ものづくり日記

革製品を中心に作りたい物を作ってます。

ペンケース量産 その2

2008年01月27日 22時29分05秒 | レザークラフト
 ペンケースの量産はぼちぼちと作業しているが、なかなか面白い。5つ同時に作っているので同じ作業を繰り返すことになるのだが、それが全く苦にならない。どうやら私はそういうタイプの人間のようです。
 しかし今日は調子にのってしまいました。コバに色付けをするために初めて黒のオイルダイを使ったのですが、つけすぎてしばらくすると表面に滲み出てしまった。初歩的で致命的なミスです。でも最後まで投げずに仕上げよう。案外いい仕上がりになるかも!?

ペンケース量産

2008年01月16日 20時08分18秒 | レザークラフト
 先日ペンケースを作ったばかりだが、ちょっとしたねらいがあって同じ形のものを量産することにした。4種類の革で5つ作ってみようと思う。まずは裁断から。こうしてパーツを並べるだけでもワクワクする。今後の作業が楽しみだ。

 話しは変わるが、そろそろ新しい革が欲しくなってきた。というのも職場にレザークラフトをしている先輩がいて、最近、その先輩が東大阪の安井商店さんへ革を買いに行ったらしいのです。そこでの話しがめちゃくちゃ面白かった。(詳しくはまたの機会に)その影響で革が欲しくなったのです。革が欲しいというより、店に行きたいということかも・・。
 その先輩は初めてに近い状態なのに自分でデザインをして型紙を作って、あっさりとウォレットを作ってしまいました。しかもこれが本当に見事な出来なのです。何をするにも才能というのがあるんですね。そう、その先輩とは例の「絵を描く先輩」なのです。(以前の記事

斧折樺(おのおれかんば)

2008年01月10日 23時21分00秒 | 一生物
 今年もいい年になりそう。そう思わせる良い出来事がありました。
仕事帰りに立ち寄った阪急百貨店で、一生物の見事な靴べらを手に入れることができたのです。(靴べらを抜いたところ)(アップ
 この靴べらを作っているのはアートフォルム(有)の橋野さんという方でした。橋野さんの説明によるとこの靴べらは斧折樺という貴重な木を使っていて、とにかく堅くて丈夫。斧折樺は1年で0.2mm程度しか育たないと言われていて、販売している作品の中には樹齢500年以上の樹を使っているものもあるとのことでした。作品の美しさに感動して15分ほど話し込んでしまいました。
 「一代でここまで築きあげたのですか」「そうですよ、たった25年しかやってません」「25年やって、たったですか?」「そうこの木は500年生きてきたんですよ、それに比べたらほんのわずかですよ」というような会話でした。樹を大切にし樹に感謝する。これぞ職人と感じました。
 橋野さんは今後イギリスへの展開を考えているそうです。それはいい!ジョンロブのビスポーク店なんかにこの靴べら(長いやつ)が置いてあったらかっこよすぎる!

外出用ペンケースづくり(完成)

2008年01月05日 23時58分36秒 | レザークラフト
 年始に作り始めたペンケースが完成した。ファスナーと裏地の縫い付けが上手くいかず70点ぐらいの出来か。でも革の厚みを感じるどっしりとした作りが気に入っている。目的どおり長い鉛筆も入る。(内側)側面には一応フックを付けてみた。(フック)アクセントになって良い感じ。
 昨年末の旅行でレザーの小物やバックを色々見た。そのお陰で自分の好みがどういった物なのかがはっきりした。このペンケースのように重厚で堅牢なつくり、何十年使っても飽きの来ないシンプルなデザイン。こういうものを今後も作っていきたい。
・・話しは戻るが、このペンケースを手に取るとやっぱり絵を描きたいという気持ちが湧いてくる。先輩にお願いして弟子入りしよう。そして練習だ。

外出用ペンケースづくり(その2)

2008年01月03日 21時58分58秒 | レザークラフト
年始から作り始めたペンケース。各パーツの準備が整い縫製に入ったが、これが予想以上にむずかしい。ファスナーと裏地を一緒に縫うのに手間取って通常であれば30分もかからない作業に2時間近くも費やしてしまった。仕上がりもいまひとつ。外はまずまずだが内側がガタガタ。何度もやり直してこの有様だから、これが現在の実力なのだろう。(裏地を仮止めしたところ
まぁこれも「手縫いならではの味」と前向きにとらえて引き続き気持ちを込めて作ろう。

外出用ペンケース作り(その1)

2008年01月01日 21時21分12秒 | レザークラフト
2008年最初のものづくりは、ペンケースづくり。
今使っているペンケースは、家用、外出用、仕事用と3種類あるが、いずれも長さは16cm前後。シャーペンやボールペンがちょうど収まるサイズで気に入っている。しかし削りたての鉛筆が収まらない。
最近、鉛筆の良さに気づいて好んで使っている自分にとっては歯がゆくて仕方ない。そこで削りたての鉛筆でも入る外出用ペンケースを作ることにした。(ペンケース材料
初めての試みとして開閉部をファスナーにして、裏地にコッツウォルズで購入したシャモアレザー(写真のオフホワイトの革)を使ってみようと思う。
 このペンケースが完成したら外出する時に持ち歩いて、気に入った風景の絵なんかを描いてみたい・・。というのはちょっとした夢で、自分には、そんなことをする才能も知識もございません。実は職場にそういうことをしてる先輩がいて、ただ憧れているのです。