ハワイ島西部地区のワイコロアからレンタカーを運転し、マウナケア山頂の入り口になるオニヅカ・ビジターセンターまでの道のりの様子を9月29日のブログ記事 【 すばる望遠鏡への道 】 に書きました。
今回の記事は9月28日に国立天文台ハワイ観測所の 「すばる望遠鏡」 を見学したときの様子です。
なお、見学の申し込みの詳細はこちら。
【 https://subarutelescope.org/jp/tour/ 】
2016年9月28日13時10分にマウナケア山頂の 「すばる望遠鏡」 の建物前に到着。
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ガードレールの上にカメラを置き、無事到着の記念撮影。小雨なのが残念。
すばる望遠鏡の高度軸の標高は4163m。すでに胸が苦しく意識がややボーッとしています。
外気温は7度。防寒着と防寒靴に履き替えるだけでも息があがりました。動作は極力ゆっくりにします。
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中に入り、案内役の国立天文台広報室の村井さんにご挨拶。
同意書にサインをします。そしてヘルメットの着用。
13時30分からの見学は私1人。
1990年頃、すばる望遠鏡の初期構想の際、私がほんの僅かですが協力したこともあり、特別に見学コース以外の場所も案内していただけることになりました。ラッキー!
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カセグレン焦点に取り付けられた観測装置。(説明してくれた装置名の記憶が飛んでしまいました。村井さん、申し訳ありません)→ 多天体近赤外撮像分光装置 MOIRCS(Multi-Object Infrared Camera and Spectrograph)らしいです。
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口径8.2mの巨大望遠鏡前で村井さんに撮影していただきました。
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巨大な主鏡の裏側から見た、主鏡を支えるアクチュエーターです。
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様々な副鏡が下向きに置かれている機材ターレットの一部を撮影。
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ここで、村井さんに顔色の悪さを指摘され、酸素マスクの着用をすることに。マスクをして直ぐに楽になるのは酸素の凄いところです。
幸いにも見学者は私1人だけ。村井さんが重い酸素ボンベを背負ってくれました。顔出しOKの承諾済み。
なお、室内の気圧計は620ヘクトパスカルを表示していました。平地の6割の気圧です。
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トップリングの主焦点部分です。
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キャットウオークから見た望遠鏡本体。
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主鏡をアルミメッキする蒸着釜。
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主鏡を鏡筒から外す装置。
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主鏡の清掃装置。横の2枚の羽根からは真水、縦の2枚の羽根からはメッキを溶かす塩酸を塗布するようになっているそうです。
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観測オペレーター室。
本来の見学コースではありませんが、望遠鏡操作しているように村井さんが写してくれました。
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スタッフの休憩ルーム。
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観測室上部の外に出て、お隣のケック望遠鏡を写してみました。
小雨はみぞれに変わっていました。
酸素マスクを取って、ものの5分で体調が悪くなるのが感じられたことや、天候が悪かったことから、お隣りのケック望遠鏡の見学を断念し、帰ることにしました。
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14時40分、みぞれ降る 「すばる望遠鏡」 を後にしました。
憧れの 「すばる望遠鏡」 をこの目で見るという素晴らしい体験ができました。慣れない右側通行の約90kmの道路を左側ハンドルの車で運転してきた甲斐がありました。
特別な見学と体調に配慮してくださった村井さん、本当にありがとうございました。
今回の記事は9月28日に国立天文台ハワイ観測所の 「すばる望遠鏡」 を見学したときの様子です。
なお、見学の申し込みの詳細はこちら。
【 https://subarutelescope.org/jp/tour/ 】
2016年9月28日13時10分にマウナケア山頂の 「すばる望遠鏡」 の建物前に到着。

ガードレールの上にカメラを置き、無事到着の記念撮影。小雨なのが残念。
すばる望遠鏡の高度軸の標高は4163m。すでに胸が苦しく意識がややボーッとしています。
外気温は7度。防寒着と防寒靴に履き替えるだけでも息があがりました。動作は極力ゆっくりにします。

中に入り、案内役の国立天文台広報室の村井さんにご挨拶。
同意書にサインをします。そしてヘルメットの着用。
13時30分からの見学は私1人。
1990年頃、すばる望遠鏡の初期構想の際、私がほんの僅かですが協力したこともあり、特別に見学コース以外の場所も案内していただけることになりました。ラッキー!

カセグレン焦点に取り付けられた観測装置。(説明してくれた装置名の記憶が飛んでしまいました。村井さん、申し訳ありません)→ 多天体近赤外撮像分光装置 MOIRCS(Multi-Object Infrared Camera and Spectrograph)らしいです。

口径8.2mの巨大望遠鏡前で村井さんに撮影していただきました。

巨大な主鏡の裏側から見た、主鏡を支えるアクチュエーターです。

様々な副鏡が下向きに置かれている機材ターレットの一部を撮影。

ここで、村井さんに顔色の悪さを指摘され、酸素マスクの着用をすることに。マスクをして直ぐに楽になるのは酸素の凄いところです。
幸いにも見学者は私1人だけ。村井さんが重い酸素ボンベを背負ってくれました。顔出しOKの承諾済み。
なお、室内の気圧計は620ヘクトパスカルを表示していました。平地の6割の気圧です。

トップリングの主焦点部分です。

キャットウオークから見た望遠鏡本体。

主鏡をアルミメッキする蒸着釜。

主鏡を鏡筒から外す装置。

主鏡の清掃装置。横の2枚の羽根からは真水、縦の2枚の羽根からはメッキを溶かす塩酸を塗布するようになっているそうです。

観測オペレーター室。
本来の見学コースではありませんが、望遠鏡操作しているように村井さんが写してくれました。

スタッフの休憩ルーム。

観測室上部の外に出て、お隣のケック望遠鏡を写してみました。
小雨はみぞれに変わっていました。
酸素マスクを取って、ものの5分で体調が悪くなるのが感じられたことや、天候が悪かったことから、お隣りのケック望遠鏡の見学を断念し、帰ることにしました。

14時40分、みぞれ降る 「すばる望遠鏡」 を後にしました。
憧れの 「すばる望遠鏡」 をこの目で見るという素晴らしい体験ができました。慣れない右側通行の約90kmの道路を左側ハンドルの車で運転してきた甲斐がありました。
特別な見学と体調に配慮してくださった村井さん、本当にありがとうございました。