PCが家庭に普及し始めた頃、私は大正生まれの舅・姑を相手に介護の真っ最中。
IT化とは無縁の生活をしてました。
それでも「ブラインドタッチは覚えといたほうがいいぞ~」と夫に言われ、
(今思うと入力を手伝わせようとの計画か?)
練習ソフトの起ち上げ方だけを教えてもらってキーボードに向かいました。
そのソフトはレストランの客の注文を次々打ち込んで、テキパキできればお客さんニコニコ、
遅いとお客がだんだんイライラしはじめ、最後にプンプン怒りながら出て行ってしまう、というしかけ。
当然最初は怒られてばかり。これがゲームだとわかっていても情けなくて。
焦れば焦るほど間違えるし、覚えられない。
何か月かやってまったくものにならず投げ出しました。
それから十年くらいたって、思い直して自分の工夫でやり始めたら
一週間くらいで文章を書く分だけは手元を見ないで打てるようになりました。
職場では通用しないスピードでしょうが、どうせ今更就職するわけじゃなし、
自分の頭が考える文章を考えるスピードで書ければ充分です。
おばさん脳がおっつかないのに、指だけ動いて何になりましょう(笑)
あの苦しい練習は何だったのかなぁ。
遊びのつもりでも、人を責めたり怒ったりするソフトは
私のような気の小さい人間には向きません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます