姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

感想を客観的に分析し次に生かすために

2022年04月27日 | 保健室コーチング

(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー
桑原朱美です。
 

 

今日のテーマは
「感想を客観的に分析し次に生かすために」です。


昨日の「脳と痛みの法則」の続編です。

 

 

●昨日の記事のまとめ
 

・脳は「快」と感じたことは繰り返えそうとし、「痛み(不快)」と感じたことは避けたいという習性をもつ
・この習性は、自分を守るためのもの。
・うまく機能すれば「学習」となるが、行き過ぎると「執着」「制限」となる
・うまくいったことに執着しすぎると前に進めなくなる
・これは授業や講座の感想も同じ


●感想に一喜一憂するのは自己満足
 

一生懸命考えて構築した授業や講座の反応が良いと嬉しくなります。

子どもたちや参加者の感想で「ああ、頑張ってよかった」
と喜びがあふれるのは当然。

普段、触れ合っている子どもたちであれば
「あの子がこんなふうに感じてくれた」と成長を感じることもあります。

桑原も、講演や講演の感想で
自分が目指すゴール(どう変化してほしいか)に
沿った結果が得られるともちろんうれしく思います。

ただ、そこで終わってしまうと自己満足の世界。

プラスの感想であれ、ネガティブな感想であれ
自分の喜びとかがっかり感だけで
処理してしまっては、もったいない!

桑原と同期でNLPを学んだ講師業をしている友人は
こんなことを言っていました。

-----------

講師を始めたころ
ネガティブな感想があると
その要求にこたえなきゃと
思っていた時期があった。

そうすると、自分の本来のゴールから
ずれてしまうと気づいた。


それに気づいてから
もっとここを詳しく教えてほしい!
これを知りたかった!といわれても

自分が設定したゴール
自分のスタンスを崩すものであれば
そこには答えないということができるようになった。

求められたら、なんでもやってあげなきゃ
というのは、
そうしないと自分が否定されるという
恐怖や不安から来ているんだよね。

あの人すごいといわれるために
やるんじゃないんだよね。


-----------

本当にそうですよね。

自分がぶれてしまうのは、相手に受け容れてほしい!
自分をプラスに評価してほしい!という気持ちが強いから。

 

●感想から何を読み取るか

そのためにも、
授業や講座、講演の感想から何を読み取るかを
明確にする必要があります。

桑原は、小中学生の講演では
脳の仕組みや言葉の影響力を
テーマにお話しすることが多くあります。

すると、子どもたちの感想に
次のような内容が時々見られます。

『これからはもっと前向きに考えて
ポジティブに生きていこうと思います』


一見、理解してくれたように感じる感想ですよね。


以前、こうした感想について
毛利恭枝講師とこんな話をしたことがあります。

「前向きに考えろとか、ポジティブがいいなんて
一言も言ってないのに、こういう感想書く子
いるよね。ここに思い込みが見えるよね」


一見、プラスの感想の中に
「ポジティブはよくてネガティブは悪い」
というX=Yが根強くあることが見えてくるのです。


●感想を客観的に分析し次に生かすために

感想は、「自分が掲げたゴール」から
再度検証する必要があります。


プラスの感想があったからよかった
マイナスの感想が多かったから駄目だった
という授業者サイドの感情で終ってはもったいないのです。

桑原は、感想の分析を
次のように行っています。

→自分の話をどうとらえたのか。
・そう感じる理由となった自分の説明の課題は何か
・そこをどのように変えるとよいのか

→受講者側が潜在的に持っている「思い込み」は何か
・今後、こうした思い込みに切り込むためにどんな工夫が必要か

→受講者の心にヒットした事例は何か
・なぜ、それは響いたのか

→抵抗を示した人の裏側にある「思い込み」「苦しさ」は何か
・その苦しさを理解することから生まれる新しい授業(講座)のテーマは何か

などなど。

こうした分析をすることで、
講師(授業者)としての自分の評価がどうのこうの
喜んでもらえたなどという小さな視点での
自己満足から脱却することができます。

相手が自分をどう評価したかなど
どうでもよいのです。


これは、学校行事などでも同じですね。


根底にあるものは
「なぜ、この授業をするのか(現状の分析)」
「その授業のゴールは何か(心情・行動・知識)」
「そのゴールのために何をどのように伝えるのか」
「どのような構成にすれば、相手の思考を動かし、感情を動かすことができるのか」
という授業者(講師)側の揺るがない視点


誰の中にも、必ずあるので、

明確化し、言語化することが必要です。

 

それでは、

今日も、素敵な1日を!

 

 

p.s.
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P.S.2
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インタビューライブのアーカイブ!

 

 

 

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