姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

客観的に物事を見る。知識と体験の違いは大きい!保健室コーチング基礎講座

2013年08月13日 | 保健室コーチング

【2013年 8月13日の記事 現在速習コースと呼んでいる2日間の講座を当時は「基礎講座」と呼んでいました】


 2日間の保健室コーチング基礎講座名古屋会場のまとめです。


全国から集まってくださった養護教諭さん、また福祉施設の指導員さん。


はじめは堅かった 表情も 2日目終了時には 全く別人のようになっていらっしゃいました。


ある養護教諭さんは 基礎講座終了後に 即、ベーシックコースにお申し込みくださいました。


そこには 「目からうろこが何枚おちたことか!」と メッセージがありました。


本気で 本気で 学んでくださった今回の方々


本当にありがとうございます。


1日目は 保健室子コーチングの背景理論であるNLPと脳科学、認知科学について


ワークや体験を交えながらのレクチャーが中心でした。


中でも みなさんが興味を持ってくださったのが


 VAK理論


「あああ、だから 上司の言っていることがなかなかすんなり自分の中に落ちてこなかったわけだ!」


「どうりで 職員会でうまく説明できないはずだ。そういうことなんだ!」


なんて 声が上がっていました。


また、「普段の自分はすごくVタイプ。なのに 養護教諭として子どもたちに関わるときは Kタイプになって、必要以上に相手の感情と同一化することもわかりました」


などの声もありました。

 

 また、保健室コーチングにおける体感アプローチの基本的概念となる


アソシエイト ディソシエイト  も 


 みなさんが 保健室に来室する子どもたちのことを思いうかべながら、納得してくださいました。


 この概念を利用した「スタジアムビューイング」ワークでは


 悩みの内容を一切話さなくても 感情的に入り込んで「どうにもならない」と感じていたことが 


 ディソシエイとをし 知覚を変えることで 


 あっという間に 「なんだ、大したことないじゃん」という感覚に変化し 


 客観的になって自分の口から「こうすればいいんだ」という解決策まで飛び出す。。。


 これに要する時間 せいぜい5分。

 

 保健室にやってくる子どもたちには休み時間の10分という時間で対応し 


 気持を前に向かせて教室で元気に授業を受けさせるということが


 とても大切なことなので十分に対応できます。


 多くの子どもたちは心の悩みを一番最初に「体調不良」という形で表現して保健室にやってくるわけですから


 休み時間のわずかな時間で顔色や表情まですっかり変わって教室に戻ってくるのをみて 


 担任の先生が「どんな魔法を使ったんですか」といわれるらしいです。(これは、コース修了生の方からよく報告をいただきます)


 これを体験したある受講生さん


 「客観的にものを見るって口では言うけど どうしたらいいのって思っていました。自分が体験してこういうことなんだ!ってわかりました。シンプルなのにすごいです」との感想でした。

 

    


 背景理論と現場でのつながりを 1日目にしっかりと学んでいただき


2日目は ワーク三昧です。


 保健室コーチングのアプローチは 次の3つに分類しています。↓


■言語アプローチ(主として言語を活用したアプローチ・傾聴や質問)

■体感アプローチ(NLPの手法を使った脳の科学を活用した体を使ったワーク)

■フィジカルアプローチ(体に直接触れたり クライアント自身ができる体の調整法で からだから心を変えるワーク)


基礎講座では これらのアプローチの中でも基本的ですぐに活用できるものをお伝えします。

 

 アプローチの基本となるのは 「支援する側の状態管理」    


 状態管理ができればニュートラルな状態を保つことができるようになります。


 このことが、傾聴する際の中立的立場を作り出し、相手の感情に巻き込まれることがなくなります。


  最近はスキルとしてのペーシングもその危険性がわかり、やっていません。


 そんなスキルをはるかに超えて、相手に影響を与えるのが 「状態管理」です。


 自分の状態ひとつでクライアントの状態がどうなるのかもばっちり検証、体験していていただきました。


 これは傾聴だけでなく アプローチ全体において 同じように機能します。


    


 言語アプローチでは、


 NLP的な質問アプローチ、FINFの概念も取り入れたシンプルな本質に迫る質問アプローチ、


 保健室で短時間に活用できる質問シートなどを用いて、その気づきを楽しんでいただきました。

 

 体感アプローチでは、


 言語表現が苦手な子 緘黙の生徒 あるいは年齢が低い子どもなどにも非常に効果的であることを体験を通して学んでいただきました。

 

 フィジカルアプローチでは 


 教育キネシオロジー(ブレインジム)の概念を活用した体からのアプローチを学んでいただきました。


 

       


 笑いあり、気づきの涙ありの 本当に素晴らしい2日間でした。


 受講生の皆さん、アシスタントのみなさん


 本当にありがとうございました。

 




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