教室に戻りなさい！→心の病院に行くんや！離せ！

こんにちは

（一社）ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー
生きづらさを生きるチカラに変換するメソッドを提供している

桑原朱美です。

今日のテーマは

「教室に戻りなさい！→心の病院に行くんや！離せ！」です。

1月に、山口県の某市学校保健会で講演させていただきました。
テーマは『養護教諭のコアコンセプトと協働力』

あなたの保健室は、どんなところだと周りの人は認識しているだろう？
あなたはどんなビジョンをもって保健室経営をしているだろう？

各省庁や自治体から、これでもかと言わんばかりに降りてくる

様々な要求にただうんざりしている場合ではないよね。
（確かに現場は大混乱するけどねぇ）

養護教諭という仕事を通して
「このことを絶対に子どもたちに伝えたい」というメッセージがあれば
それを軸にして、さまざまな案件を1つの軸でまとめることができる

などのお話をし、グループごとでたくさんのワークをしていただきました。
感想は以下の記事にまとめました。

≪感想まとめ≫
https://ameblo.jp/finf-hime/entry-12839761656.html

≪印象に残ったことのまとめ≫
https://ameblo.jp/finf-hime/entry-12839788798.html

さて、今日の本題はここから！（前置き長っ！）

保健室コーチングベーシックコース名古屋11期生の受講生
H先生から、第2講の感想が届きました。

先ほどの長い前置きとの関連があるので、一部抜粋してご紹介しますね。

担任に怒られるとイライラして頻回来室している児童。
職員室前の廊下で他の職員に
「授業中にどこ行くの？教室に戻りなさい」と注意をされていました。
その児童は「心の病院へ行くんや　離せ！」と何回も叫んでいました。
その場から逃げて保健室へ来室しました。

彼は保健室を「心の病院」と思っているのか。。。と、なんだか複雑な気持ちになりました。
私自身が保健室をどのように捉えていくのか、
どのように保健室経営をしていくのかきちんと考えてみます。

H先生は、発達に課題がある子どもや家庭的な不安定さからのトラブルが
とても多い小学校に転勤されました。
毎日、教室を飛び出してしまったり、友達とトラブルを起こす子が
保健室にやってきます。

予約のない保健室で、10分の間に、
数人の子どもたちに同時に来室し、その対応をするH先生。
（全国の養護教諭が同じ状況です）

第1講終了後は、子どもたちにペーシングしながら丁寧に対応することで
子どもたちがあっという間に落ち着きを取り戻したという実践も
ご紹介くださいました。

今回も第2講で学んだ「脳科学傾聴」で
子どもたちの混乱した脳内を整理しました！と報告をしてくださいました。

さて、H先生も「複雑」と書いていらっしゃる「心の病院」という子どもの言葉。

Ｈ先生の中には
「子どもたちの様々な行動は、決して病気ではないのに…」
という想いがあるのかもしれません。
「保健室は病院ではないけどなぁ・・」という思いもあるかもしれません。

ただ、桑原自身は、表現はどうあれ、その子が
『心が乱れたときは、保健室に行けば冷静になれる』
と実感している素直な言葉だなぁと感じました。

保健室は、それに加えて『問題を成長に変える場』でもあります。
Ｈ先生の中には、その想いが強くあります。
保健室コーチングでは、
『問題をきっかけに自分を知り、同じような場面に出会った時
どのように考え、どう行動するかを学んでいく場である』
ことを一貫して伝えています。

Ｈ先生の、地道な関わりが
やがて彼らの「思考」「行動」に変化が起きる時がくるでしょう。

H先生のかかわりからは、いつも
「自分で自分の問題を解決できる力があるんやで」という
温かいメッセージを感じます。

養護教諭の先生や支援職方の中には、
「私がこの子を助ける」というスタンスの方もいらっしゃいます。
様々な考えがあってもよいのですが、
その関係が「私がいなきゃだめだよね」になってしまうと
それは、無意識に自分の存在価値をそこに求めているだけということもあるのです。

自分のかかわりの先に何があるのかというビジョンが明確であれば
今、この瞬間にどんなかかわりが必要かがおのずと見えてきます。

養護教諭って本当に素敵な職業ですね！

それでは、今日も、素敵な1日を！

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この記事は、桑原朱美公式メルマガ／生きづらさを生きる力に変える波動脳科学レッスン
「教室に戻りなさい！→心の病院に行くんや！離せ！」の記事を

加筆修正してお届けしています。

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