キャメルのショルダー（その２）

基本的な作業は前作と同じだが、ところどころ改良を加えてみた。その１つが、ベルト通し（写真左側）。少しわかりにくいが、ベルトの両端を太くしてみた。前回は細かったために、しっかり縫えず、強度にやや不安が残った。（１針分ぐらいしか縫えてない。）今回はその点を改善をして、イメージ通りしっかりと縫えた。
※今回の写真では、革の表面のロウがきれいに消えている。これは拭き取ったわけではなく、低温のアイロンを革の表面に当ててロウをとかし、革に染み込ませたもの。きれいなキャメルになった！

さて、次は何にしようか

かなり波に乗ってきたレザークラフト。さて、次は何を作ろうかと考え始めたが、どうやら嫁さんも前作と同じショルダーバッグが欲しいようだ。「どんなのが良い」と聞くと「同じ形で色はキャメルがいい」らしい。よし、もう一つ作るか。ということで早速、東急ハンズへ行ってキャメルのブライドルレザーを購入した。２回目ということもあって要領はわかってるし、改良すべき点も把握している。良いのが作れそうだ。型紙は前回と同じ物を使えるので、裁断まではあっという間。正月返上、超特急で作ってやろう。
革に白い筋のようなものが入っているのがブライドルレザー特有のロウが浮き出た状態。しかし、これは出すぎちゃうか！？

クリスマスプレゼント

２３日に完成したショルダーバッグ。何度見ても良い（親ばか）。市販されているバッグには到底及ばないし、もうちょっと工夫すればよかったと思う点もあるが、現時点の自分としては最高の出来だ。当初、正月にばあちゃんにプレゼントしようと思っていたが、直ぐに渡したくなって、今日、クリスマスプレゼントとして持って行った。ばあちゃんも９４年の人生で初めてだろうなぁ、クリスマスにプレゼントをもらうのは。早速、肩から掛けたり、中を覗いたり大喜びだった。改めて思ったが、手作りは本当にいい。

【ショルダー完成！！】

１１月１３日から始めたショルダーバック作り。遂に完成した！！結局、１カ月半程度で作ることができたが、さすがにしんどかった。製作過程では紹介しきれていないが、革を裁断した断面にヤスリがけをして形を整え、色付けをし、トコノール（仕上げ剤）を塗るといった地味な作業（コバ仕上げという）が結構多い。それでもプレゼントするからには、見えない部分であっても一切手抜きしたくなかった。自分でも納得の素晴らしい作品が出来た！！（後ろから）サイズ 21×7×20cm

ショルダー製作（その４）

相変わらずまとまった時間がとれないが、夜中を中心に何とか作業を進めている。そして、いよいよ大詰めに差し掛かった。最難関とも言える本体とまちの縫い合せ。菱ギリで１つずつ穴を開けながら縫い進めていくので、かなり時間と神経を使う。もっと良いやり方があるのかも知れないが、今の自分にはこの方法しかない。コツコツがんばろう。
写真にもあるように、本体とまちを固定するのにＷクリップが大活躍。「当て布」ならぬ「当て革」をすれば傷がつかない。使えそうなものはどんどん活用するぞ。