足が冷える、ぼく冷え性なんだ、といって来室した生徒。彼はとても体感覚が強い生徒です。
とても敏感がゆえに、集団の中にいると、他の友達の感情まで受け取ってしまって苦しんですね。
それはさておき、彼にこんなアドバイスをしました。
体の中を、温かい血液がめぐるイメージをしてみて。
しばらく目をつぶっていた彼は、
「うわぁっ。親指が異常にあったかくなってきた」
体感覚が強い生徒は、これくらい体の反応として出てきます。
「でも、足があったかくならないなぁ」
「じゃ、足湯に入っている感覚をイメージで味わってみて」
「足湯!わかった」
しばらくその感覚を体でイメージしていた彼は
「先生、左足の指先だけが冷えている。あとは、すごくあったかくなった」
人間の体はすごいです。
「そうか、はじめのときに比べるとずいぶん、あったかく感じるようになったんだね。
人間のイメージ力って凄い力でしょ?
あなたは、すごく体の感覚が強いから、よけいに体で感じることができるんだと思う。そういう人って、
いい変化を起こしやすい体質でもあるんだよ。ただし、いいイメージを体で感じた場合だけどね。」
「そうなの?」
「そうだよ。たぶん、いつも学校へ行くのがいやだったりする時って、こんなことがあるかもしれない。あいつがウザイかもしれない・・みたいなことをイメージしてしまうんじゃない?そうすると、からだの力も入らないし、体が重くなってくる。」
「あ、そんな感じ。でも、何を考えているのかはわからないんだけど・・・」
「自分がどんなふうに考えているかっていうのを、少し意識してみるといいかもね」
「人間は無意識にいろいろなことを考えてしまうからね・・・。無意識に考えているパターンを意識的に見つけて、どこかで、自分の考える方向を変えていくと、からだの感覚も違ってくる。いやなこと考え始めているぞって、気がついたら、ちょっと意識の先を変えようかって、違うこと考えるだけで、気分が変わってくるよね」
人間の意識は、その瞬間瞬間にひとつのことしか選べないのです。
すごいね!ブログ3位だったね!!
今度は何位なんだろうね??
またねー!!