ものづくり日記

革製品を中心に作りたい物を作ってます。

エルメスの馬具職人

2012年11月25日 20時59分18秒 | レザークラフト
 いわるゆ「ハイブランド」が好きかと聞かれると答えはNOです。数年使っただけでボロボロになるバッグや小物が、果たして最高級品と言えるのでしようか。ただ、これはあくまで個人の趣味の問題でもあるので、否定も肯定もしません。
 そんな中で「これぞ真の最高級」という商品を作るブランドがあります。レザーを扱うブランドの中では、エルメスがその一つであることは明らかです。今日は神戸市立博物館に行った帰りに、阪急百貨店に寄りました。目的は、エルメスの革職人の「技」を見るためです。タイミングよく、乗馬用の鞍を作る実演をしていました。見るからに堅牢な革を相手に全身の力を使って穴を開け、縫い、縛りあげていく。職人さんの額には汗がにじんでいました。バッグ作りなんて比にならないド迫力です。ところが、さすがフランス職人。真剣に作業する合間にも冗談を交え、女性の質問には手を止めて丁寧に答える。それは日本でも英国でもない・・。文化というのは実に面白い。









会場全体にこの工具を描いたカーペットが。オシャレです。


マウリッツハイス美術館展もとても良かった。絵の技法等はよくわかりませんが、数百年前の暮らし、服装、空気を感じ取ることができる。地球上で唯一、人間のみに与えられた特権ではないでしょうか。

ブライドルレザーのポシェット 完成

2012年11月24日 07時52分08秒 | レザークラフト
 ポシェットがようやく完成しました。丁寧に作りましたので、完成度は高く長く使えると思います。ただ、デザインはどうかな?どんな服にも合うようにと考えて作りましたが、以外に合わせるのが難しいかもしれません。ちょっと反省です。

 このポシェットは前の職場で大変お世話になった方へ、お礼として贈ろうと思っています。その方は私の師匠です。(勝手にそう思っているだけですが。)
 私は自己啓発本をよく読むのですが、その中で度々出てくるのが「人生(仕事上)の師匠を見つけてその人から徹底的に学べ」といった言葉です。その意味はよくわかりますが、働く場所や環境が決められているサラリーマンはそういう人に巡り合う機会が多くはありません。もちろん優秀な方はたくさんいますけど。ところが私は、幸運にもそういう人に巡り合い、3年近く一緒に仕事をすることができました。学んだことは山ほどありますし、大きな財産となっています。最終的に自分はどうなりたいのか、という目標が明確になり、あとはそこに向かって進むのみだと思っています。本当にラッキーだったと思います。

 8月から職場は変わってしまいましたが、これまでの感謝の気持ちとしてこのバッグを贈ります!



「赤」がワンポイント入った服に合いそうです。


発送準備 ステファノブランキーの靴箱に入れて送ります。




ブライドルレザーのポーチ 本体縫い合わせ

2012年11月11日 20時38分44秒 | 一生物
 本体の縫い合わせ、もう少しで完成です。なかなかまとまった時間が取れませんが、少しずつ完成に向かってます。

 リサイクルショップでドイツ「フィスラー」のフライパンを見つけました。未使用品なのに、定価の半額以下で購入できました。普段使い+アウトドアで活用したいと思ってます。これまた一生物です。