【2011年1月24日 記事】
保健室コーチングベーシック名古屋3期 第1講 2日目
今日からの参加者も加え 2日目スタート
1日目の復習をざっとした後、昨日の続き V.A・Kのワークから始めました。
ペーシング、傾聴をする際に、相手の内的世界に寄り添うことはとても大切なことで、その時の視点の一つが、相手が世界を認識する「VAK」を 観察すること。
ペアの方のしぐさ、ことば、視線、呼吸、意識の位置、などを観察し、フィードバックします。
養護教諭さんとお母さんの共通点は、いつも 無意識に 子どもたちのあらゆる点を観察していること。
だからでしょうか?
保健室コーチングでも ママンコーチングでも 本当にみなさん すばらしい観察力を発揮されます。ただ、観察するより、「視点」をもって観察することは とても大切なこと。
そして 傾聴トレーニング
ポジションニング バックトラッキングの 脳科学的な意味を説明しました。
傾聴は 2講 3講でも 扱っていきますが、
第1講でおこなう 傾聴トレーニングは
体験がことばになる段階で 脳内の情報処理システム によって起こる 「削除(省略) 一般化 歪曲」をキャッチするセンサーを 高めるトレーニング&メタモデル質問のトレーニングです。
b私たちが使っていて、わかったと思っている「ことば」とは まさに「地図」であり「領土そのもの・実際のこと」とかけはなれていることかを 楽しく実感していただきました。
あまり まじめなテーマでやりすぎると まじめな受講生さんは
正しくやろうという意識になってしまうので、
今回からは 思いっきり「遊び感覚」で 楽しみながら その感覚をつかんでいただきました。
日常の中でも いかにして 楽しみながらそのセンサーを高めていくかのアドバイスも。学びの場は どこにでも 転がっていますね。
午後からは 「The Source of Wish」
いったんスキルの習得から離れ、ご自身の「願いの源泉」を探っていきます。
まさに What Do I Want? を 問いかけるワークです。
ペアの組み換えをしたのですが、ちょっとびっくり!
いつも、そうなのですが、偶然ではなく、このときに出来上がったペアを見て
「完璧!」と直感的に感じました。
面白いのですが、アシスタントさんも 同じように 「うわ!これ、必然のペアだわ~」と感じていたようです。
そんなペアで、ワーク開始!
ワークで使っているシートは、そのまま 保健室や家庭で つかっていただけるもので、
日常会話的なとっかかりから、彼らの価値観や内的世界にもっている本音を引き出すので
抵抗なく(いかにも 相談活動されていますという感じではなく) 取り組むことができます。
実際に 受講生さんたちにも これを使ってご自身の価値観やモチベーション、人生の願いなどを 徐々に引き出していきます。
養護教諭の研修は 数あれど、スキル的なものや疾病や対応の仕方がメイン。当たり前といえば当たり前です。
DOも Haveも大事なのですが その前に明確にしたいのは BE(どうあるか)
超多忙な養護教諭さんは、 子どものために何ができる化を最優先し、ご自身のことを見つめていく機会や時間が作れないのです。
子どもの心と体にかかわる 大切な仕事だからこそ、ご自身のことを深い意味で 本当の意味で 大切にしていただきたいと思うのです。
2つのワークを終えた 受講生さんからは
「気軽に答えたことから、自分の中でなんとなく感じていたことが掘り出され、びっくりしました。全く違うワークなのに 二つの答えが同じで リンクしていて 驚きました」
「お互いがもっている課題が同じで、リンクしていてビックリです」
「怒りというキーワードから最終的に浮かび上がったものが、全く逆のワクワクするような価値観でした。とっても不思議」
みなさん、お疲れ様!
ホームワークも楽しんでやってみてくださいね。
長時間にわたり、記録をしてくださったHさん ありがとうございました。