（一社）ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー
生きづらさを生きるチカラに変換するメソッドを提供している
桑原朱美です。
今日のテーマは
「特別支援の生徒が＜き・せ・かお＞で養護教諭の顔を作ってくれました」です。
昨日は、三重県で養護教諭の先生方への研修のため1日出張しておりました。
主催は、志摩市学校保健会で、志摩市と鳥羽市の養護教諭の先生が
参加されました。
三重県は、弊社の保健室コーチングベーシックコース修了生がとても多い県です。
その中でも特に志摩市には、
アドバンスコーチ2名 レジリエンスコーチ1名が
現場で活躍しています。
通称『チーム三重（チームパルケエスパーニャ）』と呼ばれています(笑)
このチームは、定期的に集まって、お互いの悩みについてコーチングしあったり
実践交流をされているとてもパワフルな方々。
研修は午後からだったのですが、少し早めに集まってくださり
ランチをしながらの情報交換をしました。
いつも明るくて、お互いをリスペクトされながらのこの3人の関係性は
素晴らしいなぁと感じています。
さて、研修では、
保健室コーチングの基本的な考え方と支援者としてのスタンスを前半に
後半は、弊社の対人支援ツールを使ってのワークをしていただきました。
研修の後半で 「き・せ・かお」を体験していただきました。
テーマは、「自分が幸せを感じている時の顔」
若い方も、ベテランの方も、楽しそうにたくさんの顔パーツを使って表現されていました。
今、改まった相談を嫌がる子供が増えています。
自分の感情を言葉にすることができず、
「うざい、死にたい死ね」などの単語を使うことしか表現方法しかできないという子供もいます。
そこで活躍するのが、子どもたちの言葉を引き出す
「人生の魔法カード」や「き・せ・かお」あるいは「すごろくシリーズ」です。
中でも「き・せ・かお」は、ダントツの成果を上げています。
ポイントは、遊びとして、雑談のツールとして使うこと。
前述のチームパルケエスパーニャの先生方が、研修の中で
現場で活用する中、気づいたこととして、
次のようなことをシェアしてくださいました。
・子どもたちは、混乱している時や心の整理がつかない時に、
目を「ぐるぐる巻き」にしたり、「？マーク」を使う傾向がある
・特別支援の生徒が、言語化できない自分の想いを、表現するのにすごく役つ
使いこなしているからこそ、こうした新しい発見も出てくるのですね。
そんな中で、一番面白かったのは、次の事例です。
特別支援の生徒が、来室した際に、養護教諭の顔を作ってくれるのですが、
自分自身（養護教諭）が余計なことをたくさん抱えている時は、
その顔にたくさんのパーツを山盛りにした顔を作ります。
この生徒は、言葉を十分につかえない分、五感すべてを使って
相手を理解しようとする能力はすごいと感じます。
彼らは、こうやって大人を観察している！
それは本当に的確。
生徒が作る顔を見て、自分の状態を知るという
面白い現象も起きています。
面白いですね。
生徒さんとの深いラポールがあってこそですね！
私たち大人も、彼らのように、五感をフルに使って
相手を観察することが大切ですね
さて、研修の後、教育センターの指導主事の先生からも
「き・せ・かお」と添付の説明書を絶賛する言葉をいただきました。
また、参加者の中には「ベーシックコースを受けたい」とおっしゃる方もあり
うれしい限りの1日でした。
皆様も、ぜひ、現場での活用事例を教えてください。
それでは
今日も素敵な1日を！
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