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★星空日記コリメート風goo★

星や旅などの話題を「ひらい」が札幌から発信。2010年開設。2022年7月にteacupからgooへ引越しました。

15cm双眼鏡

2011-03-30 19:00:00 | 双眼鏡・双眼望遠鏡
 昨夜(3月29日夜)の札幌は、ほぼ快晴で星がよく見えました。
 大型器材は東区の実家に置いてあるので、昨夜は自宅駐車場前で10×40mm双眼鏡で少し星を見ただけです。
 ブログタイトルは星日記ですが、最近のブログ記事は過去の思い出日記風になってしまっていますね。ご容赦の程を。


 星雲星団の観望用として、フジノン25×150mm双眼鏡を購入したのは、1981年のことです。

 高価な双眼鏡だったので、架台部を省いて鏡筒部だけを購入し、架台は30mm厚ラワン材で自作した木製のフォーク経緯儀に高橋JP型三脚を組合わせました。(残念なことに、当時の画像が見当たりません。)

 フジノン25×150mm双眼鏡による、おとめ座M86付近のスケッチです。
 集光力がありコントラストが良いため、暗い星雲が実によく見えます。しかし、使っているうちに色々な短所が見えてきました。

①重いこと
 鏡筒本体だけで28.5kgもあります。移動と組立てには腕力が必要なことは購入時に納得していましたが、あまりの重さに使用回数が減ってきました。(最近の鏡筒は18.5kgに軽量化されています)

②倍率が変えられないこと
 私は特定の天体をじっくり見たいほうです。双眼鏡で見たあと、すぐに拡大して詳細に見たいという欲求が湧き出てきました。

 そこで、固定基地を作り、据付け式の赤道儀に15cm双眼鏡と望遠鏡を平行に並べるツインスタイルを計画しました。
 これを実現したのが1985年に建設した【滝野観測所】です。



 1985年の建設当初はフォーク式赤道儀だったのを、1987年にはドイツ式赤道儀に改良し、このような姿勢で観望していました。

 膝元に写っているのは、パソコンディスプレイで、赤道儀に組込んだエンコーダー信号を取り込み、双眼鏡が向いている方向の電子星図を5秒ほどで表示するシステムです。

 恒星はSAO星表の9等星程度、星雲星団は12等級まで表示可能にしました。当時は、ハードディスクが非常に高価で、5インチのフローッピーディスク1枚に20万個の天体データを入れるのに苦労しました。


 直視型の双眼鏡だと、高度角が高い天体を覗く際は首が痛くなります。
 この首の痛さは、【対空型の双眼望遠鏡】を自作する要因となりました。

 2005年、観測所建物を知人に譲り、フジノン15cm双眼鏡は自作経緯台に載せ替え【宮古島天体観測所で活躍】しています。
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アクセス7000突破

2011-03-29 12:01:00 | 双眼鏡・双眼望遠鏡
 昨日(3月28日)、松本さんのHPに私のブログがリンクアップされてから、アクセスが急に増え、昨日は131件のアクセスでした。

 3月15日に一般公開してからのアクセス数は、1日平均30件程度でしたので、私にとっては驚異的なアクセス数です。
 本日(3月29日)の12時前に総アクセス数が7000件を超えました。

 見ていただいている皆さんが大勢いらっしゃることを念頭に、ブログ更新を頑張っていきます。



 双眼狂の病が高じ、愛知県で2003年に開催された双眼鏡サミットに参加したときの私です。松本さんにもここで久し振りにお会いしました。

 北国で双眼視にこだわる私は、自分自身でちょっと異常かもしれないと思っていましたが、双眼サミットに参加されている方々は「とっても濃い方々」で、私など極めて普通の人間に思えました。(笑)
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10cm双眼望遠鏡

2011-03-28 17:35:00 | 双眼鏡・双眼望遠鏡
 1981年に購入したフジノン25×150mm双眼鏡は直視型だったため、高度角が50度以上の天体を見るには首への負担で、長時間の観察を続けられませんでした。

 1986年頃、フジノン対空型25×150mm双眼鏡が発売されました。対空型を実際に見る機会を得て覗いてみると、直視型よりもピントがやや甘かったことや値段の高さから購入を断念しました。

 1991年、鳥取の松本さんと手紙のやり取りをするようになりました。
 松本さんは、鏡を2枚使った90度俯視のミラーシステムEMS(=Erecting Mirror System・特許登録済)を発案された方です。このEMSを2組使うことで、対空型の双眼望遠鏡が自作可能になったといっても過言ではありません。 【松本さんのHome Page】


 1996年に完成したボーグ10cmF6.4ED双眼望遠鏡です。
 1991年の構想時から5年もの間、松本さんとの手紙やFAXのやり取りは、ファイルで厚さ3cmにもなりました。松本さんのご厚意にすがり、鳥取の松本さん宅には2回も訪問。その都度丁寧に教えていただいたことは忘れられない思い出です。
 本当にありがとうございました。
(本日(3月28日)松本さんのHPに私のブログがリンクアップされました。)


 接眼鏡の下の薄緑色の部品が松本さんに作っていただいたEMSです。
 この双眼望遠鏡で見る星々は、長時間見ていても疲れることなく、そして飽きることなく、まるで宇宙空間にいるような錯覚を覚えます。

 双眼望遠鏡には欠点があります。

 双眼望遠鏡用に購入した接眼鏡です。
 何でも2組必要なので、金食い虫ということが欠点です。(笑)
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双眼鏡の使用遍歴

2011-03-25 19:00:00 | 双眼鏡・双眼望遠鏡
 私が使ってきた歴代の双眼鏡です。

 現在も使用している双眼鏡は、薄緑色で示した4台です。日の出光学の5×20mm双眼鏡は故障で使用不可。

 1970年代はニコン党でしたが、1980年代に様々な機種を実際に覗いてみて、当時、満足できたのはツアイスだけでした。
 今では、国産も含め、様々な良い双眼鏡が選べるようになりました。



 宮古島天体観測所で活躍中のフジノン25×150mm双眼鏡。
 旭精光製経緯台の水平微動、ビクセン製パルサー型赤道儀の赤緯軸を流用した高度微動、アルミ溶接フォーク、直径140mmアルミパイプ、ミード製ピラー用三脚を組合わせた自作架台に載せています。


 左がツアイス10×40mm。現役で28年活躍中の愛機です。
 この双眼鏡で皆既日食を5回(1983年インドネシア、1991年ハワイ、1994年ペルー、1995年インド、1999年トルコで)見ています。
 右がライカ8×20mm。軽いので最近の旅行では、ツアイス10×40mmよりも出番が多いです。2010年の【エジプト旅行】にも持っていきました。もう少し倍率が低いと使いやすいのですが・・・。


 ツアイス10×40mmの保証書です。何と30年保証!
 あと1年6ヵ月後の2012年9月で保証が切れます。(笑)

 今のところ、10×40mmは、中央繰出しピントリングの回り具合が少し軽くなってきただけで、故障知らず。見口ゴムの折り返しもほぼ購入時のままです。見口のゴムが数年でボロボロになってしまう国産品とは大違いですね。

 自作10cm双眼望遠鏡については、後日、改めて記事にする予定です。
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双眼鏡を購入

2010-04-01 19:23:00 | 双眼鏡・双眼望遠鏡

 左は1982年から愛用のツアイス10倍40mm双眼鏡。
 右は2010年の3月に購入した「日の出光学」の5倍20mm双眼鏡です。

 以前から倍率が低くて軽い双眼鏡を探していました。
 視野9.4度、重さ195g、中央繰出し、アイポイントが16mmあるとのことで眼鏡使用の私でも全視野見えます。

 これで価格は9,800円。結構見えます。軽く見やすいのでチョイ見の星空観察に活躍しそう。(画像ちょっとぶれてますが御容赦ください)
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