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作って遊ぼう&学校の応援

 最近JavaScriptを独学で取得、学校支援の〈動く教材〉を作っています。

鶴の折り方

2021-05-28 18:44:00 | 作って遊ぼう教室


 折り鶴は、これまで何回も折ってきました。長崎や広島に修学旅行で行った時の千羽鶴、病院へ見舞に行くとき、七夕の飾りとしてなど、何千何百くらいにはなると思います。しかし、久しぶりに折ってみるとチョッとしたところを忘れていて折れなくなっていました。
 ご覧の皆様もいつか折る機会がきっとあります。私のような年齢であれば「ねーねーおじいちゃん、鶴の折り方を教えて!」ということもあるかもしれませんね。
 
 ここに掲載するためにたくさん折ってみて、きれいに折れる方法を考えてみました。それは、事前に“折り目”を付けておくことです。〔下準備〕と書いてあるところがそこです。上手に折れるようになったら省略してもかまいません。youtubeなどにも紹介チャンネルがありますが、省略したものがほとんどです。

 では、作り方です。

 色紙を準備してください。



 まず、下準備から’ 折り目を三本入れます。






(写真タップで拡大)

 色紙の表側から見て、縦と横に山折りの折り目、対角の方向に谷折りの折り目ができました。

 下準備の終了です。


裏返し


 裏返して、裏側を上にして置きます。まだ折り目のない方向に三角形に折ります。
 そこから、次の写真に従って折っていってください。


(写真タップで拡大)

 下準備で付けた“折り目”がたいへん役立ちます。チョッと手を添えるだけで折れて畳まれます。

裏返し


 また同じようにします。


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 このようになりましたか。

 また下準備です。事前に折り目を入れます。


(写真タップで拡大)

 しっかり折り目が入りました。

 折り目を活かして開いていきます。


(写真タップで拡大)

 下の方は折り目どおりですが、半分から上が折り目の場所を折り目と反対に折らなければいけません。まず、下側をしっかり合わせて、徐々に上側を合せていってください。この“徐々に”というところがコツになります。

裏返し


 下準備です。


(写真タップで拡大)

 折り目がしっかり入りましたか。

 先ほどと同じように、


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 下の両辺を中央線に合せるように折りますが、中央がチョッと隙間が空くように折ると、首や尾を作るときにやりやすくなります。裏返して、裏側も同じようにしてください。


(写真タップで拡大)

 首から頭の部分を作ります。



 尾の部分を作ります。



 千羽鶴の場合は、これで完成です。これに糸を通してつなげます。

 羽を開きます。



 折り鶴の完成です。

 いろいろな方向から見てみました。



 いかがでしたか、良くできましたか。日本人であればだれでも作れる“国民的な折り紙”と思われていますが、うっかりどこかを忘れてしまうものです。一カ所でも忘れているとできませんよね。

 下準備の意味はわかちましたか。
 事前に折り目を入れておく作業です。これをしておくとすんなりきれいに折ることができます。このおかげで、特別な技量がなくてもきれいに上手に折ることができます。




 最後まで読んでいただいてありがとうございました。



だまし舟の折り方

2021-05-20 20:16:37 | 作って遊ぼう教室
 私が学校に上がる前ですから幼稚園児だったと思いますが、誰かがこのだまし舟をやってくれました。ふしぎでフシギでたまらなかったのですが、小学生になって、その仕組みを教えてもらいました。小学生以上であれば一回限(キリ)しかできませんね。見破られてしまいます。そんな時には作り方を教えてあげてください。“する方”になれば、興味はず~と続きます。
 ぜひ、小さなお子さんや低学年児童がいれば、やってあげてください。また、中学年以上であれば、一度やって、その後作り方を教えてください。

作り方

 色紙やチラシを正方形に切ったものを準備してください。



 2つに折って開き、中央に折り目を作ります。



 上下の辺を、中央の折り目に合せるように折ります。



 裏返して、写真のように折ります。



 中央に“切れ目”がありますが、ここを開いていきます。まず、それがスムーズにできるよう下準備(折り目を入れる)をします。


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 下の左右の角を中央の切れ間に重なるように、また左右それぞれの下の辺が切れ間の線に重なるように折ります。しっかり折り目を付けた後、開いて戻します。

 その折り目を活用して、写真のように“開いて”いきます。


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 裏側も、同じようにします。



 まったく同じことの繰り返しです。


(写真タップで拡大)

 手前の方がつながっていて、二重になっていますので、その上の方を開きます。



 このようなものができましたか。次は裏返します。

 

 縦に置いて、下の左右の三角形を写真のように開きます。



 裏返します。



 中央付近に四角形がありますが、その上側の角の左右二つのうち一方の角を摘まんで、対角の角に重ねるように折ります。中央の四角形には対角の方向に折り目がありますから、自然と折れ曲がって折りたためます。



 折りたためば“だまし舟”の完成です。

 使い方

 だまし舟の場所の名前です。帆(ほ)と船首(せんしゅ)です。手で持っているところが船尾(せんび)です。



 手で持っている船尾がカギですね。ここをどうするかというと、


(写真タップで拡大)

 このように、船尾を折り曲げることで“船首”と“帆”が入れ替わります。写真ではうまく表現できませんでしたが、折り曲げるところは向こう側にもあります。

 遊び方

〔仕掛け人〕
 船尾を持って話します。「これは“帆かけ舟”です。どこかを摘まんでください。」
〔こども〕
 「はい、摘まみました。」
〔仕掛け人〕
 「そこは“帆”のところですね!」
〔こども〕
 「はい、帆です。」
〔仕掛け人〕
 「目をつぶってください。「はい」と言ったら目を開けてください。」
 こどもが目を閉じたら
・・・手で隠しながら船尾を折ります。・・・
※ 手で隠すのは、ひょっとしたら見えているかもしれません。
 「はい」
〔こども〕
 「あれ~⁉」
〔仕掛け人〕
 「何が変ですか?」
〔こども〕
 「帆のところを摘まんでいたのに・・!  おかしいな~!」
 「もう一回やって」

 こんな具合にやったらどうでしょうか。他にあったらコメントで教えてください。


 ぜひ、作って楽しんでくださいね。最後まで読んでいただいてありがとうございました。
 
 

紙ふうせんづくり(色紙やチラシで)

2021-05-19 11:59:58 | 作って遊ぼう教室
 紙ふうせんというと、富山の薬売りのおじさんが「お土産だよ!」と言って渡してくれたことが、子どものころの思い出として残っています。薬売りのおじさんが来なくなって久しいですが、阿蘇の中学校に赴任した平成10年ごろに、宮崎県高千穂町五カ所の生徒の家で会うことができました。(当時、1/4の生徒が宮崎県から越境して熊本県の当校に通学していました。)その時も紙ふうせんをお土産に渡しておられました。その時の紙ふうせんは油紙でできている球形のものでした。
 遊び方は、丸い穴から息を吹き込んで丸くしますが、全部丸くしなくても、それを手のひらで何度もついてやると、だんだん膨れてくるのが不思議でした。二人で交互についたり、また何回つけるか競ったものでした。

 ここでは、紙ふうせんを色紙でつくります。チラシで作るときには、事前に正方形に切り取っておきます。



 これが、これから作る紙ふうせんです。子どものとき、折り曲げるだけでこんなものができるなんて“ふしぎ”でしたが、考案した人のすごさを感じていました。


 作り方

 色紙です。



 序盤は、折り方が重要ですから、その折り方の表現を決めておきます。



 谷折りを青線、山折りを赤線で表すことにします。

 まず、三角に折ります。



 向きを変えて、三角に折ります。



 ×印の谷折りができました。今度は山折りを作りますので、裏返します。



 裏返したら、谷折りと山折りが逆になりますので、折り目は山折りの赤線になりました。

 向かい合う辺と辺を重ねるように折ります。



 すると、中央に、辺と平行な谷折りができました。それを裏返すと、×印の谷折りと横線の山折りになります。序盤の折り目はここで一段落です。

 その折り目を深めるように、力を加えていくと



 自然と折りたたまれていきます。二重の三角形となりました。

 次からは、写真に従って折っていってください。












 






 このようにできましたか。手に取って広げたりしているところです。4枚のつながった板状です。



 先端というか、中央には、息(空気)を吹き込む穴が空いています。



 ここから、空気を吹き込みます。ここではストローを使っていますが、子どものときには唇を細めて吹き込んでいました。

 強く吹いてパンパンに膨らませてください。


 遊び方

〇 手のひらでついて遊びます。どれだけつけるか回数を競います。丸くありませんから、あっちこっちに上がります。

〇 二人でつき合います。これも難しいです。回数を競ってください。

〇 大きさや色をいろいろ変えて、“飾り”としてもいいですね。表紙の写真は、にぎやかでいいですね。
 
〇 紙ふうせんをいっぱい作って、糸を通して下げものにしてはいかがでしょうか。



 最初に紹介した紙風船をネットで調べてみましたら、全国でただ一つ新潟県の出雲崎町で磯野紙風船製造所が作っておられるとわかりました。

磯野紙風船製造所HP


「懐かしい・・・」という感じですね。熊本地震の折には、売上金の中から義援金をいただいているようです。
 くまモン県代表として
  「ありがとうございました。」 



 最後まで読んでいただきありがとうございました。 


大ボールづくり(牛乳パックで)

2021-05-16 22:15:39 | 作って遊ぼう教室
 つい先の記事で、牛乳パックで作るボールを紹介しましたが、直径が6㎝ほどの小さなものでした。また、牛乳パックは、接着する方法が難しいので、そこも克服する方法はないか考えていました。
 そこで、もっと大きなものは作れないか、大きいと五角形の隙間が大きくなって、ホッチキスも使えるということで考えたのが、今回の作り方です。



 “特大”というのが、2000mlのお酒パックで作ったものです。“大”は1000mlの牛乳パックで作りました。一番小さいのが、先に紹介したものです。

 作り方

 1000mlの牛乳パックで作る“大”を紹介します。それより大きいパックで作るときには、これを参考にして、尺度を大きくしてください。



 黄色で囲ったところで作ります。牛乳パックは厚紙より硬いので、十分気を付けて切り出してください。

 裏側の白いところに、ボールペンで、切り出す部分を描いていきます。直線を引きと長さを測りますので、定規を使います。


(写真タップで拡大)

 2㎝幅で12本の帯を取ります。牛乳パックの側面は4面でできていますから1面から3本を取ります。長さは20㎝弱ですが、そのまま全部使います。
 下の方に3本の線がありますが、一番下の線は“基準線”です。長さを測るときの基準です。次の線は、これから画鋲で穴を空けていく最初のところです。基準線から0.5㎝の幅があります。3本目の線は基準線から1㎝のところです。12本をつないで6本にしますが、基準線からこの線までが重なるところです。


(写真タップで拡大)

 さらに書き加えます。画鋲で穴を空けるところです。各帯の中央に穴を空けるので、中央に線を引きます。
 画鋲の穴は何のために空けるかというと、帯と帯が交わるところです。作るときの交わるところ全部に穴が空いていれば確実に作っていくことができますが、実際、作業上は必要のないところもたくさんあります。写真の中に必要なところを示しています。拡大すると黄色い点が見えます。

 一番下の穴は、先に紹介したとおり、基準線から0.5㎝のところです。ここを含めて3.5㎝の幅で6点です。その中で、作るうえで必要な点は、最初の2点と最後の2点です。



 12本をハサミで切り取りました。

 これに、印をしたところに穴を空けていきます。

 畳のような柔らかい台があれば、切る前に穴を空ければいいのですが、ここでは、紙をヨレヨレにしないために、定規の穴 を使って、硬い定規の上で帯に穴を空けていきます。



 写真を見てわかりますか。穴を空ける印を定規の穴のところに置いて、画鋲の針を刺します。1本に付き4か所、12本、計4×12=48回繰り返して穴を空けます。

 2本の帯をつなぎます。


(写真タップで拡大)

 2つの帯の端の穴に画鋲を刺して、台や床などの平らまところに、立てて置きます。すると真直ぐにつながります。つながった部分を指で摘まんで、画鋲をはずして、ホッチキスで留めるとつながります。ホッチキスは帯の左右に2か所留めました。ホッチキスの向きは、ボールが出来上がった時に、針の尖ったところが 内側 になるようにしてください。

 作る材料がそろいました。



 6本のうち左の1本を少し離してありますが、この一本は、後で輪を作りますので、両端の穴だけを使います。
 他の5本を組み合わせ ていきます。その時、画鋲10こを使います。ホッチキスは、輪を作るときと、最後の画鋲をはずすときに、ホッチキスで置き換えて留めます。

 これから、5本の帯を組んでいきます。

 5本とも、帯の中央の穴に色のついている側から画鋲を刺します。





 そのうちの1本を、白い側を上向きにして横に置きます。


(写真タップで拡大)

 帯の中央の画鋲の針が、次の帯の中央から左隣の穴に入るように置きます。これも白い面が上側です。穴や画鋲の位置が分かり易いよう図にしてみました。



これを繰り返していきますので、しっかり確認してください。




 同じことを繰り返します。





 最後の1本は5本の帯の関係が全部同じようになるように組み込んでください。



 ひとつ修正してほしいところがあります。それは、



 帯と帯の重なりの上下です。上に示した最初に置いた帯の組んだ後の重なりの正しい上下関係ですが、・・下上下上下上・・を繰り返します。画鋲の刺さったところは上下関係を変えることはできませんが、その両側の上下関係を調整してください。
 写真は 調整済み ですから、これを参考に調整してください。ここが間違っていると先へ進めません。

 とっておいた帯で輪を作ります。

 色のついた側が外側になるように輪を作ります。両端の穴に画鋲を刺して、床や台の上に置きます。



 重なった部分を指で摘まんで画鋲を外してホッチキスで留めます。

 輪を組み込んでいきます。

 5角形に組んだ5本の帯の上に輪の帯を数㎝上に置きます。



 先の ・・上下上下・・ が、球形になると ・・内外内外・・ となりますが、輪を組み込んだ時に、輪の内側になるか外側になるかを考えてください。
 写真の  と書いてあるところが、輪の内側になるところです。短く見えるところが内側ですね。長く見えるところが外側です。

 短く見えるところを輪の内側に入れてみます。



 ちょっと横から見たところです。



 随分丸くなりました。これで下半球が 出来上がり です。

 輪の周りに注目してください。



 この写真で、・・内外内外・・でおかしいところはありませんか。正面の帯のクロスしたところはどうですか。



 正しい組み方を色を付けて示しました。三色の帯のこのような組み方を 三竦み(さんすくみ)の型 といいます。これまで組み込み済みのところを見てもらうと、いたるところというよりも全てが三竦み型で作られています。

 これからも、・・内外内外・・ 三竦み型 に配慮して、組み込んでいきます。
 先の正面の部分を正しく修正しました。



 輪の周りに同じようなところが、あと4ヶ所ありますが、全て修正したところです。



 下から輪までが出来上がりました。


 輪の上部分を組み込んでいきます。

 少しでも分かり易いように、帯の輪郭(りんかく)に色を付けています。
 
 まずは、緑の端から2番目の穴に画鋲を刺して、その内側で、黄色の両端の2つの穴に刺して、黄色の帯が輪になります。









 次に、黄色の帯に画鋲の刺さった穴の右隣の穴に画鋲を刺します。その内側で、茶色の帯の両端の2つの穴に刺して、茶色い帯が輪になります。





 次に、茶色の帯に画鋲の刺さった穴の右隣の穴に画鋲を刺します。その内側で、赤色の帯の両端の2つの穴に刺して、赤色の帯が輪になります。





 次に、赤色の帯に画鋲の刺さった穴の右隣の穴に画鋲を刺します。その内側で、紫色の帯の両端の2つの穴に刺して、紫色の帯が輪になります。





 最後に、紫色の帯に画鋲の刺さった穴の右隣の穴に画鋲を刺します。その内側で、緑色の帯の両端の2つの穴に刺して、緑色の帯が輪になります。





 これで、画鋲は刺さっていますが、ボールの形が出来上がりました。

 真上から見たところです。



 後は、写真に写っている画鋲をホッチキスで置き換えます。



 画鋲の横を指で摘まんで画鋲を外します。そこをホッチキスで留めます。安全のためにホッチキスの針の先は内側になるようにします。画鋲は5こありますから、全部をホッチキスで置き換えます。

 

 全部ホッチキスで置き換えました。

 最後に、最初に刺した5つの画鋲が刺さっています。これは外すだけです。



 大ボールの完成です。



 私が、手で掴んだところです。大きさは、直径10㎝よりちょっと大きい程度です。全て 三竦み型 でできているので、張りもあり簡単には壊れない強さがあります。いっぱい遊べます。

 子どもの視点では、形や組み方に数学的な興味をそそられ、「難しいけど面白い。」という感想が多いです。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

牛乳パックでパッチンカエル

2021-05-10 19:15:30 | 作って遊ぼう教室
 パッチンカエル といってもカエルの姿はありません。カエルのように飛び跳ねるオモチャです。紙ですから、そこにカエルの絵を描いて楽しむこともできます。牛乳パックで作りますから、マジックで描くことはできますね。

 これから作るパッチンカエルは、次の2種類です。
   この記事の表紙図を見てください。1つ目はこれ。横に寝ているのがゴムのエネルギーをいっぱい溜め込んだパッチンカエルです。最初は折ってありますが、だんだん開いていって、飛び上がる直前の姿です。立っているパッチンカエルは飛び上がった後の姿です。
 後者が作った状態のものと同じです。これは、牛乳パックを輪切りにしたものに、切り込みを作って輪ゴムをはめてあります。
 それをゴムを伸ばした状態にして、折りたたみます。それを床に置くと、ジワリと開いていって、開ききったところで、パッチンと鳴って飛び上がります。

 2つ目は、先の輪切りにしたものを半分にします。

 動きは、前と同じですが、輪ゴムはちょっと強くなり、重さが半分ですから、パッチンの音も大きく、高く飛び跳ねます。但し、紙の強さに比べ輪ゴムの強さが大きいので折れ曲がりやすいです。折れてしまったら遊べませんので、慎重に畳(たた)んでください。でも壊れてもすぐ作れますから大丈夫ですね。

 最後に、パッチンカエルが、鳴って跳び跳ねている動画があります。


 では、作っていきましょう。

 パッチンカエルA (牛乳パックの輪切り)

 牛乳パックの両端の口部と底部を切り取ります。



 口部は簡単ですが、底部は、よく切れるハサミで強い力で切り込みます。けがをしないように気を付けてください。一度切れれば、後は普通に切り進むことができます。ぐるっと一回りすると切り取れます。

 底が取れると、平らに折りたたまれます。



 横の長さが20cmほどです。それから6cmの長さを切り取ると、パッチンカエルの3つ分を切り取ることができました。

 その一つを使います。


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 平らにして、その四隅をチョッとハサミで切ります。矢印のように押してやって折りたたむと、4つの切れ目が中央部分に集まります。

 輪ゴムを準備します。


(写真タップで拡大)
 輪ゴムを4つの切れ目にはめ込むと パッチンカエル の完成です。


 遊び方


(写真タップで拡大)
 矢印のように、輪ゴムを伸ばす方向に引っ張って伸ばしきります。伸ばしたまま折り曲げます。(このとき、紙が折れ曲がらないように気を付けます。折れ曲がってしまえばもう遊べません。)

 これをそっと、テーブルや床の上に置くと



 しだいに開いていって、開ききった瞬間に パッチン と鳴って飛び跳ねます。


 パッチンカエルB

 牛乳パックの側面2つつながりを準備します。長さが20㎝程度ですから、それから6㎝を3つ切り取ります。このひとつで、パッチンカエルBを作ります。



 その一つを準備します。



 四隅をハサミで切り込みます。

 輪ゴムを準備します。


(写真タップで拡大)
 写真のように、輪ゴムを切れ目にはめ込むようにバツに付けます。バツにしなくてもいいですが、バツにすると力が強くなります。これで完成です。

 遊び方


(写真タップで拡大)
 輪ゴムを伸ばすように、矢印の方向に引っ張ります。伸びきったところで、これまでと逆に折ります。ゴムは伸びたままです。

 これをテーブルや床に置くと



 このように、少しずつ開いていって、開ききったところで、パッチン と鳴って飛び跳ねます。

 飛び跳ねたときの動画









 カエルが出てきませんでしたから、イラストを探して掲載しました。かわいいですね❤️。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。


紙鉄砲づくり

2021-05-07 13:02:50 | 作って遊ぼう教室
 朝ドラ「おちょやん」令和3年の5月4日(火)の「おとうちゃんはおひとよし」第一回放送で、風船が弾けた!ボタンが飛んだ!の爆裂効果音として紙鉄砲が使われていました。こんな使い方もあるんだな~と思ったところでした。この紙鉄砲は昔からあるものですから、ぜひお子さんお孫さんひ孫さんに教えてやってください。兜と同じように、海外の方に教えてやると大変喜ばれます。

 材料

 材料は、四角い紙で一方が長くなっているものです。(長方形)



 新聞やチラシ(広告紙)、雑誌やノートの1ページ、レポート用紙、コピー用紙など、身の回りにはいっぱいありますね。何といっても“爆裂音”を出しますので、紙には強い力が加わりますから、柔らかい紙より硬く強い紙が向いています。
 新聞紙の場合には、ほとんどの新聞紙は、2面つながりの見開きサイズですね。このままでは“大き過ぎて弱い”紙鉄砲になってしまいますので、1回折って1面サイズで作っていくのが良いと判断しました。つまり、二重にして折っていくということです。
 その他の紙は、A4からA2サイズで作ってみました。この程度が一番いいようです。
 これより大きかったり小さかったりするのも面白いかもしれません。チャレンジしてはいかがでしょうか。



 これが、作った紙鉄砲です。いずれも良く鳴って楽しかったです。

 それでは作っていきましょう。

 一方が長い四角い(長方形)紙を用意します。



 長い辺の方を“長辺”、短い辺の方を“短辺”とします。

 長辺同士を合せるように折って、中央の折り線を作ります。



 折った紙を元に戻すと、



 このように、中央に折り線ができます。

 四隅の角から短辺を、中央の折り線に合せるように折ります。



 左右が尖った形になりました。

 尖ったところ同士を合せるように折ります。



 このようになります。

 中央に折り目を作ります。上下に折って戻すと中央に折り目ができます。




 折り目のところから、上側を立てます。



 立てたところは袋状になっていますので、それを広げていきます。矢印は力を加えて広げる方向です。




 最後には、上から押さえて、平らにします。



 上の図のように、ひし形部分の上の角を下の角に合せるように折ります。〔三角の先端側から〕の図では、右の角から左の角に合せるように折ります。



 最後には、上から押さえて、平らにします。



 裏返して、先ほどと同じように、立てて、



 開いていきます。





 最後には、上から押さえて、平らにします。

 ひし形の下の角を上の角に合せるように折ると完成です。



 できましたか! 早速、鳴らしてみましょう。

 鳴らし方です。

 まずは手で握る場所です。



 紙鉄砲は、二等辺の直角三角形ですが、その鋭角部分2つをつまんで、厚いところと薄いところがありますが、薄い方が“握るところ”です。

 握り方です。



 親指と人差し指を曲げた部分でつまみます。大きな力を加わりますので、指先同士でつまむと飛んで行ってしまいます。紙鉄砲の直角部分を前にします。

 鳴らし方です。

 下の図のように、頭の上に掲げます。



 勢いよく振り下ろします。 ~バン!~と爆裂音がします。

 鳴らないときには、もう一度チャレンジしてください。勢いよく、勢いよく です。
 それでも鳴らないときには、直角部分は4枚に分かれていますが、そこをチョッと開いた状態で振り下ろしてください。すると、鳴りやすくなります。鳴る原理は、鳴った後、袋みたいな部分が飛び出していますね。振り下ろす前は、それが折りたたまれていますが、そこに急激に空気が入ってきて、そのときの音が爆裂音となります。

 鳴った後に、また鳴らすには!



 飛び出した袋を、また戻してやると、鳴る前と同じ状態になります。

 それを振って何度も楽しんでください。

 再掲 作った紙鉄砲です。



 一つが2~3分でできます。ぜひ、皆さんで楽しんでください。スタート合図の鉄砲代わりにもいかがでしょうか。



 最後まで読んでいただきありがとうございました。

ストロー笛づくり

2021-05-04 07:04:00 | 作って遊ぼう教室
 プラスチックのストローというと環境問題があり、これから無くなっていく物かもしれませんが、皆さんの家にはどっかの片隅に昔のものがあるのではないかと思います。私の家では「何探してるの!」「ストロー笛を作ろうと・・・」「それだったら家にもありますよ。」と妻が食糧倉庫の奥から持ってきてくれました。
 放課後子ども教室で作るときには、清潔さもあるので、個別袋入りのストローを使います。100円ショップから買っていきます。

 写真で紹介しようとやってみましたが、ものが小さくてピントが合わないんです。そこで、ほとんどを図で説明することにしました。

ストロー笛の作り方

 必要なものと材料です。



 白いストローは20年以上も前のストローです。最近のものは、ほとんどのものに折れ曲がるところがありますね。最近のストローもチョッと細いですが準備しました。どちらか一つあればいいです。その他にハサミと定規が必要です。だいたいそれらしくなれば、けっこう鳴りますので、定規は必要ないかもしれません。



① ストローの一方の端をこれから加工していきます。

② 平らになっていますが、親指と人差し指でストローの端をつまんで平らにします。何回も何回もつまんで両横が折れ目ができるほど繰り返します。爪で強(しご)いてもいいですよ。少なくとも20mmは平らにしてください。

③ 端から15mmほど(図の点線)をハサミで切り取ります。点線の左右両方とも切ってください。
 図の上の方からハサミを入れた方が切りやすいですが、その場合、15mmまで切るのは至難の技です。短めに切って、何度か切って15mmにしてください。
 良く切れるハサミであれば、下の15mmのところから切ることもできます。

④ 出来上がりです。

 下の図は一般的な寸法です。



 このようになりましたか。細工はこれだけです。

 早速、細工をしたところを口にくわえて吹いてみましょう。



 鳴りましたか?・・・初めから鳴れば大したもんです。鳴らないのが普通ですから心配しないでください。

 吹き方です。



 ストロー笛の切り始めの部分をくちびるでくわえます。チョッと力を加えて吹くと、狭い隙間を空気が通って振動したら音が出ます。力の加減で鳴ったり鳴らなかったりしますので、そのコツをつかんでください。

 参考のために、ストロー笛の良し悪しを、私の経験上、説明しておきます。



 ①は、“作り方”で紹介したとおりベストです。

 ②は、鳴ることについては問題ありませんが、何度も吹いていると、尖った先端部分がクルクルに変形してしまいます。とんがりが鋭角であれば、変形が大きく鳴らなくなってしまいます。
 
 ③は、どこを唇でつまめばよいかわかりませんし、振動もしにくく、ほとんど鳴りません。

 ④は、②ほどではありませんが、何度も吹いて鳴らしていると、しだいに変形して早く鳴らなくなってしまいます。

 どのストロー笛も鳴るとき細かく振動しますから、振動部分は必ず疲労して変形してきますので、いつかは鳴らなくなります。その時は、チョッと短くして、平らにするところやり直して、また作ってください。

 鳴り方

 鳴り方というと“音の高さ”です。ストロー笛の場合、音の高さはストローの太さには関係ないそうです。音の高さはストローの長さで決まります。



 長いと“低い音(ぶー)”、短いと“高い音(ピー)” という音がします。

 実は、ストローが長いと鳴りやすいんです。どうしても鳴らすことができない人には、長い~ストロー笛を作って吹いてみると、コツがつかみやすいです。



超ロングなストロー笛の作り方です。旨(うま)くいくと、チョッとくわえて吹くだけでも“鳴る”ことがあります。

 面白い鳴らせ方

 図をご覧ください。



 両手で密閉した空間を作ります。親指と親指の間に加工してない端っこを突っ込みます。ストロー笛を吹くと音がしますが、吹きながら矢印のように指をゆっくり開けると、急に音が変わります。面白い音です。

 放課後子ども教室では必ず、子供たちの前で、私と先生とで「ぷ~う、何の音ですか? (⚪⚪⚪が)でちゃいました!」と言って、ちょい芝居をやって見せます。大爆笑で、小学校低学年児童が我も我もと二人組で真似をしてくれます。うんち💩やおなら🗨️はみんな大好きです。

 指の開け方しだいでは音階もできるのではないかと思います。私の手では無理でしたが、手先の良く動く方であれば挑戦するのも面白いと思います。


 最後まで読んでいただきありがとうございました。 

家族で兜(かぶと)づくりしませんか!

2021-05-01 15:29:05 | 作って遊ぼう教室
 これまで何度か、兜(かぶと)づくりを掲載しましたが、5月5日端午の節句が近づいてきましたので、もう一度より分かりやすいかたちで掲載します。ぜひ、お子さんお孫さんと家族で作ってみてください。ちまきや柏餅を食べるときにみんなで被るのもいいかと思います。

 かぶる兜は2面続きの新聞1枚で作れます。その新聞紙の長い辺を長辺、短い辺を短辺とすると、短辺を一辺とする正方形を作って、それで作ります。
 

(写真クリック拡大)
① 短辺ととなりの長辺を重ねるように折ります。
② 直角三角形部分の下の長方形部分を裏側に折り曲げます。
② 折り曲げないで、茶色線からハサミで切ってもいいです。
③ 三角に折ったところを開いて、全体を裏返します。
④ 短辺を一辺とした正方形が出来上がりました。折り曲がっている長方形の部分はしっかり折ってさえあれば糊を付ける必要はありません。

 この正方形を4つの角(かど)が上下左右になるように置きます。



 これから先は色紙で折り方を示していきます。

 折紙を色のない方を上にして置きます。


 まず、三角形に折ります。山の形になります。頂上が下になるように置きます。


 左の端が山の頂上に重なるように折ります。


 右側も同じようにします。


 左右下の先端が上の先端と重なるように折ります。


 図のように折り曲げて“角(つの)を作ります。


 下の三角の部分が二枚重なっていますが、その上の方を折り線のところから折ります。


 更に折り線のところから折ります。


 下のもう一枚を、兜の内側に折り込みます。


 兜の完成です。鴉越


 新聞紙であれば


 となります。


 連休中は、家族で家の中で過ごすには長いですから、この兜やこのブログにはいっぱいおもちゃが作れますので、ぜひチャレンジして楽しんでください。作り方の質問もいいですよ。コメントでわかりやすく説明したり、ブログを書き換えたり付け加えたりしたいと思います。ガンバってください。
 

牛乳パックでボールづくり

2021-04-24 18:36:47 | 作って遊ぼう教室
 これから作るボールは、軽くて投げても遠くまで飛ばず、何かに当たっても物を壊したりすることはありません。つまり、室内で遊ぶにはもってこいのアイテムです。手で打って飛ばしてもOKです。しかし、紙でできているので握りしめたら潰れます。それに配慮できる年齢以上でないと遊べませんね。保育園の年長さんから大丈夫だと思います。遊ぶ前に一度注意してあげてください。



 これが今から作るボールです。直径が6cmほどです。手の中にすっぽり入ります。小さな子供の手にはぴったりです。

 それでは、作っていきましょう。

 牛乳パックの4つある側面を使います。その側面一つでひとつのボールが作れます。



 裏側の白いところに、えんぴつで線や点が書いてありますが、ボールペンでもえんぴつでもうまく書くことができません。しかし、直線ばかりですので、かすれた部分は予測できますので、何とか力を入れて線を描きます。ここではえんぴつで描きました。

 次の写真のような画鋲が必要です。



 最低10個あればいいですが、このように5個でワンステップ進んでいきますので、5の倍数の色違いがいいと思います。

 では、裏の白いところに、線などを書いていきます。10mm幅の帯が6本必要です。帯の長さは193mmです。側面の全長さでもかまいません。200mmぐらいあると思います。定規を使って正確に引いてください。


(写真クリックで拡大)

 縦の線が引いてあります。これは帯の中央に18mm間隔に11個の穴を空ける必要がありますので、その目印の線です。ですから11本の縦線です。

 線が引けたら縦線の帯の中央に、画鋲で穴を(11×6)ヶ所空けてください。

 帯は6本ありますが、一番上の帯は輪を作るためのものです。下の5本の帯は、組み合わせていくのに使います。左右から6番目の穴、つまり中央の穴には、丸を書いて“中央”の印としています。後でここに画鋲を刺します。

 画鋲で穴を空けています。



 この状態で穴を空けていきます。帯になった状態で穴を空けると帯が折れ曲がってしまいます。作っていくときは帯の表側から画鋲を刺していきますので、一度裏から刺した後、もう一度表側から刺すと組み合わせるときやりやすくなります。

 穴を空けたら、ハサミで横の線を切って、6本の帯にします。



 切ったところです。

 一番上の帯で、表を外側にして輪を作り、最両端の穴に表側から画鋲を刺して決めます。



 画鋲を外して、交わっているところを手で押さえて



 ホッチキスで止めます。交わっている部分が長いと押さえやすいし、ホッチキス留めも容易です。

 次は、5つの帯を組んでいきます。

 まず、丸の付いた中央の穴に、表側から画鋲を刺します。



 一つの帯を、裏を上にして、横長に置きます。その画鋲に、もう一つの帯の穴を写真のように、差し込みます。



 差し込む穴は画鋲の刺してある中央の隣の穴です。角度もほぼ正確にしてください。これから中央が五角形になるように組んでいきますので、傾け方の目安にしてください。

 同じことを順次やっていきます。


(写真クリックで拡大)

 写真では、加えていく帯を赤色で示しています。中心に五角形ができました。



 このようになります。
 五角形の外側で他の帯と重なりますね。ここの重なりの上下にも調整をお願いします。実は組み合わせ方で、重なりの上下が一番大切です。上の写真を見て、一本の帯(どれでもいい)に注目してください。隣同士の重なりがいつも逆になっています。つまり、上下上下上下・・・・となるように調整します。そういう目で見ていくと全ての帯が調整されています。これからもこのことは作り方の全てに共通していますので、頭に置いて作っていってください。

 次に、もう一つ大切なことがあります。“三竦み(さんすくみ)”という組み方です。



 わかりやすくするために色を付けてみました。3つの帯が重なりの上下で組み合っています。この組み方を“三竦み”といいます。これをいくつも組み合わせるとガッチりかみ合ってきて固定されます。また、三竦みを作っていくと、だんだん丸まってきます。色の付いたボールを見ると、このことが実感できると思います。

 中央の五角形の周囲に“三竦み”を作っていきます。5ヶ所です。まず一つ目。


(写真クリックで拡大)

 左写真の上の方の赤く示した2つの穴を、下側から画鋲を刺して一つにします。すると、そこに三竦みができて、また少し丸くなります。
 次に、順次時計回りに三竦みを作っていきます。


(写真クリックで拡大)

 三竦みが5つ出来上がりました。



 五角形が皿の底になるように、帯が斜めに上がっています。

 次は、帯で作った輪と組み合わせます。


(写真クリックで拡大)

 上の方から輪を下ろしていきますが、その時、どの帯を輪の外側にするか内側のするかを考えてください。判断する知識は ・・・上下上下上下・・・ です。黄色の帯は、最後は外側ですから、次は輪の内側です。白の帯は、最後は内側ですから、次は輪の外側です。輪をしっかり下まで下ろします。

 横から見たところです。



 輪と輪の下側に三竦みができました。

 次は、輪と輪の上側にも三竦みを作っていきましょう。



 輪の上の帯を ・・・上下上下上下・・・に従って調整すると、三竦みになりました。輪の周囲にこのようなところが5ヶ所ありますから、同じように調整してください。

 調整したところに、画鋲を刺していくと、このようになります。



 刺したところですが、十分丸くなりましたね。

 後の説明は難しいですが、読みながら作ってきた皆さんであれば、「・・・上下上下上下・・・」と「三竦み」を手掛かりに、残りの帯を組み合わせていってください。ヒントは「最初の5角形」です。輪の半分は出来上がっていますので、そこを参考にしてください。

 次の写真は、一例です。


(写真クリックで拡大)

 ご覧の通り、今後はどこも3つの穴に画鋲を刺しこみます。それが五か所あります。刺してしまったら、組み合わせの完成です。

 

 最後に刺した5つの画鋲のところを針と糸で刺して括(くく)るとボールの完成です。



 全部の画鋲を外しても、形が崩れることはありません。

 再掲




 できましたか。ちょっと表現が難しくて、申し訳ありません。

 このボールの大きいものは、竹で作ってセパタクローという競技で使われていますし、この五角形のボールをよく見るとサッカーボールと似ていますね。ゴムのなかった時代は、これがボールとして遊びやスポーツに使われていたのでは!と思いました。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。















 


 


 
 

新聞でつくる兜(かぶと)

2021-04-05 17:23:27 | 作って遊ぼう教室
 5月5日は子どもの日です。連休の最終日で子どもたちが元気に遊ぶ様子が目に浮かびますね。
 兜(かぶと)は子どもの日には欠かせないアイテムです。私の小学校二年生の孫が、3月のひな祭りが過ぎるとすぐFaceTimeで「おじいちゃん、かぶとの作り方を教えて~!」と連絡してきました。早速、その場で作ってみたところです。目を描いて「金魚になっちゃった!」と喜んで見せてくれました。兜を横から見ると”つの”が”ひれ”になって、金魚のように見えました。

 妹の保育園児はチューリップ組(4才)ですが、一人ひとり兜を教わりながら作れたそうです。誰にも作れそうですね。

 これが新聞で作った3種の兜です。(一般的な)兜、角(つの)兜、とんがり兜です。

 かぶるとこんな感じです。

 私の孫のように、作り方を教えてあげるのもいいですよ。

 では、作ってみましょう。

 新聞紙は2面で1枚になっているものを用意してください。その新聞の長い方の辺を“長辺”、短い方の辺を“短辺”と表現します。



 3種の兜は正方形の形から作ります。
 短辺を一辺とする正方形からは(一般的な)兜と角(つの)兜ができます。ということはこの2つはそれぞれ新聞1枚で作れるということですね。
 長辺を一辺とする正方形からはとんがり兜ができます。つまり新聞紙2枚で作れます。


 短辺を一辺とする正方形の作り方です。

 角(かど)の両端の短辺と長辺を合せると、写真のように短辺の長さを長辺に移すことができます。

 重なっていない長方形のところを三角の方に折り曲げて三角の部分を開くと、短辺を一辺とする正方形になります。

 長辺を一辺とする正方形の作り方

 2面で1枚になっている新聞紙を3枚用意してください。そのうち2枚で長辺を一辺とする正方形を作ります。もう1枚は長辺の長さの比較に並べます。

 右側上の新聞を下にずらして長辺を一辺とした正方形を作ります。重なったところにノリを付けて接着します。


 これで正方形の新聞ができました。これから兜を作ります。

作り方

【(一般的な)兜】

 新聞の短辺を一辺とする正方形を用意します。

 三角に折ります。しっかり角を合せます。

 両角を直角の角に合せるように折ります。

 両方の折り下げた三角形の半分を折り上げます。

 次の写真のように折り曲げて、角(つの)を作ります。

 下の三角は2枚からできています。その上の一枚を写真のように折り上げます。

 さらに、両角を結ぶ線を折り目として折り上げます。

 下の三角を兜部分の隙間(すきま)に差し入れます。

 奥まで入れてください。
 (一般的な)兜の完成です。

【角(つの)兜】

 写真番号⑦までは【(一般的な)兜】と一緒です。その続きからです。

 次の写真の“線”は折り目です。

 折り目のように、少し斜め上に折り上げてください。

 
 左右の尖(とが)った角(かど)が角(つの)になるように、ちょっと下をハサミで切って、その下部分を折り曲げます。切れ目にノリを付けて、切れ目がきれいになるよう接着します。


 その後は、【(一般的な)兜】の作り方の写真番号⑩からと同じです。






 角(つの)兜の完成です。

 いかがですか。
 ちょっと角の部分が折れ曲がっていませんか?私の作ったものも新聞では柔らかすぎてフニャっとまがってしまいました。そこで次のように割り箸を角に入れてやるとピシッとカッコよくなります。

 最後の仕上げに、割り箸やストローのようなものを差し入れてください。


【とんがり兜】

 新聞紙の2面1枚の長辺を一辺とする正方形を用意してください。

 
 まず、三角に折ります。


 左右の角(かど)を、下の直角の角(かど)に合せるように折ります。


 左右の上側の辺を、中央線に合せるように、左右から折ります。


 写真のように、左右の下側の三角形を折り上げます。


 写真のように、折って小さな角を作ります。


 写真のように、下の2枚ある三角の上側1枚を折り上げます。


 両角を結んだ線を折り目として折り上げます。


 下の残った三角を兜部分の隙間(すきま)に入れていきます。

 奥まで入れて完成です。

再掲


 
 兜の完成です。

 作り方をまとめました。







この縮小の〔つくり方〕の写真をタップするとpdfファイルがダウンロードできます。


 読んでいただいた皆さんから、子どもたちに作ってやったり、一緒に作ったりと楽しむことができますね。
 わからないところは折紙で兜づくりの記事を参考にしてください。

兜(かぶと)づくり - 作って遊ぼう&社会に開かれた学校の応援

そこに新聞紙かチラシありませんか!ここに次のような三種の兜(かぶと)の作り方を紹介します。時間があれば作ってみませんか。〔パソコンページ〕5...

兜(かぶと)づくり - 作って遊ぼう&社会に開かれた学校の応援



 最後まで、読んでいただきありがとうございました。
 

KPAの五月人形づくりー端午の節句ー

2021-04-01 00:06:22 | 作って遊ぼう教室
 雛人形に続いて、端午の節句の5月人形をキッチンペーパーアニマル(KPA)で作ってみました。折紙の兜を載せただけですが、となりに“鯉のぼり”を添えて雰囲気を作ったつもりです。


 後の方で、鯉のぼりの作り方・兜の作り方を紹介します。

 まずは、3つの兜をご覧ください。





 とんがり兜はチョッと小さいサイズになってしまいます。3つとも同じ大きさの色紙で作っていますから、“とんがり”だけはひとまわり大きい色紙で作ったらいいですね。

【鯉のぼりの作り方】



 イカ紙飛行機を作るときに「これは鯉のようだ」と思っていました。それとちょっとしか違いませんので、わからないときには、イカ紙飛行機の記事を参考にしてください。

 1枚の色紙を8枚に切り分けます。


 その一枚で一匹の鯉を折ります。半分に折って中央に折り目を作ります。


 下の左右の角を、中央の折り目に沿うように、三角に折ります。最後に裏返します。


 下の左右の折り目を、中央の折り目に沿って折り曲げます。その後、写真に示した線のところを折り曲げます。


 折り目の内側にノリを付けてしっかり押さえてください。

 鯉の形ができました。

 次は、ポールに鯉を上げて鯉のぼりを作ります。

 必要な材料です。


 色紙の目をノリで付けます。

 鯉ができました。

 鯉をポール代わりの爪楊枝に付けるために、爪楊枝の一面にのりを付けます。


 ノリの付いた側に鯉を置いて、10分以上(乾いてくっ付くまで)待ちます。


 待っている間に、爪楊枝(ポール)を立てるために、名刺を4分の1に切ったものに尖ったもので穴を空けます。


 爪楊枝に鯉がしっかり付いたら、名刺片の穴に爪楊枝を立てて完成です。そこにノリを付けると完璧です。


 ちょっと小さいな~と思われたら、色紙を半分にしたもので鯉を作ってください。大きさは縦横2倍になります。


次は
 【兜(かぶと)の作り方】

※ 再掲です。



3種の兜の作り方を説明します。“一般的な兜”“とんがり兜”“角(つの)兜”です。

それでは“一般的な兜”です。


折紙を色のない方を上にして置きます。


まず、三角形に折ります。山の形になります。頂上が下になるように置きます。


左の端が山の頂上に重なるように折ります。


右側も同じようにします。


左右下の先端が上の先端と重なるように折ります。


図のように折り曲げて“角(つの)を作ります。


下の三角の部分が二枚重なっていますが、その上の方を折り線のところから折ります。


更に折り線のところから折ります。


下のもう一枚を、兜の内側に折り込みます。


一般的な兜の完成です。



次はとんがり兜です。


折紙を色のない方を上にして置きます。


図のように三角形に折ります。三角の山の部分が下になるように置きます。


右の先端が下の頂上と重なるように折ります。


右側も同じようにします。


図のように左の辺が中央と重なるように折ります。


右側も同じようにします。


下の先端を左右とも折れ線から折り曲げます。ここが角の原形です。


角の原形を折れ線から折ります。立派な角になりました。


下の三角の部分が二枚重なっていますが、その上の方を折り線から折り曲げます。


また折れ線から折り曲げます。


下のもう一枚を兜の内側に折り込みます。


高い兜の完成です。


三つ目は角(つの)兜です。


ここでは一カ所ハサミを使います。
これまでと同様に折り紙の色のない部分を上にして置きます。


三角形に折ります。三角の山の部分が下になるように置きます。


左の端が山の頂上と重なるように折ります。


右側も同じようにします。


一般的な兜とここから違ってきます。
折れ線から折ります。一般的なものより大きな角の原形となります。


切り線のところをハサミで切ります。


切ったところの下の部分を折り線から折ります。


下の部分をこれまでと同じようにします。




角(つの)兜の完成です。


【キッチンペーパーアニマル(KPA)の作り方】











【子どもがかぶれる新聞紙兜の作り方】

 実際にかぶれる兜を新聞紙で作ります。
一般的な兜は、両開きした新聞紙の縦辺、つまり短い方の辺の長さを一辺とした正方形にしますので、一枚の新聞紙で作ります。


図のように折って折った部分が直角二等辺三角形になるようにします。しっかり折り目を付けます。


開くと折り目が付いています。


下の(ここ)のところから新聞紙が正方形になるように折ります。重なった部分は少量のノリでくっつけると後の作業がやりやすくなります。


この正方形で一般的な兜を折ってください。

かぶれる一般的な兜の完成です。大人の頭も入る大きさです。

次に高い兜を作ります。
新聞紙の長い辺を一辺とした正方形を作ります。したがって新聞紙が二枚必要です。
長さの物差しとして補助の新聞紙がもう一枚、合計三枚を使います。
まず、補助の新聞紙を横向きに置きます。


その左側の端に合わせて新聞紙を縦に置きます。


補助の新聞紙の右側の辺に合わせて新聞紙を縦に置きます。
新聞紙の長辺を辺とした正方形ができます。重ねた新聞紙の上の二枚を少量のノリでくっつけると後の作業がやりやすくなります。


この新聞紙で高い兜を折るとかぶれる兜ができます。大人もかぶれます。

高い兜の完成です。


皆さんで楽しく作ってください。

〔パソコンページ〕


 





色々な形の紙箱づくり

2021-03-26 08:35:40 | 作って遊ぼう教室
 前回の投稿チラシで紙箱づくりで簡単な紙箱の作り方を紹介しましたが、ここも難しさではそう変わらない程度の紙箱づくりです。

 このように、四種類をお見せしていますが、どれも同じ紙の大きさで作っています。ちょっとだけ作り方が違うだけです。
 Aは前回掲載のものと同程度の大きさです。
 Bは皿の代わりになるようなものです。ポテトチップなどを入れたらどうでしょう。
 Cは細長いもの、箸も入ります。
 DはCを更に広くしたものとなります。細長い皿というところです。
 体裁もいいでしょう。包装紙などで作ると、ちょっとしたお菓子入れとしてもいいですよ。

 まだ作り方は示していませんが、これからの作業に役立つんじゃないかと思い、この図を示します。作り方がどのように違うかのヒントになるはずです。作り方を学ぶときに、後戻りして見てもらうことを勧めます。

《写真タップで拡大可》 
 底になるところを示していますが、その周囲が横の壁となります。左右の幅がその壁の高さとなります。上下の幅は2つに折って壁としますので、上下の高さは横と同じ高さになります。

Aの作り方
 
 まず、紙を縦長に置きます。これを三等分する折り目を付ける作業をします。定規があれば、全体の長さを測って、その数を3で割れば、3等分した長さになりますが、ここでは“折り曲げ”を使って3等分折り目を求めていきます。
 ひとつ3分割折り目と思われるところを折ってみます。折ったところと、折らないところが同じ幅になるよう目測で折ってみるということですね。次に、折っていないところを折ると、最初の折り目がどれだけずれていたかわかります。ずれがあったら、最初からやり直して、合うまで繰り返します。すると、3等分の折り目が見つかります。

《写真タップで拡大可》
 
 3等分する折り目が見つかりました。

 次は、一番下の折り目を折ってください。桃色のところを2等分する折り目が必要ですので、折って折り目を作ります。開くと折り目ができました。

《写真タップで拡大可》

 桃色面の上の左右の角を、中央の折り目に合せるように三角に折ります。下の左右の角も同じように、中央の折り目まで三角に折ります。

《写真タップで拡大可》

 今合わせた折り目に沿って折ります。

《写真タップで拡大可》

 もう一方も、半回転して、同じように折っていきます。

《写真タップで拡大可》

《写真タップで拡大可》

 左右の三角の部分を内側に折ります。上から見た形が“底の形”になります。折り目を付けてもとどおりに開きます。

《写真タップで拡大可》

 箱の壁が折り畳(たた)まれている状況なので、写真の矢印のように開いて、壁を立たせていきます。

《写真タップで拡大可》
 壁がしっかり立てられたら箱の完成です。曲がり角のところは折り目が山谷逆になっているので、しっかり正しく折り直してください。
 完成したA紙箱です。

 なかなかいい箱でしょう。体裁も申し分ありませんね。

Bの作り方

 Aは3等分した折り目を付けましたが、Bは4等分した折り目を付けるところから始めます。
 用紙を縦長に置いて始めてください。

《写真タップで拡大可》


 4等分する折り目ができました。

 後の折り方はAとほぼ同じなので、写真を並べて紹介します。

《写真タップで拡大可》


《写真タップで拡大可》

 完成しました。

 A3のチラシで作ると皿のような感じになります。

Cの作り方

 ここからは、用紙を横長に置いて作業を始めます。そこが違うだけで、後はすべてAと同じです。したがって、作り方を4コマの写真で示します。

《写真タップで拡大可》

Dの作り方

 用紙を横長に置きます。後はすべてBと同じです。

《写真タップで拡大可》

 このような紙箱ができました。(再掲)


 このように重ねることもできます。大きさの違いもわかりますね。


 この写真は、A3サイズのチラシで折りました。白い方が今示したAです。その横が“チラシで紙箱づくり”で作ったものです。ほぼ同じ大きさの箱になりました。


 最後に、作り方の“一般化”したものを簡単に示します。3等分や4等分だけではなく、自由に壁に高さを変えて作ることができます。ただし、AとBが最大の壁の高さです。低くする範囲で“自由”ということです。挑戦してみてはいかがですか。
 長方形の紙を置きます。
 縦の長さをLcm、横の長さをMcmとします。
 上下をa cm 幅で折り曲げます。その半分(a/2)cmが壁の高さになります。
 箱の底の大きさは、縦がL-2a cm、横がM-a cm になります。

《写真タップで拡大可》 

 縦=L-2a cm 横=M-a cm 高さ=a/2 cm の紙箱ができます。

 いつか必要なときがありましたら、この“色々な形の紙箱づくり”や“チラシで紙箱づくり”を思い出してください。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。



 

チラシで箱づくり

2021-03-20 22:59:06 | 作って遊ぼう教室
 こたつでミカンやお菓子を食べたりしてしていませんか?私もついついモグモグしているときが多くなっています。ミカンの皮やお菓子の包み紙がテーブルに溜まってしまいます。そんなとき、チリ箱代わりに紙箱があれば机上がきれいになりますね。
 私の家では毎日チラシで紙箱を作って置いています。皆さんのお家でもいかがですか。

 簡単に作れますので紹介します。

 その付近にある紙を準備してください。四角い紙であれば何でも(正方形でも長方形でも)かまいません。表紙の紙箱はA3サイズのチラシで作りました。12cm四方深さ5cmほどの紙箱です。
 ここでは、片面が白もう片面が黄色の紙を使います。これがこれから作る紙箱です。

 細かに折るところはありません。大きく折るところばかりですから安心してください。

【作り方】

 2回折ります。長い方の辺を先に折り、短い方は後です。

 上の空いているところを三角に開きます。

 裏返して、今度は上の右端から三角に開きます。

 上側の左端をページをめくるように開きます。

 写真のように、左右の端をそれぞれ中央まで折ります。

 裏返します。

 左端をページをめくるように開きます。

 ここも、両端をそれぞれ中央まで折ります。

 上側の白い部分を下に折ります。また、裏返して、同じように折ります。

 下の三角部分を上に折ります。ここの折り目は箱の底を作る折り目なので、折り目をしっかり付けることが重要です。逆に折って折り目を柔らかくするともっといいです。最後の写真は、三角に折ったところを下にして置きます。

 矢印のように開くと、紙箱の完成です。

 いかがでしたか。細かなところがうまくいかなくても、どんどん先に進むと何とか出来上がります。使ったら捨てるものですから、形はその程度でもかまいません。

 これが、チラシで作ったものです。毎日作ると1分程度で作ることができるようになります。テーブルの上に置いておくと便利です。


 最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 





鷹(タカ)・トンビ紙飛行機の作り方

2021-03-08 13:36:56 | 作って遊ぼう教室
〔パソコンサイト(タップ)〕

 〔紙飛行機の自由研究〕の先端の折り方Bの研究中に、これまでにない紙飛行機が見つかりました。いかがですか。鷹(たか)に似ていませんか。他に鷲(わし)とかトンビの名前も考えてみましたが、どれもタカ目タカ科で、大きいものをワシ・小さいものをタカ・人の身近にいるものをトンビということだそうなので、鷹(たか)紙飛行機と命名しました。

 3/11におーじーうえもんさんからコメントがあり「むかし作っていました。トンビと呼んでいました。」ということでした。新発見ではなく再発見でしたね。名前は“トンビ紙飛行機”に改めます。おーじーうえもんさん、ありがとうございました。
 ツバメ紙飛行機は、翼の先端の風切り羽が長く速く飛ぶのに適していますが、このタカ紙飛行機は、風切り羽は短く、人の肩にあたる部分が長く一直線になっていますので、速さはそんなに速くなくゆっくり飛んでいく感じです。「トンビがくるりと輪を描いた」という歌詞が思い出される飛び方です。投げ上げてもあまり上がりません。肩の抵抗が大きいようです。しかし、速さを押さえて斜め上に投げると、す~と飛んで行ったり、クルリと輪を描いたりします。小さなものを作って室内で飛ばしてみるのがいいと思います。

 では、作り方を紹介します。今回は新聞のチラシを使って作りました。A3の大きさのチラシです。

 チラシは何度も折り曲げると、折り目を割(さ)くことができます。5回以上は折って折ったら爪を立てて折り目をシゴイています。

 割いて、A5の大きさが4枚できました。これから4機が作れます。
 その中から1枚を使います。

 まず、矢印のように、長辺の真ん中を探すために、角と角を合せて折ります。

 折り目の部分が中央の点(線)です。

 開いたところです。

 中央点と中央線(折り目)がわかりました。

下の角(短辺)を中央点を(中央線)に重ねて折ります。

 折ったところです。

 次は、縦の中央線を決めるために、角と角を合せて横に折ります。折り目が中央線です。
 
 開いて山折り状に机の上に置きます。

 置いたところです。折ったところが見える面を上にします。こういう表か裏かは飛び方に大きく影響しますので、注意してください。

 下の短辺の左側を中央線(折り目)に合せるように折ります。


 右側も同じです。


 下の先端を、角の集まったところまで折って、折り目をしっかり付けます。


 この折り目を次に使いますので開きます。

 折り目は赤線()で現しています。

 赤線の折り目を青線()を引いたところに重ねて折り曲げます。

 折り曲げたところです。

 上の角と角を重ねて折り曲げます。このとき、折り曲げた部分が見えるように折ります。


 折り曲げたところです。


 これから翼を作っていきます。

 鷹の翼を真似て写真のようにハサミで切っていきます。

 子どものときのツバメ紙飛行機の場合と同じように、指でチギッてもかまいません。写真が標準の切り方と思ってください。切り方を工夫してみてください。例えば、大鷲は“ひし形(◇)”トンビは“扇形”というぐわいです。

 切ったところです。これを広げると

 このようになります。タカの形になりました。

 鷲(ワシ)とトンビの形も作ってみました。


 このように、折り曲げる角度を調整してタカ紙飛行機となります。

 角度の調節は、小さいとクルクルと回るだけになってしまいます。大きすぎると木の葉のように落ちてしまいます。これを参考に、角度を変えて飛ばしながら探してください。

 次のように翼を湾曲させると、大変安定して飛行します。調整角度も格段に広い範囲になります。
 湾曲させる方法です。前の方は紙が重なっているので厚く硬くできていますので、指でつまんで形を整えることができます。また、その場合、後部の方も自然と整ってきます。


 投げ方ですが、一般の紙飛行機のようにつまむところがありませんね。そこで、折り目の見える部分を上にして、前の方をつまみます。それをそのまま投げると、スムーズに折り目の部分を下にして飛んでいきます。何度も繰り返して上手になってください。

 コメントで“研究員”さんから投げ方を教わりました。
 手を離すときが難しいようですが、最初から飛行する姿勢で投げるようです。
 このことから私の方で工夫したのがこれです。
投げ上げるのには最適な投げ方だと思いました。研究員さんありがとうございました。
 投げ方が難しい場合は、写真のようにつまめる部分を作ってやってもかまいません。翼が小さくなって揚力は落ちますが、その変化はわずかです。


 このときの投げ方です。


 いかがでしたか。一つ一つの写真を追って作っていけば難しいことはありません。ぜひ作ってみてください。ネットで探しても“タカ紙飛行機”は見つかりませんので、これが新作だと思います。ぜひ、皆さんに親しんでもらったら嬉しいです。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。


〔パソコンサイト(タップ)〕




再掲 キッチンペーパーでひな人形を作りましょう

2021-03-03 06:32:26 | 作って遊ぼう教室
皆さんに、ぜひ見てほしくて、今日3月3日ひな祭りの日に再掲しました。元サイト《KPAひな人形の作り方》

 これが、子どもたちが作ったKPA(キッチンペーパーアニマル)です。

 これに、男雛には、束帯・烏帽子・笏を、女雛には、十二単・冠・檜扇を身に付けさせると“ひな人形”になります。

 そうやって作ったひな人形です。


 では作っていきましょう。









 次は、束帯などの衣装を作ります。











 真っすぐに立たないときには、このように十二単の後ろを折ったりハサミで切ったりして調整してください。




 ご覧いただきありがとうございました。


元サイト《KPAひな人形の作り方》