貧乏石好き

つれづれなるままに石をめぐりてよしなきことを

ミント・ベリル

2024-05-22 20:43:16 | 単品



ミント色。いい色ですね。しかしミント色というのは、何だ?
ミントグリーンというからには緑。けど単に明るい緑というだけじゃない。
黄緑ではない。黄色が入るとニッケル系鉱物の色になる。あちきはあんまり趣味ではない。翡翠の緑も黄色を感じるからあんまり好みではない。
少ーし青が入っている? じゃあエメラルドやパライバの薄いのとどう違うのさ。グランディディエは? ネオンブルーアパタイトは? ううむ。よくわからんくなってくる。
人間の目は2万だかの色を見分けるとか。色というのは通常一つの波長ではなく、その中に別の波長の複数の光を微量に含んでいて、その違いによって超微細な色の違いが出る。実に複雑な世界ですな。無限でもあるわけで、ほとんど「一つとして同じ色はない」とすら言える。
色の名前も典型的なのはいいとして、少しぶれると本当にその色かどうかわからなくなる。あやふやな世界。
まあ「ミント色です」と言われれば「はいそうですね」となる。(なんかぐだぐだ言ってるなw)

ミント色で有名どころでは、ミント・ガーネット。そしてミント・コーネルピン。どちらも美しいですねえ。コルネルップ君はあちきもすごーく小さいのを一つ持ってる。
ちと並べてみる。一番右はネオンブルー・アパタイト。やっぱネオンブルーとはちょと違うね。

で、ミント・ベリルと。まあそんな鉱物があるわけではなくて、ベリルのうちで緑のものはエメラルドあるいはグリーン・ベリル、青いのはアクアマリン、ブルー・ベリル、アルカリ・ベリル。ピンクならモルガナイトで黄色ならイエロー・ベリルないしヘリオドール。無色なら、何だっけ。ゴシェナイトか。で、グリーンでもブルーでもないミント色だからミント・ベリル。はあめんどい。
そんなたくさんの呼び分けがあるのはベリルが美しくて愛される石だからでしょう。ミント・ベリルもまた美しい石です。
(ぐだぐだ言ってる割に内容がないねw)
すんまへん。ちょっとネタが尽きてきたかな。