姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

先生からいただいた地図を手に、自分の領土を探検します

2022年09月20日 | 保健室コーチング

(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー 桑原朱美です。


今日のテーマは
「先生からいただいた地図を手に、自分の領土を探検します」です。

8月無料コンサルで
ある会員さんから、素敵な言葉を聴きました。

30分コンサルの後半、
「私は、先生からいただいた地図を手に、自分の領土を探検します」
と、おっしゃったのです。

先日、桑原がブログに書いた
『本気で「領土」に入り、自分で「地図を作る」覚悟はありますか』
https://ameblo.jp/finf-hime/entry-12758039420.html
を読んでくださったのです。

これまでも、保健室コーチングなどの講座で
何度も、お伝えしてきたことです。
それをしっかりと理解してくださっていました。


■地図と領土という概念

NLPには、「地図と領土」という言葉があります。

私たちが何かを伝える時、
体験のすべてを語ることはできませんよね。

体験とは、無限の情報を含んでいます。
(視覚情報、聴覚情報、嗅覚情報、触覚情報、味覚情報、その他)
しかし、自分が認識できるのものは、自分が焦点を当てたものだけです。
ゆえに、この時点でも、盲点となっている情報はたくさんあります。

さらに、言語にできるのは、その一部。
体験をすべて話すことは不可能なので
自分なりに「省略」「歪曲」「一般化」して
単純化して、言葉にします。

だから、言葉とはとても不完全です。
どんなに説明しても、それでも、やはり不完全です。


不完全な部分は、相手は、自分の解釈で補って理解します。

これが、「伝えたけど伝わっていない」の原因であり
コミュニケーションミスの原因です。


■本や講座での情報は「地図」

桑原が、伝えているメルマガの記事も
講座で語ることもたくさんの情報をわかりやすくまとめていますが
情報の一部でしかありません。

実際の体験=領土
それをわかりやすく単純化、歪曲、一般化したもの=地図


桑原が伝えているのは「地図」にすぎません。
皆さんが受け取っている情報は、どんなものであれ
その人の体験や学びの一部である「地図」にすぎません。

いろいろな方々の学び方を見ていると

その地図だけを見てその地図をかき集めて
分かった気になる人と


その地図を実際に自分の領土(現実)に再度落とし込み
こういうことかと実際にじっくりと時間をかけて
そこから、自分でその地図を分解し

自分自身で、自分なりの地図を再構築していこうとする人といます。

数時間の講演や講座で聞いた話など
地図にすぎないのです。


その地図を、深く領土に落とし込むこともなく
すぐに誰かに伝えようとするときも
当然、省略、歪曲、一般化が起きます。

人が作った地図を安易に自分の地図で伝えてしまうからです。


講座で学んだことを、安易に他の人につたえることはひかえてください

というのは、著作権だけの問題ではなく
間違った情報が伝わってしまうからです。


■自分で何かを作れないけれど、すごいといわれたい人たち

桑原は、以前、「先生のパワーポイントください」
と言われたことが数回あります。

また、保健室コーチングのテキストのデータを
売ってくださいという方もありました。

いずれも、そこそこ立場のある方であったり
スゴイ講師と言われている人だったり。

質問カードやスケジュール管理の内容を
そのままパクり「自分が作りました」と
高額の講座をされている方もいて、

驚愕と怒りに震えました。

でもね、地図をどんなにいじくりまわして
きれいにデコレートしても
それは、とても浅いものでしかありません。


それを、誰かに伝えていこうなんて
相手に対して失礼だと思うのですが
きっとそういう方は、そんな感覚はないのでしょう

自分がすごいといわれたい
自分の事業がもうかればよいという考えなのでしょう。


■地図を手に入れたその後こそが大事

もちろん、講座でお伝えするものの中には
すぐにご自身の現場で活用できるものは、たくさんあります。

それを現場で使っていただくことは、
その方が、自分の体験として学んだことを
自分の領土(現実)の中で活用することだから
どんどん実践してほしいのです。


その体験の中で
「ああ、こういうことか」と言葉にならないほどの
納得する実感を受け取ることができれば
そこから初めて、自分の言葉になります。


それをすることもなく、聞いた内容を
そのまま、誰かに伝えても
相手には何一つ、伝わらないということです。

弊社の認定講師たちにも
様々な課題を与えて、トレーニングをしています。

だから、一般的な協会ビジネスで行われているような
創始者が作った講座資料をそのままつかって
このような流れでこうやりなさいというやり方をしていません。


地図と領土ということを考えたとき、
何より大切なのは、
桑原が言ったとおりのことを


オウムのように話すことではなく
上手に話すことでもなく


地図を上手にデコレートして見栄えの良いものに
することでもありません。


毛利恭枝講師に、初めて保健室コーチング速習コースを託したとき
桑原は、一切パワーポイント資料を渡しませんでした。
自分で作ってみてと突き放しました。


彼女は、自分でそれをやり遂げました。
だから、今の毛利講師の深さがあります。

大切なのは、どんな学び方をしたのか

そして、地図を手に入れた後の行動と再構築なのです。


■知らない間にステージアップしていたKさん

話を戻します。
無料コンサルを受けてくださったKさん。

ご自身で気づいていらっしゃらなかったのですが
すでにステージアップされていました。
それを伝えると、驚いていらっしゃいました。

保健室コーチングを学び始めてまだ数年だと思うのですが
あっという間にステージアップされていました。

それは、彼女の学び方(手に入れた地図を自分の領土に落とし込む)
にあったのだとわかりました。



それでは、今日も
素敵な1日を!

 

 

この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」
 2022年8月16日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。

 

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講座の感想
■保健室コーチングアドバンスコースの感想

1つの文章にたくさんの行間が詰まっている
https://ameblo.jp/finf-hime/entry-12758039423.html

以前の私は頑なで苦しい生き方しか知りませんでした
https://ameblo.jp/finf-hime/entry-12757929971.html

本気で「領土」に入り、自分で「地図を作る」覚悟はありますか」
https://ameblo.jp/finf-hime/entry-12758039420.html

■ハートマッスルレジリエンスメソッド活用講座

https://ameblo.jp/finf-hime/entry-12758717530.html

https://ameblo.jp/finf-hime/entry-12758891352.html

■レギュラー会員向け特別講座感想

https://ameblo.jp/finf-hime/entry-12758717565.html

https://ameblo.jp/finf-hime/entry-12758946975.html
 

 

 



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