2016-08-31 18:02:16 | 電気自動車
自身の本業は電気設備保安管理で、現在使われている作業車はマツダ・ボンゴ。
ただ日産車ユーザーとして「もしもe-NV200が作業車として配備されたら?」を想像してみました。

電気設備検査業務で発電機や工具などを満載しており、発動発電機の重さとガソリン・排気ガスの臭いにしばしば悩まされてます。さらに深夜作業なら発電機の騒音問題も。当然それは維持費や環境負荷などにも跳ね返り、自身もこれで体調を崩す時があります。健康問題も考えねば。

まだ実績がないので何ともいえませんが、いろいろ想像しながらメリット・デメリットを羅列したいと思います。

メリット
1.とにかく静か
リーフで体感した「静かな車内」は忘れられませんが、それがe-NV200も同等ともなれば移動環境も向上して従業員への福利厚生向上は間違いないです。
当然深夜作業も騒音問題の軽減や排気ガス問題の撲滅にもつながります。
既に都心に事業エリアを持つ電気工事会社などでは騒音問題に悩まされたのち、e-NV200導入による業務遂行効率のアップが報告されてます。電気保安法人もそれに倣うべきでしょう。

2.インバーター装備車の使い勝手
発動発電機を用意しなくとも良いならば大助かり、1500Wクラスのインバーターが搭載されていれば過電流継電器(OCR)試験以外何ら問題なく使えます。持ちろん発電機の排気ガスで体調を崩す従業員にも福音でしょう!!それができなきゃ従業員が辞めていくかも!?

3.環境負荷の軽減
ただでさえ燃費の良くないクルマに発電機を載せており、従業員への健康被害も考えられます。環境問題を考える者として負荷の軽減は喫緊の課題。無論それは会社のイメージアップにもつながり、業務受注にも跳ね返るものと思われますが…トヨタのお膝元である中部地区だと厳しいかもしれません。
※関東だと日産のお膝元だから容易いかもしれませんが…このままだと関東圏の会社にゴーン!とやられるか(爆)

4.ガソリン→電気による経費削減
現在作業車(ボンゴ)の燃費は6~8km/L。仕方ないとはいえ相当悪いと言わざるを得ません。
これをe-NV200に置き換えれば、燃料代→電気代へのシフトで深夜電力の充電だと1/5以下になるでしょう。
仮に燃費を6.7km/Lとすると100km走って15L、1L120円だと1800円。方や電気自動車だと20kWh充電したとしたも1kWh/15円と仮定して300円(約1/6)
年間10000km走ると15万円も違います。10年乗ればその差は150万円
さらにガソリン機関で必要になるオイル交換など各種整備費用・車検も電気自動車になれば2年で10万円前後浮くので10年でその差50万円。
夏の昼間にアイドリングしながら休憩している営業車が電気自動車になればその分のガソリン代も減るはず。実際リーフも電源ON状態でのエアコン負荷が少ないので積み重なれば莫迦にならないでしょう。

5.V2H活用による非常用電源の確保
東日本大震災以降、電力寸断による不便な生活を余儀なくされた方が多数となり、V2H技術が一躍脚光を浴びる形となったのは忘れられません。
今の所属会社も東日本震災以降、発動発電機で事務所内の電気を賄う方策が施されていますが…ここに電気自動車を持ち込めば発電機不要となるのは目に見えています。定期巡回用の軽自動車も電気自動車にするべきかも。

6.充電器設置による事業所のイメージアップ
電気自動車がこれだけ普及してくると充電器の設置は必要不可欠。所属会社にも普通充電器は普通につく時代になると思います。もちろんe-NV200,i-MiEV、リーフなどの電気自動車を配備すれば当然でしょ。
その充電器を一般にも開放すれば営業上イメージは相当アップします。さらに電気自動車ユーザーからの声も聞けるなど、会社にとってはプラスになることも多いはず。

デメリット
1.航続可能距離の縮減
現在の電気自動車の宿命でもありますが、どうしても航続可能距離は縮減してしまいます。リーフでさえ200kmも走らないのに、それより重たい・大きいe-NV200では150kmが関の山とみた。
作業車としては行動可能範囲の狭さが気になります。まして故障出動時に電池切れ(電欠)が起きて帰社不能になっては元も子もないので途中急速充電器を経由して効率が悪くなることも予想されます。
ただし法人向け急速充電カードは料金が高いのであまり使えません…あくまで緊急用。

2.V2Hによる稼動不能発生
会社にV2H設備を付ければ蓄電池としての役目も負わされることになり、電気自動車が最低でも一台待機しないといけない事態が発生するでしょう。
そうなると作業車e-NV200だけでなくリーフ・i-MiEVなど別の電源車が必要になってきます。ただ今や安く中古で手に入る時代なので問題ではないかもしれませんが。

3.充電器設置工事や電源の問題
所属会社は高圧受電でキュービクル(箱型変電設備)が設置されていますが、もし急速充電器設置ともなると現在の受電能力では厳しいです。緊急出動時には使えるとしても、あまり現実的ではないですね。
普通充電器でも同時に3台までが関の山。現在の車両を代替するならばe-NV200・ミニキャブミーブ・アイミーブ各1台…大容量のリーフが投入できないのはツライです。

4.電池の劣化!!
スマホやノートパソコンでも散々問題になっている電池の劣化問題、これが電気自動車導入の最大の壁かもしれません。
アイミーブやリーフなど電気自動車も初期型は出回り始めてから6~7年が経過、バッテリーの劣化に悩まされているユーザーも少なくないです。
所属会社の車の買替えペースは8年…その頃にはバッテリー劣化で使い物にならないかな!?
※アイミーブMタイプだけは劣化しにくい東芝製SCiB採用で容量キープしますが、いかんせん航続距離短すぎ!!(爆)

他にも各種問題を想定してますが、保守的な会社に言うだけヤボかな!?

夏の思い出・日産リーフ(笑)

2016-08-31 08:55:59 | 電気自動車
この夏の思い出、自分にとっては「日産リーフ」との出会いでしょうか。

オフグリッドソーラーは今まで長い付き合いだし、エネルギー管理士受験はあっけなく終わったし。
それよりも印象深かったのが、セレナ修理中の代車・リーフとのお付き合いでした。

リーフの第一感想、とにかく「走るノートパソコン」でした…蓄電池(バッテリー)で走る、充電ポートはある、外観は近未来的、止まっていると静か、ジョイスティックみたいなシフトレバーはゲーム機感覚で使えた、標準装備のナビの使い勝手がよかった…ですね。
友人を隣に乗せたときの感想も「走るハードウェア」だったので間違ってはいないと思います。
それもそのはず、計器類はすべてデジタル、カーナビは情報センターと通信している、スマートフォントとの連動も可能…走るガジェットと言っても過言ではなかったです。
道理でアスキーなど電脳系雑誌にも日産リーフの試乗体験があるはずだ(笑)。

あとは電気自動車特有の急速充電器との付き合いもありました。
航続可能距離が短いのでどこに充電スタンドがあるか判らないといけないと判断、自分の行動範囲にある充電器は片っ端から調べました。
それで岐阜県各地の電気自動車用急速充電器の電流量や供給可能電力も調査しました。
といっても日産ディーラーは殆ど44kWだし、道の駅はバラバラでも国道41号線沿いの急速充電器は大概30kW以上なのでリーフでも実用上問題なかったです。
将来日産リーフやe-NV200を購入した場合、日産ZESPライトプランでも問題なく充電可能と判明。七宗や金山の充電器を使わなくとも美濃白川やなぎさで充電すればイイと判ったので高山までなら安心して行けます。
下呂市も飛騨萩原まで行ったところで帰りに美濃白川で充電すれば問題なし。
むしろ問題は豊田市へ出かけるときに多治見で充電する必要があるかもしれませんが…瀬戸市某コンビニ充電器の料金には閉口しました。トヨタのお膝元だけにユーザーが少ないことが伺えますが、それにしても不憫な充電器だな。
でも可児から豊田市まで完全無充電で往復できたのは収穫でした。ただし事前に完全充電必須です。
生憎郡上八幡へは行けませんでしたが、ここは岐阜日産郡上店があるので無問題でしょう。
恵那方面も行けずじまいでしたが、基本下道コースなので土岐・中津川の日産店舗や岩村の充電器を使えるので心配はありません。
これで要注意箇所を除き安心して電気自動車を購入できそうです。

電気自動車のおかげで今後の自宅の電気設備変更計画も検討することになりました…太陽光発電設備導入時にエコキュートも入れたので既に深夜電力が安いプランに入っています。そのかわり昼間の電力使用は控えないと(^^;
2013年導入なので2023年までは電力買取価格は高いですが、それ以降は下がるのでそれまでにV2Hを導入しないとマズイです。しかしまだ電気自動車を導入していないので今すぐには取り付けできません。
今後子供の大学行きが確定すると財政的に導入は難しくなってしまいます…でも震災や洪水などで電力供給が停止したときのことを考えないとツライですが(それだからオール電化にはしなかった)。
あと今後転勤などで電気自動車で通勤という事態になると、蓄電池が自宅にないことになるので導入するなら蓄電池つきの機種にしないとダメだと思います。
導入するならソーラー発電メーカー補償の切れる2023年以降になります。その頃になればもっと安く設置場所もコンパクトに収まる機種が導入できると踏んでいますが。これも今のうちから要研鑽です。
当然愛車更新計画もそれに沿ったものでないといけません。eKSPORTはリーフかアイミーブのどちらかに、セレナはe-NV200が適任ですが、いずれも仕様が変わるとまた計画変更が必要になるかもしれません。