クワ
桑の実が熟して、下の道が黒くなるほど落ちるようになりました。
放置した畑にも桑の木がたくさん生えています。隣のもっと早くから放置された林から鳥が運ぶようです。
桑の実はおいしいので待ちかねて食べる方もあるようですが、もう、これだけたくさん実っているといささかグロテスクで、私は食欲が湧きません。びっしり実った枝を写真に撮ってみるとちょっと“ギョッ!”とする感じなので、割合まばらな枝の写真を使っています。
これがビッシリだとちょっと・・・
絵に描く好みとしてはこれくらいでしょうか。
桑の木はお茶の道具などにも使われていますが、私が育った家では濡れ縁が桑の木でできていました。うんざりするような夏の盛りに、厚さ3センチもあるような桑の無垢板はひんやりとして気持ち良く、ほっぺたを乗せてはその緻密な感触を楽しんだものです。
作品公開HPへどうぞ