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紙飛行機自由研究の結果第一弾《折り方A 》

2021-02-25 08:29:01 | 作って遊ぼう教室
 すべての良く飛ぶ紙飛行機を探そうと紙飛行機自由研究を始めました。まず第一弾として“折り方A”の研究結果を紹介します。

〔パソコンサイト〕


研究結果の概要

 先端部の重さをを左右する用紙の折り曲げの程度で、3/4のところと5/8のところで折ったものに、良く飛ぶ紙飛行機が見つかりました。
 3/4では、翼を斜めに折って作るものがあるとわかりました。(他と比較して)高速タイプの紙飛行機でした。直進性や安定性が高いです。
 5/8では、翼を底の線と平行におってつくるものと折らないで湾曲させたり、ジグザグに折ったりするものが見つかりました。

使用した紙
 研究には多量の紙飛行機を作るために、次のメモ用紙を使いました。一枚一枚切り取れて使い勝手が良かったです。


研究の結果(折り方Aについて)

 枠を付けたものが、良く飛ぶ紙飛行機です。




用紙の折り曲げ方の程度3/4の場合の作り方
(翼を折るとき、底の折り目と斜めに折り目が入ります。)

 ご覧のように、5種の型が見つかりました。それぞれの特徴を紹介します。

 実際に作った紙飛行機です。

 紙飛行機を現した数字が大きくなるにしたがって翼がだんだん大きくなります。それぞれの特徴に書いていますが、紙飛行機の持っている速さがだんだん遅くなります。それより強く(速く)投げると、反り上がってしまいます。1⃣の場合には、私の力ではどんなに強く投げても反り上がることはありませんでした。スーと飛ぶ感じで遠ざかっていきました。2⃣以降は適当な強さで投げると、ス~「飛んでる~」という感じでした。5⃣は少し横揺れがあり安定性が小さくなっています。


用紙の折り曲げ方の程度5/8の場合の作り方


(翼を折るとき、底の折り目と平行に翼を折ります。)


 いずれも、強く投げると反り上がってしまいます。3/4のものに比較してゆっくり飛ぶようになっています。したがって、適切な速さで投げると安定性と直進性が高く飛ぶことができます。詳細は記述の通りです。

(翼を作るとき、湾曲させたり、ジグザグに折って作ります。)


 湾曲の仕方は、先端部は紙が重なり硬くなっているので、指で強く挟んで形を整えると、変形が容易で形が決まってきます。前が湾曲すると自然と後方も整ってきます。少々凸凹でも、この作業でピーンと張った翼になります。5⃣のV型はどれだけ角度を開くか、狭い範囲でしか飛行できません。それを外れると木の葉のように落ちてしまいます。湾曲させた方は、湾曲の程度に関わらず安定飛行ができます。

 7⃣のジグザグ型は、折りの深さに関わらず、実に安定して飛行します。折り方も簡単で、非常に優秀な紙飛行機であることがわかりました。

 8⃣のツバメ紙飛行機タイプは、色々な切り方をやってみましたが、ほとんどが飛ぶことができました。V字型を切っても安定性が高まります。V字型の不安定さは後部の角の揺れが原因しているのではないかと予想しています。切り取ることによって、角が無くなります。また、切るとき最後を上に上げて角を作ると飛べなくなります。これを確かめるには、ケント紙のような張りのある揺れない紙で作ってみてはどうかと考えています。

 実際に作った紙飛行機です。


 このタイプの紙飛行機の投げ方です。
  人差し指を先端のVのところに置き、親指と中指を添えてつまみます。耳の横や頭の上に掲げて、手首と腕のスナップを利かせて投げます。いつ放すかが難しいです。何べんも繰り返すと上手になります。




 以上の13種の紙飛行機を見つけることができました。
 精一杯やったつもりですが、これがすべてだと思います。ご覧の皆さんでお気づきがあったらお知らせください。追試作をして確かめたいと思います。

 最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 このブログに先駆けてホームページを作っています。スマホでは画面が小さいので良く見えませんが、パソコンサイトでは自由に拡大できますので、必要な場合は覗いてください。
 また、この研究結果をPDFファイルとしてダウンロードすることができます。

〔パソコンサイト〕

    






 


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