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作って遊ぼう&学校の応援

 最近JavaScriptを独学で取得、学校支援の〈動く教材〉を作っています。

新・簡単 ツバメ紙飛行機の作り方

2021-03-01 17:37:00 | 作って遊ぼう教室
 新・簡単なツバメ紙飛行機を考案しました。
 これまでのものは、先端部の折り曲げが複雑で、低学年児童には難しいものでしたが、これは低学年児童でも容易に作ることができる新しい折り方です。簡単な折り方の研究の中で考案しました。作り方の手順を示しますので、自身で作るのは勿論、小さい子どもさんに、その作り方を教えて一緒に作ってください。そして、飛ばして遊んでください。

 用紙は、厚めのチラシであればA4とA5(A4の半分)ぐらいがいいと思います。薄いチラシであればA5サイズがベストな大きさです。
 外で飛ばすのであれば、厚めのチラシA4か特厚めのチラシA3(A4の2倍)がいいと思います。

 最初に、用紙の5/8のところまで折り曲げます。しかし、どこが5/8のところかわかりません。そこで、5/8のところを探すためにこれから折っていきます。
 二つにおると、2/4のところがわかります。


 角をその2/4に合せて折ると、折り目は3/4のところです。


 2/4と3/4を合せて折ると、折り目は5/8のところです。これで、5/8が見つかりました。


 開くと、3つの折り目があります。真ん中が5/8のところです。


 5/8のところまで折り曲げます。


 折り曲げたところです。


 次は横方向に半分に折り曲げます。


 そして、開いたところです。中央に折り目があります。


 左右から折り曲げます。ここで正確に合せないと左右のバランスが悪くなってしまいます。飛んだ時、まっすぐ飛びません。



 先端のとがったところを左右の角が集まったところまで折り曲げます。


 ここから、最初に示した4つのツバメ紙飛行機を作るために分岐します。まずは2つに分岐、
 左右対称の状態を折って重ねますが、一方は折り目が見えるところを外側にして折ります。もう一方はその逆で折り目が内側となって外から折り目が見えないように折ります。前者からは3つを作ります。後者からは一つです。
 ツバメ紙飛行機の特徴は、後部をツバメの尾のように切る(ちぎる)ところです。まずは写真を参考に切ってください。勿論、手でちぎってもかまいません。


 できたツバメ紙飛行機です。


 図を参考にして、形を調整してください。
 ここからは飛ばして調整してください。
 最初のV型はなかなか最初から飛ばすのは難しいです。折り曲げる角度や投げる速さを変えながら、良く飛ぶポイントを探してください。
 最後のW型は折り曲げる角度を90度以上にしてください。
 U型やV+U型のように、湾曲させたものは安定的に飛行します。なぜ、ちょっとでも湾曲していれば安定性が高まるのかわかりませんが、いいことを見つけたことは確かです。

 飛び方の特徴をまとめてみました。


 これまでのことから、よりツバメらしいツバメ紙飛行機を2機種考案してみました。


 良く飛ぶものができましたので、作り方を示します。



 上に投げ上げると、上空をツバメが飛んでいるように見えます。どちらも湾曲させてありますので、横ぶれしながらスーと飛んでいきます。

 最後に“つかみ方”、“投げ方”です。どちらも折り目の見える側を下にして飛行します。その折り目の見える側が上になるように、先端をつかみ(つまみ)ます。耳の横や頭の上にその手を掲げて、前や斜め上に投げます。すると図のように飛んでいきます。


 いかがでしたか。小さな子どもに教えるには、絶好の紙飛行機です。普通のものと違うところに魅力が感じられるものですので、自分のものにしていただけたら嬉しいです。

 今後も研究を続けていきますので、新発見があればお知らせします。

 最後まで読んでいただいてありがとうございました。


 
これまでのツバメ紙飛行機の作り方

 






発見! 新紙飛行機(良く飛ぶ・簡単)

2021-02-25 17:24:15 | 作って遊ぼう教室
 紙飛行機の自由研究をする中で、良く飛ぶ・簡単・ちょっとうまく作れなくても大丈夫な紙飛行機を発見しました。
 これがそうです。


 皆さんの知っている紙飛行機とはだいぶん違いますが、まっすぐ飛ぶこと、簡単に作れる、幼稚園児や小学校低学年が作って折るところが少しズレていても、うまく飛んでくれる紙飛行機です。私は、園児や低学年児童、老人を対象に活動していますので、ピッタリの紙飛行機です。

使用する紙
 研究で多量の紙飛行機を作るので、次のようなメモ帳を使っています。一枚一枚切り取れてとても使い勝手が良かったです。


 作り方を紹介します。

 画面タップで拡大図
 拡大しない場合には、〔パソコンサイト〕でご覧ください。

 図を見ると複雑そうですが、他の紙飛行機に比べると、極めて作業数が少なく作ることができます。
 紙はA5用紙かそれより小さい紙を使ってください。もっと大きい紙であれば、相当硬い紙を使ってください。

 古い年賀状でも作ってみました。室内では“速すぎて”“硬すぎて”飛ばすことは無理ですが、外で強く投げると、りっぱに飛んでくれます。スペースシャトルエンデバーのようでした。他の型では飛ぶことは難しいのですが、さすがこの飛行機です。ぜひ皆様もどうぞ


飛ばし方です。


 ツバメ紙飛行機の投げ方です。人差し指を中央のv字の谷に置き、親指と中指を添えて、紙飛行機をつまみます。耳の横か頭の上に掲げて、手首と腕のスナップを使って投げます。いつ紙飛行機を放すかを練習を繰り返して体得してください。



 最後に、素晴らしい飛行性能を確かめる追研究をしました。〇と◎の範囲が広いことに驚きました。
 研究の結果です。



 ◎を作り方として紹介しています。

 同じ内容のパソコンサイトがあります。図など拡大して見ることができます。どうぞご覧ください。


〔パソコンサイト〕



 


紙飛行機自由研究の結果第一弾《折り方A 》

2021-02-25 08:29:01 | 作って遊ぼう教室
 すべての良く飛ぶ紙飛行機を探そうと紙飛行機自由研究を始めました。まず第一弾として“折り方A”の研究結果を紹介します。

〔パソコンサイト〕


研究結果の概要

 先端部の重さをを左右する用紙の折り曲げの程度で、3/4のところと5/8のところで折ったものに、良く飛ぶ紙飛行機が見つかりました。
 3/4では、翼を斜めに折って作るものがあるとわかりました。(他と比較して)高速タイプの紙飛行機でした。直進性や安定性が高いです。
 5/8では、翼を底の線と平行におってつくるものと折らないで湾曲させたり、ジグザグに折ったりするものが見つかりました。

使用した紙
 研究には多量の紙飛行機を作るために、次のメモ用紙を使いました。一枚一枚切り取れて使い勝手が良かったです。


研究の結果(折り方Aについて)

 枠を付けたものが、良く飛ぶ紙飛行機です。




用紙の折り曲げ方の程度3/4の場合の作り方
(翼を折るとき、底の折り目と斜めに折り目が入ります。)

 ご覧のように、5種の型が見つかりました。それぞれの特徴を紹介します。

 実際に作った紙飛行機です。

 紙飛行機を現した数字が大きくなるにしたがって翼がだんだん大きくなります。それぞれの特徴に書いていますが、紙飛行機の持っている速さがだんだん遅くなります。それより強く(速く)投げると、反り上がってしまいます。1⃣の場合には、私の力ではどんなに強く投げても反り上がることはありませんでした。スーと飛ぶ感じで遠ざかっていきました。2⃣以降は適当な強さで投げると、ス~「飛んでる~」という感じでした。5⃣は少し横揺れがあり安定性が小さくなっています。


用紙の折り曲げ方の程度5/8の場合の作り方


(翼を折るとき、底の折り目と平行に翼を折ります。)


 いずれも、強く投げると反り上がってしまいます。3/4のものに比較してゆっくり飛ぶようになっています。したがって、適切な速さで投げると安定性と直進性が高く飛ぶことができます。詳細は記述の通りです。

(翼を作るとき、湾曲させたり、ジグザグに折って作ります。)


 湾曲の仕方は、先端部は紙が重なり硬くなっているので、指で強く挟んで形を整えると、変形が容易で形が決まってきます。前が湾曲すると自然と後方も整ってきます。少々凸凹でも、この作業でピーンと張った翼になります。5⃣のV型はどれだけ角度を開くか、狭い範囲でしか飛行できません。それを外れると木の葉のように落ちてしまいます。湾曲させた方は、湾曲の程度に関わらず安定飛行ができます。

 7⃣のジグザグ型は、折りの深さに関わらず、実に安定して飛行します。折り方も簡単で、非常に優秀な紙飛行機であることがわかりました。

 8⃣のツバメ紙飛行機タイプは、色々な切り方をやってみましたが、ほとんどが飛ぶことができました。V字型を切っても安定性が高まります。V字型の不安定さは後部の角の揺れが原因しているのではないかと予想しています。切り取ることによって、角が無くなります。また、切るとき最後を上に上げて角を作ると飛べなくなります。これを確かめるには、ケント紙のような張りのある揺れない紙で作ってみてはどうかと考えています。

 実際に作った紙飛行機です。


 このタイプの紙飛行機の投げ方です。
  人差し指を先端のVのところに置き、親指と中指を添えてつまみます。耳の横や頭の上に掲げて、手首と腕のスナップを利かせて投げます。いつ放すかが難しいです。何べんも繰り返すと上手になります。




 以上の13種の紙飛行機を見つけることができました。
 精一杯やったつもりですが、これがすべてだと思います。ご覧の皆さんでお気づきがあったらお知らせください。追試作をして確かめたいと思います。

 最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 このブログに先駆けてホームページを作っています。スマホでは画面が小さいので良く見えませんが、パソコンサイトでは自由に拡大できますので、必要な場合は覗いてください。
 また、この研究結果をPDFファイルとしてダウンロードすることができます。

〔パソコンサイト〕

    






 

KPAのひな人形のつくり方

2021-02-18 07:38:27 | 作って遊ぼう教室


〔パソコンサイト〕


 キッチンペーパーアニマルで作ったひな人形です。いかがですか。X'masバージョン、干支丑バージョンについでの三つ目です。ぜひ、観て作って飾って楽しんでください。
 後で、つくり方も紹介します。
 まずはご覧ください。

 女雛男雛が集まってお話しているようです。チョッと覗いてみましょう。

男雛A: 女雛たちは、誰と並ぶか話し合っているみたいだよ。
女雛A: 去年はかずちゃんと並んだんだけど・・・・ウ~ン!
     今年はよっちゃんがいいな!

男雛C: ふみちゃ~ん

男雛D; おれ、だれかな?
男雛A: ねえ、決まったの?
女雛A: 決めた! ・・・・・
    私はケンちゃん、ふみちゃんはよっちゃんと、・・・・・・・
    これでいいでしょう。
男雛A: ウン
男雛C: (あ~ふみちゃんで良かった~)
 決まったようです。よっちゃん良かったですね。女子優先で決まったようですが、さすが女子ですね!

 ひな人形は、勿論、ツーショットですが、なかよしショットも撮りました。ご覧ください。

ツーショット


なかよしショット


ツーショット


なかよしショット


ツーショット


なかよしショット


ツーショット


なかよしショット


集合写真


 いかがでしたか!

 次はつくり方を紹介します。
 基本となるキッチンペーパーアニマルのつくり方も後で再掲します。

これが必要な部品です。女雛男雛それぞれ3体分です。


 これが、使った色紙です。一辺が11.7cmですので一般的なものより小さいですが、これは作るときに出る端切れが少なくて都合がよかったです。


 まず束帯を作ります。色紙1枚でひとつが作れます。

《図タップで拡大画像》
 拡大しない場合は  ここ をタップ

  出来上がりです。上の穴の部分にキッチンペーパーアニマルの胴体を差し込みます。
 まだ、広げた状態のとき胴体を差し込んで、そこから作っていってもいいです。
 中央の穴は、できるだけギリギリがいいと思います。


 十二単衣を作ります。1枚の色紙で2つできます。

《図タップで拡大画像》
 拡大しない場合は  ここ をタップ

 十二単衣を本体にまとわせると、そのままでは立たせることはできません。背中側を折るか、切って折るか工夫してください。


 烏帽子を作ります。1枚の色紙で4つできます。

《図タップで拡大画像》
 拡大しない場合は  ここ をタップ

 残りの部品を作ります。

《図タップで拡大画像》
 拡大しない場合は  ここ をタップ

 次に、キッチンペーパーアニマルのつくり方を再掲します。




《図タップで拡大画像》
 拡大しない場合は  ここ をタップ

 最後に、みんなで撮った集合写真です。仲良くやってますよ。


 いかがでしたか。気に入ってもらえましたか。できれば作って飾ってください。

 今後も、季節ごとのキッチンペーパーアニマルを紹介していきます。

〔パソコンサイト〕



































  






十字ブーメランのつくり方

2021-02-13 07:36:15 | 作って遊ぼう教室


〔 パソコンサイト 〕

 これは“十字ブーメラン”です。翼4枚で作ってあります。隣り合う翼が互いに角度90度で交わりますので、3枚の120度と比べて作りやすいかもしれません。90度は机や柱などいたるところにありますから、そこに合せて90度を作ることができます。
 近くに厚紙や空き箱があったら、これと同じ寸法で作ってみましょう。



 翼の幅(W)は20㎜です。長さ(L)は80㎜です。図のように、中央から深さ10㎜の切り込みを入れて、左右を“四角いところ”“尖ったところ”となるよう、一方を斜めに切って尖らせます。空き箱で80㎜×80㎜の広さがあれば、4枚まとめて描いてください。狭いところしかなければ、4枚を別々に描いてもかまいません。そのときは、寸法を間違えないで描いてください。

※ 注意点
 翼の角は飛んでいるとき危険です。写真のようにハサミで角を落としてください。
 ブーメランはバランスが大事ですから、4枚とも同じ大きさに切ってください。



 翼ができたら作っていきましょう。右手投げ用と左手投げ用は違いますので、自分がどちらの手で投げるのかを判断して作るほうを決めてください。



 最初は、ノリを付けないで組み込みの練習してみます。
 図をタップすると、2本指で拡大できる画面になります。



 組み込み方を覚えたら、次は本番です。 ノリを付けて組み込みましょう。
 ノリを付けるところです。



 組み合ったら次は90度に合せます。



 このように、机の端の直角に合せるなどして4つの角度を90度にしてください。



 このような90度合わせシートがあったらこれに合わせてください。

 90度になって調整が終わったら、組み込み部分を指や手の平で強く押さえて接着させてください。化学ノリであれば1分以上は押さえてください。小学生であれば100を数えます。

 さ~でき上がりです。飛ばしてみてください。
 飛ばし方は、縦てて持って、手首と腕のスナップを利かせて、クルクル回転させながら、前方に投げます。先のブログの三枚羽根の方に絵で示していますので、参考にしてください。



 次をご覧ください。



 幅や長さの違う3つの十字ブーメランを作って飛ばしてみました。その結果です。
 左はL/W=80/25=3.2で、評価は×(飛びません)です。中央は80/20=4.0で、評価は〇(良く回転して返ってきます)です。右は95/17.5=5.4で、評価は△(回転しても返ってきません)です。つまり、L/W=4付近が一番良く回転して返ってくるということになります。



 これは、前の結果を『良く回転して返ってくる』ー『L/W』のグラフで現してみました。3枚と4枚を比較して示しました。どちらにもグラフに幅がありますが、紙の厚さや重さなどの性質で違いが出てくるからです。しかし、3枚より4枚の方が幅広くしなければいけないことは確かです。
 ここのところはもっと詳しく考察できますが省略します。詳しく知りたい方はパソコンサイトをご覧ください。

 いかがでしたか。最後まで見ていただいてありがとうございました。時間があったら、こちらも作って遊んでください。


必要なもの
 空箱、ハサミ、ノリ(ご飯つぶ)、えんぴつ(ボールペン)、定規
 長さと幅は、箱の大きさで決めてください。
 4:1の比です。
  6cmと1.5cm
  8cmと2cm
 10cmと2.5cm
 12cmと3cm
 14cmと3.5cm














 




左手投げ用厚紙ブーメランの作り方

2021-02-07 10:52:22 | 作って遊ぼう教室
 新厚紙ブーメランづくり のつづき、、、です。
 
 左手投げ用厚紙ブーメランの作り方を説明します。右投げ用と違うところをご覧ください。



 組み合っているところを見てください。右手投げ用は尖ったところが見えていますが、左手投げ用は四角い方が見えています。ここの違いは翼の傾きを逆にしています。△のマークは“上”を表しています。厚紙2枚分傾いています。このことによって、戻ってくる方向が逆になります。詳しくは、作った後で説明します。

 それでは、作っていきましょう。前回の翼の作り方を参考に、翼3枚を準備してください。

 空箱から翼を作るところを示しました。詳しくは  ここ をご覧ください。 



 その2つを重ねて左においてください。切り込みは右側、手前に尖った方にします。
 もう一つを右側の向かい合うように置きます。手前に四角い方が来るようにします。

 両者を近づけて組み合わせます。この時、左右とも四角い方が見えるように組み合わせます。
  ここが“右手投げ用”と違っています。



 左側を重ねたまま、写真のように上(向こう)に少し回します。



 重なった左側の上側だけを下(手前)に少し回します。



 これで、組合せが終わりました。
 作り方がわかったら、120度の合わせシートを作って準備してください。





 それでは、ノリを付けて“本番”の組み込みです。



 のりを付けるところです。3つの翼をいっしょにノリを付けます。



 作り方をまとめたものです。



 最後に、120度の合わせシートに合せて完成です。ノリがしっかりくっつくよう指や手の平で強く押さえながら待ってください。

 

 右手投げ用と左手投げ用の原理を説明する図を考えてみました。



 右手投げ用、左手投げ用も、目の前を通って行くので、捕まえることができます。
 右手投げ用を左手で投げたり、左手投げ用を右手で投げると、目の前を通らず、視界から外れてしまって取りづらくなってしまいます。こういうところから“右手投げ用”“左手投げ用”という名前を付けてみました。



 作り方のまとめです。 



 120度の合わせシートを掲載しました。







〔 パソコンサイト 〕





 

 

厚紙ブーメランの作り方(空き箱を使って)

2021-02-05 18:01:17 | 作って遊ぼう教室


 これは、私の家にあった食品用の空き箱です。これを捨ててしまわないで、これを使ったオモチャを作って遊ぶことを考えました。ここで紹介する厚紙ブーメランは、どの空き箱でも作れます。道具は鉛筆かボールペン、ハサミ、定規、ノリ(無い場合はご飯粒)です。小さい箱では小さいもの、大きい箱では、大きいものから小さいものまで作れます。作ってみませんか!
 子どもたちに「ブーメランて何ですか?」と聞くと「向こうに投げると返ってきます。」と答えてくれます。面白いですね。また、返ってくると嬉しくなります。返ってきますから自分で取ることもできます。ですから「“作れたら50点”、“自分で取れたら50点”、“両方できて100点”100点目指してガンバリましょう。」と話しています。作って遊ぼう教室としてはもってこいのオモチャです。

 パソコンサイトもあります。良かったらここを覗いてください。

 今回はシュミテクト(歯磨きチューブ)の空き箱を使って作っていきます。作った後は、投げ方も説明しますので、飛ばして遊んでください。
 これがそのブーメランです。



 空き箱をハサミで切って開いたところです。



 その裏側に、翼3枚をボールペンやえんぴつで描きます。



 翼は150㎜×30㎜のサイズで、組み合わせるための“切り込み”が入っています。その切込みは、中央から10㎜あり、一方を四角く、他方を尖らせて、“四角い方”、“尖っている方”と区別して説明していきます。サイズや切り込みは空き箱の大きさや作りたい大きさで変えてもかまいませんが、長さと幅はほぼ5対1にするといいように思います。切り込みも長さや幅に合わせて、このくらいがいいように思います。切り込みが深いとがっちりとノリ付けできますが、組み合わせるとき、なかなか嚙み合いにくかったり、中途半端に噛み合ったりします。浅い場合は、容易に組み合いますが、接着が心配になります。

 3つの翼を切り取りました。厚紙は硬いので、よく切れるハサミを使ってください。それに“正確に”



 翼のこの部分が回転の外側になります。角は危険なのでハサミで切ります。回転はバランスが重要ですから、全て同じように切ってください。



 これまでをまとめたものです。写真をクリックすると拡大できます。
 クリックしてもうまく拡大できない機種もあるようです。パソコンサイトに拡大できるサイトがありますので ここ をご覧ください。



 それでは“作っていきます”と言いたいところですが、実はその前にすることがあります。3つを接合するとき、その角度を正確に120度にしなければいけません。これは重要です。ちょっと専門的なことを言うと“重心”です。接合の中心とブーメランの重心が一致しなければ回転できなくなります。すると投げても飛ばず返ってもきません。



ということで、チラシを使って120度の合わせシートを作っていきます。これがこれから作る“120度の合わせシート”です。



 “120度の合わせシート”の作り方です。写真をクリックすると拡大できます。
  クリックしてもうまく拡大できない機種もあるようです。パソコンサイトに拡大できるサイトがありますので ここ をご覧ください。



 “120度の合わせシート”はできましたか。さあ、翼を組んでいきましょう。
しかし、・・・・・



 まず、組み方をしっかり覚えましょう。ノリを付けたら素早く組まなければ途中で固まってしまうからです。ノリを付けるときはお知らせします。

 翼2つを重ねて、手前(下)の方が“尖った方”になるようにして、切り込みを右に向けて左側に置きます。
もう1つを、手前(下)の方が“四角い方”になるようにして、切り込みを左に向けておきます。
すると、写真のように向かい合います。



 切り込み同士を組み込みますが、左右とも“尖った方”が上側になるようにします。



 左の2つの翼を重ねたまま手前(下)へ少し回します。全体を指で押さえていないと動いてしまいますので、気を付けてください。



 次に、左の翼の上側だけを向こう(上)に回します。



 これで“組み込み”が終わりました。これを120度の合わせシートに合せて各翼間の角度を正確に120度にします。ここが大事ですから慎重に!



 これまでの手順をしっかり覚えて素早くできるようにします。

 では、ノリを付けてやります。つまり“本番”です。





注意点
 ホッチキスやテープでとめると良いように思えますが、実際やってみると、うまくいかないときが多いです。テープやシールを両面から貼り付けると、押さえがあまく、翼の傾きが大きくなってしまいます。したがって、回る抵抗が大きすぎて止まってしまいます。組み合わせた部分はそれだけ微妙なところです。ホッチキスはチョッと乱暴な留め方です。

 組み込み方をまとめたものです。写真をクリックすると拡大できます。

   クリックしてもうまく拡大できない機種もあるようです。パソコンサイトに拡大できるサイトがありますので ここ をご覧ください。



 ブーメランができました。



 次は、投げ方です。持ち方は、ブーメランを立てて、翼の一つを右手の親指と人差し指で摘まみます。それを耳の横や頭の上に構えて、手首と腕のスナップで前に投げます、縦に回転して、前に進みます。



 前方に進んだブーメランは回転することによって、左へ左へと空気から力を受けて左へ動きます。飛行機のプロペラと同じです。



 つまり、ブーメランは、目の前を通って、左側から返ってきます。



 できたら、遊んでください。

 実は、紹介したブーメランは“右手投げ用”でした。しばらくしたら左手投げ用も紹介したいと思います。
 どこを変えたら“左手投げ用”になるかを考えるのも楽しいですよ。(ヒント、どこか一か所だけを変える!・・)

 最後に、タブレットなど大きな画面で観ている皆さんには、そのまま120度合わせシートとなる画面を表示します。活用してください。





 サランラップの箱でも作ってみました。翼のサイズは95㎜×17.5㎜です。10個の翼ができました。そこで、右手投げ用、左手投げ用、右手投げ用の十字ブーメランを作りました。



 十字ブーメランの作り方も、後には紹介したいと思います。この十字ブーメランは残念ながらうまく返ってきません。この寸法ではダメであることはわかっています。3枚と4枚ではどこが違うのかも、実際作ってみるとわかります。楽しみにしていてください。



 パソコンサイトもあります。良かったらここを覗いてください。
 “右手投げ用”と“左手投げ用”の違いも紹介しています。






 

紙飛行機の自由研究No.2 研究に参加しませんか!

2021-01-31 18:32:08 | 作って遊ぼう教室
 No.1の自由研究でもっとも簡単な作り方の紙飛行機で、先端の重さを変えて、一番よく飛ぶ紙飛行機を研究しました。
 今回は、もっと幅を広げて研究を試みたいと思います。
 紙飛行機作りという取りつきやすい研究ですので、できれば、これをご覧の皆さんで、興味と暇のある方がおられましたら、一緒にやってみませんか。

 研究の方法は、次の4項目、先端部の折り方9種〔ABCDEFGHI〕、チラシA5サイズの先端部を折り曲げて先端部の軽い順から9種〔abcdefghi〕、正面から見た形状9種〔①②③④⑤⑥⑦⑧⑨〕、翼の折り方9種〔123456789〕の組み合わせで(9×9×9×9=)6561通りの紙飛行機があります。この中から“良く飛ぶ紙飛行機”を探していきます。
 全部の組合せを作って試すことはしないと思います。やっていく中で、方向性が見えてくると思われます。しかし、“良く飛ぶ紙飛行機”をすべて探し出す覚悟で取り組みます。
 “良く飛ぶ”と言っても色々な飛び方の特徴がありますから、それも分類できるかもしれません。研究の結果の後は、そういうところも詳しく“考察”していきたいと思います。
 研究に使用する紙は、小学校低学年に作ってもらう紙飛行機ということで、薄いチラシをA5サイズにしたものとします。普通サイズのチラシはA3ですので、それから4枚切り取れます。これを使います。チラシがなかったらコピー用紙は普通A4ですので、2つに分けるとA5が2枚になります。

〔パソコンサイト〕
 

 それでは、ⅠⅡⅢⅣの4項目を示します。


<写真クリックで拡大できる画像になります。>

 ひとつだけ例を示します。



 こういう風に紙飛行機を作っていきます。

 次に、9種の先端部の作り方を示します。ご覧のスマホでは小さすぎて見えないかもしれませんので、拡大して見えるパソコンサイトもあります。ご希望があれば ここ をクリックしてください。





<写真クリックで拡大できる画像になります。>


 皆さまへ
 
共同研究のお願い

 チラシで紙飛行機を作るという取り付きやすい研究ですので、一緒に研究に取り組んでいただけたらと思っています。興味と時間があったら取り組んでください。できれば、“良く飛ぶ紙飛行機”が見つかったら、“(〇〇〇〇)は良く飛びます。飛び方はこんな風です。”というコメントをしていただいたら嬉しいです。

 このことについてのパソコンサイトもありますので覗いてみてください。


〔パソコンサイト〕
 

 

 
 

自由研究〔良く飛ぶ紙飛行機を作ろう No.1 先端の重さを変えて〕

2021-01-24 17:09:07 | 作って遊ぼう教室

 これまで幾種類かの紙飛行機を紹介してきましたが、ここではちょっと視点を変えて、“自由研究”として取り組んでみました。紙飛行機の研究では、〔先端の折り方〕〔先端の重さ〕〔翼(つばさ)の形状〕...など考えられますが、今回は〔先端の重さ〕に注目して研究しました。したがって、折り方はもっとも簡単なもの、翼の形状は面積が十分広く先端の重さや機の長さに左右されないものを工夫してあります。

 研究したものをまとめましたので、まずご覧ください。小さな字・図で見えにくいので、そのあとで大きくして紹介します。(図をタップすると鮮明ではありませんが拡大する図を観ることもできます。)ぜひしっかり読みたいという方がおられましたらパソコンページで見ることができます。また、そこではpdfファイルとしてダウンロードすることもできます。

〔パソコンページ〕


 最後には、もっともよく飛ぶ紙飛行機の折り方を紹介します。

【自由研究】




【研究の目的】
 良く飛ぶ紙飛行機を作りたいという思いから研究を始めた。今回は、先端の重さを変えて“適当な重さ”を探すというものである。
【研究の方法】
 A3サイズのチラシをA5サイズに切り分けて4枚にして、それを先端となるところを折り曲げることによって先端部を重くする。折り曲げる長さが長ければ長いほど重くなる。それを同じ折り方で折って良く飛ぶものを探していく。一番飛ぶのが“適切な重さ”ということになる。
【研究の結果】
 ABCDの紙飛行機を作った。Aが長さ1/4の先端部分を折り曲げたもの、Bは長さ2/4の先端部分を折り曲げたもの、Cは長さ3/4の先端部分を折ったもの、Dは長さ7/8の先端部分を折ったものである。AからDに行くにしたがって、先端の重さがだんだん重くなっていく。しかし、機全体の長さが短くなってしまう。






 ABCDの飛跡の例を図に示す。



① 先端が一番軽いAは、投げるとすぐ急上昇して失速して急落する。1mも離れることはほぼできない。
② 次に軽いBは、急上昇して失速するが1m以上離れることもある。飛んでいるという感じではない。
③ Cは、投げた方向に向かって進み、ゆっくり降下していく。飛んでいるという感じはある。
④ 先端が一番重いDは、投げると急降下して、速度が上がったところで先端を上に向けて失速する。ときには急降下の後、少しは水平飛行することもある。
【研究の考察】
〇 Cが最も良く飛ぶとわかった。
〇 先端が軽ければ、投げたあと急上昇する。そして失速する。
〇 先端が重ければ、投げたあと急降下する。急降下して速度が上がると、上を向いて失速したり、水平飛行をすることもある。つまり、適度な速さでは“平行飛行”をすることができる。
  (追実験で、このことを確かめた。)
〇 これらのことから、Cであっても、無理やり強く投げると“上昇”してしまい、ゆっくり投げると“下降”してしまうことになる。
  (追実験で、このことを確かめた。)
〇 適切な速さで投げるとCは遠くまで飛ぶということである。
【研究のまとめ】
 今回は〔先端の重さ〕に注目して良く飛ぶ紙飛行機を研究した。A5チラシの先端側3/4を折り曲げて、この折り方で折っていくとスムースな飛び方で飛ぶことができる。この紙飛行機なりの“適切な速さ”があるので、投げるときの速さもその“適切な速さ”にしたとき、もっともよ良く飛ぶ、つまり遠くまで飛ぶことができる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 最後に、良く飛ぶ紙飛行機の作り方を示します。ぜひ作ってみてください。








 いかがでしたか!

 最後まで見ていただいてありがとうございました。さらに研究してご披露したいと思います。


 

〔パソコンページ〕




自由研究の続きはNo.1です。














キッチンペーパーの芯で作る空気砲

2021-01-21 15:57:55 | 作って遊ぼう教室
 空気砲をキッチンペーパーの芯で作ってみました。芯はちょっとやわらかいのでつぶれるのではないかと思いましたが、ちょうどいい感じに握りやすいものになりました。

<パソコンページ>




遊び方

 このようにして的をねらい、風船についたひもをひっぱります。ひもを放すと、先端の穴から空気が勢いよく飛び出します。命中すると的を吹き飛ばします。

それでは作ってみましょう。
まずは準備物です。
 上から的の紙です。中央がキッチンペーパーの芯です。左は、普通紙で作った空気出口の紙です。右は、風船とひもです。中央はのりとハサミです。写真にはありませんがビニールテープが必要です。


前の方から作ります。
 空気出口の紙の端を立てます。そこにのりを付けていきます。


 それをキッチンペーパーの芯の端に合わせます。


 紙の端をキッチンペーパーの芯の側面にくっ付けます。のりが付かないところはまたのりを付けます。親指と人差し指で輪を作り、それで紙の端を押さえつけるとくっつきやすくなります。


前方部分の完成です。


次は後方、風船の加工です。
風船の先端を次のように切ります。




風船の息を吹き込むところをひもでしばります。


風船加工の完成です。

これをキッチンペーパーの芯の後方に付けます。風船の切った部分にいくつかの指を入れて広げ、芯の後方にはめ込みます。このまま風船を引っ張ると取れてしまうので、ビニールテープでとれないようにします。


 これで後部の完成です。


 出来上がりです。


 材料さえ揃えば、簡単に作ることができます。風船は100円ショップに25個で110円です。結構丈夫にできてたくさん遊ぶことができます。。
 注意するところは、小さい子は風船を持たせるとつい膨らまそうとします。一度膨らむと伸びきってしまい使い物にならなくなってしまいます。持たせる前に「膨らましたらダメだよ!」と言ってあげてください。
 今回はキッチンペーパーの芯を使いましたが、同じようなものに、サランラップの芯、ポテトチップスの筒容器、ペットボトルの底を切ったものなど、代わりになるものがいっぱいあります。自分なりの材料で作ってみてください。

<パソコンページ>









ツバメ紙飛行機の作り方

2021-01-18 12:34:47 | 作って遊ぼう教室


 小さいとき、ツバメ紙飛行機を作って遊んだ経験はありませんか?一般の紙飛行機と違って、作り方がちょっと複雑、指でチギルなど変わった作り方が魅力です。調整が難しいところもありますがよく飛ぶようになります。
 作り方・飛ばし方・調整の仕方を、ここに紹介します。そこにチラシがあったら作ってみませんか!

 作り方のダウンロードページがありますので、希望があれば ここ をクリックしてください。

 それでは、近くのチラシを取って作っていきます。普通のチラシのA3サイズの用紙です。A5サイズが作るのに適していますので、十字に切り取ってA5サイズにします。





このA5サイズのチラシで作っていきます。



この用紙に“折り目”を入れていきます。まず、下の図のような山折りと谷折りを折って、折り目を付けていきます。



E-G山折りを付けます。長辺同士が重なるように折ります。



山折りですから、折ったあと開いて、このように置きます。



A-C谷折りを付けます。上の短辺を左の長辺に重ねるように折ります。



B-D谷折りを付けます。上の短辺を右の長辺に重ねるように折ります。



F-H山折りを付けます。裏返して、点Aと点D、点Bと点Cをそれぞれ合わせるように折ります。



開いて裏返したところです。山折りを赤線谷折りを黒線で描いてみました。すると、全てが一点で交わります。



これから、この折り目を使って折っていきます。矢印のように左右から押すと、



すんなり変形してきます。さらに上から手の平で押さえます。



すると、きれいな三角形になって折りたたまれます。しっかり折り目を付けてください。



更に折っていきます。これから写真に従って折っていってください。





この先端の折り方は、私が子どものときに、折っていたやり方です。(子どもの作り方)
一般にはハサミを使う方法がありますので、それは最後の方で紹介します。(大人の作り方)



先端部の折が出来上がりました。



E-G山折りにしたがって折りたたんだところです。



これから、ツバメの尾っぽを作っていきます。チギリ取る部分を示しました。



一般的には、ハサミで切るところでしょうが、子どものときには、両手の親指と人差し指でつまんでチギッていました。



チギッてしまったところです。



これを開いたら、でき上がりです。



それでは、飛ばしてみましょう。

握り方です。先端部分を指でつまみますが、人差し指を谷部分に置いて、その裏側に親指と中指を添えてつまみます。
この紙飛行機は投げ上げて遊びます。上に向かって力いっぱい投げ上げてください。



どうでしたか?うまく飛びましたか?

私も、たくさん作って試してみました。ほぼ二分の一が一度で飛ぶことができました。しかし、すぐ墜落するもの、くるくる回転して墜落、急降下するものなどたくさんです。

 

うまく飛ばなかった場合の調整方法を紹介します。



調整法
1,薄い用紙の場合、尖ったところなど飛行を不安定にします。そんなところは切り取ってください。
2,尾の先端は、そねくり返ったり、曲がったり、凸凹したりしやすいです。まっすぐに伸ばします。
3,開きの角度を変えてみましょう!一般に、薄い紙は開きを小さくしても、重さに比して揚力を生み出すことができますが、厚い紙は開きを大きくしないと、重さに比して十分な揚力を得ることはできません。開きすぎると“横揺れ”するようになります。
4,折れ曲がっているところを伸ばして、管の一部のように湾曲させると、翼(つばさ)のそねりなどが無くなります。

 4のところを詳しく説明します。



この写真のように、放物線のような体形にするために、先端の厚い部分をつまんで形を整えていきます。先端部が放物線上になれば、後方部分も同じように形が整います。できれば後方部分も放物線状になるよう、指でつまんで形を整えてください。

すべて一回目で飛んだ形がありました。



この形です。ツバメとは違う形ですがなぜよく飛ぶのでしょうか。多分、不安定となる後方の翼部分が少ないからと思います。
皆さんも、色々なチギリ方を工夫してみてはいかがでしょうか。

最後に、先端部分のハサミを使った折り方を紹介します。



子どもの作り方は、先端を折り曲げるだけでしたが、ハサミを使うときちんと収納されてしまいます。
最初の写真に2つの“すき間”があります。次の写真で、先端の三角形をハサミで切ります。左右に分かれますので、その左側をすき間に押し込んでいきます。また、右側も同じようにすき間に押し込んでいきます。

頑張って作ってくださいね。このサイズであれば室内で十分楽しめます。




〔 作り方ダウンロードページ 〕
















 




へそ飛行機の作り方

2021-01-14 08:07:19 | 作って遊ぼう教室
 色々な紙飛行機を作って飛ばしてみて、よく飛ぶのはこのへそ(投げ上げ)紙飛行機とイカ紙飛行機です。教えることも容易で、みんなが作ることができました。それでは作ってみましょう。

〔パソコンサイト〕








































 羽の広げ方です。

 手の上に置いたとき、このようにYの字形にすると、飛んでいるときは、羽が水平になって飛んでいきます。



 投げ方は、上の方へ投げ上げます。すると、高く上がった後、水平に飛びながら降りてきます。


〔パソコンサイト〕





イカ紙飛行機の作り方

2021-01-13 08:12:18 | 作って遊ぼう教室
 色々な紙飛行機を作って飛ばしてみて、このイカ紙飛行機が確実によく飛ぶものでした。作り方も説明し易く、みんなが作れるものです。では作り方をご覧下さい。

〔パソコンサイト〕



 



























 羽を広げるときの調整です。



 ぐっと広げてYの字形にしてください。手の上に置いたときに、このような形になるように調整します。すると、飛んでいるときには羽が水平になります。



いかがですか、できましたか。





〔パソコンサイト〕

コマの作り方(牛乳パック・段ボール・竹串)

2021-01-12 12:04:25 | 作って遊ぼう教室
 牛乳パックの底は、厚くて硬くて、何か使い道はないか考えていました。そこで考え付いたのがコマです。良~く回るものができました。ぜひ作ってください。

 段ボールと牛乳パック、焼鳥の竹串を使ってコマを作ってみました。小学校一年生が作ることを前提にした準備まで紹介します。


[パソコン]

 
[作り方]

 回転する円形の板を牛乳パックと段ボールで作ります。
 まず、牛乳パックです。
 一般の開き方で開きます。底の部分を切り取ります。その形状から中心部分が特定されるので、そこにコンパスの針を刺して円を描きます。




 描いた円に沿って、ハサミや段ボール用カッターで切り取ります。とても固く切りにくいので、頑丈なハサミや段ボール用カッター(ノコギリ羽)を使用します。
 ハサミで切っています。

段ボール用カッターで切っています。

段ボール用カッターです。


側面や上の部分で小さな円形の板を切り取ります。




 次は段ボールです。
 大きさの違う四枚の円形の板を切り取ります。









これで回転部分の完成です。

次は回転軸になる竹串を加工します。
 一本の長さは18cmです。これでは長すぎるので半分の9cmに切ります。ペンチで切るのが楽でした。




 回転軸の竹串に回転部分の円形板を取り付けます。
 うまく回るコマにするには円形板に直角に竹串を刺さなければなりません。そのために次のような道具を作ります。
 材料はマッチ箱四個です。マッチ箱は直方体で面と辺が垂直になっています。それを同じ向きに寄せ集めると、中心の辺の集まりと上面が垂直となります。この状態をガムテープで固定します。






中心部に竹串を刺すと竹串は上面と垂直になります。


 この刺した竹串に牛乳パックの底、段ボールの大きい円から順に差し込んでいきます。最後に牛乳パックの小円を差し込みます。
 円形板には、中心にコンパスの芯の跡が残っているので、底を目印に竹串に刺していきます。印が小さい場合には、千枚通しで穴を拡げます。しかし、あまり大きくすると固定できなくなるので注意してください。












 最後に、竹串ごとマッチ箱から引き抜くと完成です。


 糊や接着剤を一切使いませんでしたが、以外と竹串と回転部分の接合は固くなっています。長く使う場合には、段ボールに両面テープや糊を使ったり、竹串と牛乳パックの接触部分に瞬間接着剤を着けてください。


 このようにすると、どの小学校一年生でも、よく回るコマを作ることができました。

 段ボールが無いときは、牛乳パックの底だけでもよく回ります。

 皆さんもぜひ作ってください。



[パソコン]




 
 

浮かせ球の作り方(折れ曲がるストロー)

2021-01-11 11:21:29 | 作って遊ぼう教室
折れ曲がるストローと紙で“生き吹き”を作って、ティッシュペーパーで“浮かせ玉”を作ると浮かせ玉遊びのおもちゃが作れます。作ってみませんか!


 浮かせ球は、ストローに息を吹き込み、上に吹き出す空気で、軽い球を浮かせるオモチャです。球を浮かせるにはちょっとしたコツが必要で、練習しなければなりません。出来るようになると成功の喜びがあります。自分で作って遊んでください。

[パソコンページ]

 まず、準備です。

写真の上の方から、
 〇 折れ曲がるストロー1本です。
 〇 受皿の型紙2つ分です。
 この型紙は自作できますが、PDFファイルとしてダウンロードできるサイトも準備しています。必要があれば ここ をクリックしてください。
 〇 ノリとハサミが必要です。
 ※ この他に、浮いて上下する“ 浮かせる球 ”については、後で紹介します。

作ってみましょう。
まず、折れ曲がるストローの加工です。
折れ曲がる側の口にハサミを押し入れて15mm~20mm切ります。それを4回繰り返します。


切り込んだところを四方に開きます。

これでストローの加工はおわりです。

次に受皿を作ります。受皿2つでストローの四方に開いたところを挟んで固定するので、受皿が2つ必要です。その型紙2つ分です。


ひとつずつに切ります。


一つ一つには次のような文字が書かれています。その指示の順序に作業をしていきます。


①切る


②折る


③切る

開くとドーナッツ状になります。


④切る


⑤のり


⑥重ねて貼る


2つの受皿ができました。


受皿をストローに固定します。
まず、受皿の一つを写真のようにストローに差して、四方に開いたところの下に持ってきます。


もう一方の受皿の裏側の全面にのりをぬります。


四方に開いた部分の上方に持ってきて、下方の受皿と合わせて貼り付けます。吹き出し部分が中央にくるように調整します。


これでストロー部分の完成です。

浮かせる球にはピンポン玉や発砲スチロールがありますが、ピンポン玉は6つで108円、発砲スチロールは4つで108円と高価です。そこで次のような浮かせ球をつくりました。

 左から、ティッシュペーパー半分をクシャクシャにしたものです。これを両手で挟んで軽く丸めます。横において、手のひらにノリを付けます。また、丸めたティッシュペーパーを両手で挟んで丸めます。ベトベトからサラサラになったら終わりです。直径15mm程度の球になります。まだノリが乾いていないのでしばらく置いてください。

 真ん中はエコマザーMという緩衝材です。25mm×30mmが80個ほど入って80円です。これをハサミで切って削って丸くします。大変軽いので浮かせ球には最適です。

 右はコーンクッションという緩衝材です。これはハート型に作られていますが、両手で挟んで丸めると丸くなります。割れ目にのりを付けると丸い状態で固定されます。ちょっと重い球になりますが、使いやすい浮かせ球です。

いかがでしたか。うまく作れましたか。

[パソコンページ]