Rosasite。亜鉛孔雀石。
左右38㎜。かの有名なオハエラ鉱山産。
ロゼライトとかロードライトとかロードナイトとかローディザイトとかローデサイトとか、わけわからんね。これらはバラ rose とかギリシャ語のバラ色 rhodizein とかに由来する赤系の石。
ローザサイトは似たような名前だけど全然違う青の石。発見地イタリア・サルデーニャのローザス鉱山に由来する。まぎらわしい。
組成は (Cu,Zn)2(CO3)(OH)2。銅と亜鉛の炭酸・水酸塩。またまたですな。はいおさらい。
アズライト(藍銅鉱) Cu3(CO3)2(OH)2
マラカイト(孔雀石) Cu2(CO3)(OH)2
ローザサイト(亜鉛孔雀石) (Cu,Zn)2(CO3)(OH)2
オーリカルサイト(水亜鉛銅鉱) (Zn,Cu)5(CO3)2(OH)6
何度書いても覚えないw
この中でローザサイトは割合レアみたい。以前、例の「ホシノカケラ」サイトで素晴らしい青の結晶を見て、以来ずっと欲しいなと思っていたのだけど、なかなかぴったり来るもの、手の届く価格のものがなかった。今回、夕星庵さんできれいなのが比較的お安く出たのでようやくゲット。
カルサイトとの共生クラスター。キラキラして、透明感のある独特の青の輝きがとても素晴らしい。細かく見るとウニ状の結晶もある。
銅の鉱物を追っかけるのはもうやめようと思っているのだけど、この手の青にはどうしても惹かれてしまう。たまにはキラキラした標本も欲しいしね。
ともあれ念願の石を入手できてよかった。